③ 金融実務① 相続預金の払戻し
相続アドバイザー3級 第103問
問題
遺言執行者に関する記述として、正しくないものはどれか。
A遺言書に遺言執行者の指定に関する記載がない場合、家庭裁判所の審判により選任されることがある。
B遺言執行者が存在しない場合、受遺者の本人確認を行ったうえで払戻し手続を進める。
C遺言執行者に指定された者は必ず就職しなければならず、就職を拒絶することはできない。✓ 正解
D金融機関が遺言執行者に預金を適切に払い戻した後に、遺言執行者が払戻金を横領しても、金融機関は何ら責任を負わない。
正解
C:遺言執行者に指定された者は必ず就職しなければならず、就職を拒絶することはできない。
解説
遺言において指定された遺言執行者は、必ずしも就職する必要はなく、就職を拒否することができる。
分野解説:③ 金融実務① 相続預金の払戻し
被相続人の死亡を把握した金融機関の対応から、相続人の確認、必要書類の徴求、払戻しまでの実務を扱う。中心は2019年7月1日施行の預貯金の払戻し制度で、各共同相続人は口座ごとに「相続開始時の預貯金債権の額×3分の1×その相続人の法定相続分」まで、同一の金融機関につき150万円を限度として単独で払い戻せる。前提として、預貯金債権が遺産分割の対象になるという判例の考え方も押さえたい。つまずきやすいのは、150万円という上限が口座単位ではなく金融機関単位である点と、家庭裁判所の保全処分による仮払いとの区別。戸籍の収集や法定相続情報一覧図の使い方もあわせて問われる。
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相続アドバイザー3級について
相続の手続と相続税を、銀行の窓口目線で体系的に学ぶ
| 主催 | 銀行業務検定協会(運営:株式会社経済法令研究会) |
|---|---|
| 出題形式 | 四答択一式〈一部事例付〉50問(各2点)。内訳は(1)基本知識40問、(2)技能・応用(事例付四答択一式)10問。公開試験はマークシート式で、CBT方式も同内容・同レベルで実施される |
| 試験時間 | 120分(公開試験は試験開始後60分間と終了前10分間は退席禁止) |
| 受験料 | 5,500円(税込)。CBT方式は別途、事務手数料330円(税込)がかかる |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上(公開試験は試験委員会にて最終決定) |
| 難易度 | ★★★☆☆(第163回・2026年3月実施の公式集計で受験者1,422名・合格者593名・合格率41.70%、平均点54.96点。合格ラインの60点まであと一歩という層が厚く、範囲の広さの割に取りこぼしが響く) |
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