⑤ 数値予報

気象予報士174

問題

予報精度の限界とその要因について、適切な記述はどれか。

A観測網を無限に増やせば、大気の完全な初期状態を表現でき、誤差はゼロになる。
Bモデル精度が向上すれば、過去の予報値を切り捨てて実況データのみで完全な予報が可能になる。
C解析予報サイクルにおいて、前回の予報誤差は次の解析結果に全く影響を与えない。
D格子点上の平均値を計算するという手法自体が、初期値に誤差を生む原因の一つである。✓ 正解

正解

D格子点上の平均値を計算するという手法自体が、初期値に誤差を生む原因の一つである。

解説

観測誤差に加え、格子点上で平均値を計算するという仕組みそのものが誤差を含む要因となります。

分野解説:⑤ 数値予報

コンピュータで大気の運動方程式を解く数値予報のしくみを学ぶ分野です。観測データの品質、客観解析における第一推定値と解析予報サイクル、初期値化(イニシャリゼーション)、4次元変分法といった初期値作成の手順が問われます。積雲対流や放射・地表面過程などを近似的に扱うパラメタリゼーションも頻出テーマです。原理が抽象的で理解しづらい分野ですが、観測→解析→予報という一連の流れをイメージし、各手法が何を目的に行われるかを押さえることが重要です。

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気象予報士について

大気を読み解く難関国家資格

主催一般財団法人 気象業務支援センター
出題形式学科(一般知識・専門知識)各15問のマークシート多肢選択式/実技は記述式
試験時間学科 各60分・実技1 75分・実技2 75分
受験料11,400円(学科1科目免除は10,400円・2科目免除は9,400円)
合格基準学科は各15問中11問以上正解、実技は総得点が満点の70%以上(難易度により調整される場合がある)
難易度★★★★★
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