⑦ 工事別計算・工事収益の認識
建設業経理士2級 第283問
問題
前期に着工し工事進行基準を適用している工事において、当期に請負金額が増額された場合、当期の工事収益の計算における請負金額の取り扱いはどうなるか。
A増額された新しい請負金額を用いて当期の工事収益を計算する✓ 正解
B前期の請負金額のままで計算する
C前期の収益を過去に遡って増額修正する
D増額分は工事完成時に全額収益計上する
正解
A:増額された新しい請負金額を用いて当期の工事収益を計算する
解説
見積額(請負金額など)の変更は変更された期の損益に反映させるため、新しい請負金額を用いて計算します。
分野解説:⑦ 工事別計算・工事収益の認識
工事ごとの原価集計と収益計上を扱う分野です。工事別計算では、工事台帳による個別原価計算の考え方、完成工事原価報告書の作成が中心になります。工事収益の認識では、工事の進行途上で収益を計上する方法と、完成引渡時に計上する方法の区別が最重要論点です。進行基準では工事進捗度の見積り(原価比例法)と各期の収益・原価・利益の計算が頻出になります。建設業ならではの会計処理であり、確実に押さえたい領域です。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
建設業経理士2級について
建設業の会計を扱う業界特化型の簿記資格
| 主催 | 一般財団法人 建設業振興基金 |
|---|---|
| 出題形式 | 記述式(計算・仕訳・精算表など)。詳細は公式サイトで要確認 |
| 試験時間 | 2時間 |
| 受験料 | 7,120円(税込)※2級・3級同日受験は12,620円 |
| 合格基準 | 正答率70%を標準とする |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
建設業経理士2級の関連記事
工事収益の認識を先に固める建設業経理士2級の9分野
複式簿記が土台という点は日商簿記と同じでも、工事ごとに原価を集計する仕組みが入ると景色が変わります。9分野の比重、固有の勘定科目の押さえ方、当日の進め方、合格後の道筋を順に置いていきます。
連結会計が出ない建設業経理士2級と日商簿記2級の距離
範囲の狭さだけを見て侮ると、建設業固有の勘定科目と工事収益の認識で足をすくわれます。9分野の重さの差、学習にかかる時間、独学の可否、経営事項審査での価値、落ちる人の型を並べて確かめます。
未成工事支出金は何を集める箱か|建設業経理士2級の骨格
見慣れない勘定科目に戸惑うのは、商業簿記との対応がまだ見えていないからです。原価の4区分、決算時に起きること、工事別に管理する意味までを、原価の流れを1枚の図に落とす発想で追いかけます。