① クレーン・デリックの概要と構造
クレーン・デリック運転士(学科) 第36問
問題
マストステップの接合部が球形座になっている理由として正しいものはどれか。
Aマストの回転をスムーズにするため。
Bマストの長さを調整するため。
Cマストを強固に固定するため。
D荷をつったときのマストの傾きを容易にし、無理を生じさせないため。✓ 正解
正解
D:荷をつったときのマストの傾きを容易にし、無理を生じさせないため。
解説
球形の座はマストの傾きを許容し、無理な力をかけないため。
分野解説:① クレーン・デリックの概要と構造
学科科目「クレーン及びデリックに関する知識」の入口となる分野です。天井クレーン・橋形クレーン・ジブクレーン・アンローダなどの種類と各部の名称、ガイデリック・スチフレッグデリック・ジンポールといったデリックの形式、そしてつり上げ荷重・定格荷重・定格速度・作業半径・揚程といった用語の定義を押さえます。用語の定義は法令や力学の分野でも前提として繰り返し出てくるため、ここでの取り違えが後の失点に直結します。構造では走行・横行・巻上げの三つの運動と、ガーダ・サドル・トロリの位置関係を図でつかんでおくと理解が早くなります。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
クレーン・デリック運転士(学科)について
つり上げ荷重5トン以上のクレーンを操る国家免許
| 主催 | 公益財団法人 安全衛生技術試験協会(厚生労働大臣指定試験機関) |
|---|---|
| 出題形式 | 学科4科目・各10問の計40問/100点満点。クレーン及びデリックに関する知識10問(30点)、関係法令10問(20点)、原動機及び電気に関する知識10問(30点)、力学に関する知識10問(20点)。別に実技試験(クレーンの運転/運転のための合図) |
| 試験時間 | 学科は13:30〜16:00の2時間30分。1科目免除者は13:30〜15:30の2時間、2科目免除者は13:30〜14:45の1時間15分(出張試験は会場ごとに別途設定)。実技は午前・午後に分けて受験票に記載 |
| 受験料 | 学科試験8,800円(非課税)。実技試験は別途14,000円(非課税)。振込手数料は受験者負担で、受験票発行後の返還は不可 |
| 合格基準 | 学科は科目ごとの得点が40%以上、かつ合計が60%以上(100点満点で60点以上、30点満点の科目は12点以上、20点満点の科目は8点以上)。1科目でも40%を切れば合計が60%以上でも不合格。実技試験は減点の合計が40点以下 |
| 難易度 | ★★★☆☆ 学科の合格率は5〜6割台。範囲は広いが出題パターンが安定しており過去問演習が効く |
クレーン・デリック運転士(学科)の関連記事
クレーン・デリック運転士は免許区分を決めてから学科へ
学科は4科目40問。構造は名称と役割の対応づけ、電気は公式を絞り込み、力学は単位まで合わせて手を動かす。科目ごとに攻め方を変える必要があります。実技教習という選択肢の使いどころも扱います。
捨て科目が作れない試験|クレーン・デリック運転士の学科
未経験者と現場経験者では、つまずく場所がまるで違います。令和7年度の免許区分別・学科実技別の合格率、力学をどこまで固めれば下限を超えられるか、収録307問の分野内訳から負荷を確かめます。
トン数を読み取る科目|クレーン・デリック運転士の関係法令
つり上げ荷重と定格荷重を取り違えると、法令の設問は連鎖的に外れます。0.5トン・1トン・3トン・5トンの境目で、運転の資格、玉掛け、設置届と設置報告、検査証の扱いがどう動くかを数直線に並べました。