④ 金融実務② 貸金庫・融資・国庫帰属

相続アドバイザー3級133

問題

共同相続人の全員が相続放棄をした結果、相続人が誰も存在しない状態となった場合に民法が設けている制度として正しいものはどれか。

A最も血縁の近い親族を特別相続人に指定し、清算手続を行わせる。
B相続財産を直ちに国庫に帰属させ、国が債権者への弁済手続を行う。
C被相続人の債権者が協議会を設立し、自ら相続財産を処分する。
D相続財産自体を法人とし、家庭裁判所が相続財産清算人を選任する。✓ 正解

正解

D相続財産自体を法人とし、家庭裁判所が相続財産清算人を選任する。

解説

全員が相続放棄して相続人が不存在となった場合、相続財産を法人とし、家庭裁判所が相続財産清算人を選任して清算手続を行わせます。

分野解説:④ 金融実務② 貸金庫・融資・国庫帰属

貸金庫の開扉と内容物の確認、投資信託・国債など預金以外の商品の承継、被相続人が借入人だった場合の債務の承継、当座勘定や手形・小切手の扱いなど、預金以外の相続実務を横断する分野。可分債務である金銭債務は相続人が法定相続分に応じて当然に分割承継するという原則と、免責的債務引受などで借入人を一本化する実務との対比が要点になる。2023年4月27日施行の相続土地国庫帰属制度は、相続等で取得した土地を一定の要件のもとで国に引き取ってもらう仕組みで、建物がある土地や担保権が設定された土地は却下されるなど要件が細かい。審査手数料と負担金の納付が必要な点も含めて整理しておきたい。

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