⑫ 技能・応用②(親族外承継)

事業承継アドバイザー3級392

問題

M&A実行において「株式譲渡」を選択する場合の潜在債務の承継関係について、誤っているものはどれですか。

A株式譲渡は対象会社の権利義務の一切を承継する包括承継であるため、潜在債務も承継される
B株式譲渡契約において「潜在債務を承継しない」と規定すれば、第三者である債権者に対して潜在債務の承継を免れることができる✓ 正解
C株式譲渡契約に非承継の規定を設けても、対象会社が抱える潜在債務そのものは対象会社に残る
D潜在債務を承継したくない場合は、包括承継である株式譲渡ではなく特定承継である事業譲渡を選択すべきである

正解

B株式譲渡契約において「潜在債務を承継しない」と規定すれば、第三者である債権者に対して潜在債務の承継を免れることができる

解説

株式譲渡は包括承継であり、契約内で承継しない旨を規定したとしても対象会社が抱える潜在債務を免れることはできません。

分野解説:⑫ 技能・応用②(親族外承継)

親族外承継を題材にした計算・事例問題で、収録50問と最も多い分野です。事業譲渡の会社法手続は、譲渡側の特別決議と譲受側で決議が必要になるかの判断が数値を変えて問われます。契約や債権債務の承継手続、潜在債務を抱える企業を買う場合の手法選択・価格調整・表明保証と補償による対処も扱われます。デューデリジェンスは具体的で、営業許可、賃貸借契約の条項、未払退職金、社長個人資産の混在、役員貸付金、資産除去債務、破産更生債権等の貸倒引当金が出ます。資金面では調達必要額の内訳、レーマン方式の基準額、年倍法、LBO後の財務影響、のれんの会計と税務、PMIの初期対応、土地・建物の相続税評価が問われます。

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事業承継アドバイザー3級について

金融機関の渉外担当者向け、事業承継支援の実務検定

主催銀行業務検定協会(実施・運営は株式会社経済法令研究会、CBT実施は株式会社CBTソリューションズ)
出題形式CBT四答択一式〈一部事例付〉全50問(基本知識40問+技能・応用5事例10問)
試験時間120分
受験料5,500円(10%消費税込)。ほかに1申込につき事務手数料330円(税込)
合格基準100点満点(50問×各2点)中60点以上
難易度★★★★☆(やや難しい)
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