⑫ 技能・応用②(親族外承継)

事業承継アドバイザー3級395

問題

譲渡会社の社長が個人所有する不動産の一部を、対象会社が無償で使用して店舗を営業している場合、財務デューデリジェンス上、推奨される是正措置はどれですか。

A不動産賃貸借契約書を締結し、対象会社から社長に対して適正な賃料を支払うようにする✓ 正解
B無償使用のまま、契約関係を明確にするために使用貸借契約書のみを締結する
C不動産の所有権を対象会社に無償で移転させ、会社の自己所有資産とする
D営業を継続するために、店舗の家賃相当額を社長への役員賞与として加算支給する

正解

A不動産賃貸借契約書を締結し、対象会社から社長に対して適正な賃料を支払うようにする

解説

法人と個人の関係を明確に区分・分離するため、不動産賃貸借契約を締結して適正な賃料の授受を行うべきです。

分野解説:⑫ 技能・応用②(親族外承継)

親族外承継を題材にした計算・事例問題で、収録50問と最も多い分野です。事業譲渡の会社法手続は、譲渡側の特別決議と譲受側で決議が必要になるかの判断が数値を変えて問われます。契約や債権債務の承継手続、潜在債務を抱える企業を買う場合の手法選択・価格調整・表明保証と補償による対処も扱われます。デューデリジェンスは具体的で、営業許可、賃貸借契約の条項、未払退職金、社長個人資産の混在、役員貸付金、資産除去債務、破産更生債権等の貸倒引当金が出ます。資金面では調達必要額の内訳、レーマン方式の基準額、年倍法、LBO後の財務影響、のれんの会計と税務、PMIの初期対応、土地・建物の相続税評価が問われます。

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事業承継アドバイザー3級について

金融機関の渉外担当者向け、事業承継支援の実務検定

主催銀行業務検定協会(実施・運営は株式会社経済法令研究会、CBT実施は株式会社CBTソリューションズ)
出題形式CBT四答択一式〈一部事例付〉全50問(基本知識40問+技能・応用5事例10問)
試験時間120分
受験料5,500円(10%消費税込)。ほかに1申込につき事務手数料330円(税込)
合格基準100点満点(50問×各2点)中60点以上
難易度★★★★☆(やや難しい)
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