2級造園施工管理技士(第一次検定) ⑤ 土木・設備

造園工事に伴う土木と設備を扱う分野です。土工では土量計算、法面の安定と保護、排水計画が中心になります。擁壁と石積みでは構造の種類と施工上の留意点が対象です。設備では公園の給水設備と排水設備、電気設備(照明・コンセント)、遊具の設置基準と安全対策、防災施設が問われます。造園単独ではなく土木や建築の要素が混じる領域なので、他区分と共通する基礎知識として押さえておくと理解が進みます。

この分野の問題35問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

1311350m3の盛土(締固め土量)をする場合、現地に運搬すべき土量(ほぐし土量)として正しいものはどれか。ただし、土量変化率はL=1.2、C=0.9とする。

  1. A1458m3
  2. B1800m3
  3. C1620m3
  4. D1500m3
正解と解説を見る

正解:B1800m3

締固め土量1350を変化率C(0.9)で割り地山土量を求め、変化率L(1.2)を掛けてほぐし土量を算出する。

この問題の解説ページを開く →

132法面勾配「1割5分」の正しい意味はどれか。

  1. A水平長さを15として、垂直高さを1とする割合
  2. B水平長さを1として、垂直高さを1.5とする割合
  3. C垂直高さを1.5として、水平長さを10とする割合
  4. D垂直高さを1として、水平長さを1.5とする割合
正解と解説を見る

正解:D垂直高さを1として、水平長さを1.5とする割合

法面勾配は垂直高さを1として、水平長さをその割合で表示する。

この問題の解説ページを開く →

133敷地造成における盛土に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. A盛土材料には、圧縮性が小さく、吸水による膨潤性の低い土を使用した。
  2. B下層は盛土自体の重さで安定しやすいため、上層のみ締め固めた。
  3. C急斜面の盛土基礎地盤において、盛土の滑動を防ぐための段切りを行った。
  4. D盛土を行う地盤の草木や切株は、有害になるので必ず取り除いた。
正解と解説を見る

正解:B下層は盛土自体の重さで安定しやすいため、上層のみ締め固めた。

盛土は基礎地盤から均質なものをつくる必要があり、下層も十分に締め固める必要がある。

この問題の解説ページを開く →

134建設機械「ランマ」の主な施工用途として、正しいものはどれか。

  1. A敷ならし
  2. B締固め
  3. C掘削積込み
  4. D掘削押土
正解と解説を見る

正解:B締固め

ランマの施工用途は「締固め」である。「掘削」等ではない。

この問題の解説ページを開く →

135盛土の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A締固め可能な岩塊が混じった土砂は、盛土材料として使用してはならない。
  2. B盛土荷重による沈下を見込まず、所定の高さに正確に仕上げる。
  3. C盛土材料の含水比をできるだけ最適含水比に近づけて締め固める。
  4. D粘性土をタイヤローラで締め固める際は、接地圧を高くして使用する。
正解と解説を見る

正解:C盛土材料の含水比をできるだけ最適含水比に近づけて締め固める。

締固め効果を最大にするため、最適含水比に近づける処置をして締め固める。

この問題の解説ページを開く →

136アスファルト混合物の締固め作業の順序として、正しいものはどれか。

  1. A初転圧 → 二次転圧 → 仕上げ転圧 → 継目転圧
  2. B初転圧 → 継目転圧 → 仕上げ転圧 → 二次転圧
  3. C継目転圧 → 仕上げ転圧 → 初転圧 → 二次転圧
  4. D継目転圧 → 初転圧 → 二次転圧 → 仕上げ転圧
正解と解説を見る

正解:D継目転圧 → 初転圧 → 二次転圧 → 仕上げ転圧

アスファルト混合物の締固めは、継目転圧、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順序で行う。

この問題の解説ページを開く →

137アスファルト舗装において、プライムコートを施工する位置として適当なものはどれか。

  1. A路床表面
  2. B表層表面
  3. C基層表面
  4. D路盤表面
正解と解説を見る

正解:D路盤表面

プライムコートは路盤とアスファルト混合物のなじみを良くするため、路盤表面に施工する。

この問題の解説ページを開く →

138アスファルト舗装の施工中に雨が降り始めた場合の対応として、適当なものはどれか。

  1. A敷ならし作業を中止し、敷ならした混合物はすみやかに締固めて仕上げる。
  2. B敷ならし作業を継続し、通常通りに仕上げる。
  3. C敷ならし作業を中止し、敷ならした混合物はそのまま放置する。
  4. D敷ならし作業を中止し、敷ならした混合物はすべて撤去する。
正解と解説を見る

正解:A敷ならし作業を中止し、敷ならした混合物はすみやかに締固めて仕上げる。

雨が降り始めた場合は作業を中止し、すでに敷ならした混合物は速やかに締め固める。

この問題の解説ページを開く →

139アスファルト舗装におけるタックコートの主な目的はどれか。

  1. A路盤からの水分の蒸発を遮断する。
  2. B路盤表面部に浸透し、その部分を安定させる。
  3. C新たに舗設する混合物層とその下層などとの接着をよくする。
  4. D降雨による路盤の洗掘などを防止する。
正解と解説を見る

正解:C新たに舗設する混合物層とその下層などとの接着をよくする。

他の選択肢はプライムコートの目的であり、タックコートは層間の接着を目的とする。

この問題の解説ページを開く →

140園路のアスファルト舗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. A透水性舗装の場合は、透水性を高めるためにプライムコートを散布する。
  2. B基層を設ける場合は、通常、加熱アスファルト混合物を用いる。
  3. C継目を施工する場合は、下層の継目の上に上層の継目を重ねないようにする。
  4. D敷ならし時の混合物温度は、一般に110℃を下回らないようにする。
正解と解説を見る

正解:A透水性舗装の場合は、透水性を高めるためにプライムコートを散布する。

透水性舗装は、原則としてプライムコートを施工しない。

この問題の解説ページを開く →

141擁壁の形式のうち、自重によって土圧を支持する形式のものはどれか。

  1. A片持ばり式擁壁
  2. Bもたれ式擁壁
  3. C重力式擁壁
  4. D控え壁式擁壁
正解と解説を見る

正解:C重力式擁壁

重力式擁壁は、自重によって土圧を支持し、躯体に引張応力を起こさないように設計する。

この問題の解説ページを開く →

142ブロック積擁壁の施工において、ブロックの背面に設けるコンクリートの名称はどれか。

  1. A裏込めコンクリート
  2. B胴込めコンクリート
  3. C均しコンクリート
  4. D基礎コンクリート
正解と解説を見る

正解:A裏込めコンクリート

ブロックと地山の間に打設されるのは裏込めコンクリート、ブロックの隙間に詰めるのは胴込めコンクリートである。

この問題の解説ページを開く →

143鉄筋コンクリート構造における「かぶり」の定義として、正しいものはどれか。

  1. A鉄筋の表面と鉄筋の表面との間隔
  2. B鉄筋の中心からコンクリート表面までの距離
  3. C鉄筋の中心から隣接する鉄筋の中心までの距離
  4. D鉄筋の表面とコンクリート表面との最短距離
正解と解説を見る

正解:D鉄筋の表面とコンクリート表面との最短距離

「かぶり」は鉄筋表面とコンクリート表面との最短距離であり、耐荷力や耐久性に影響する。

この問題の解説ページを開く →

144重力式擁壁の水抜き孔の設置基準として、一般的なものはどれか。

  1. A10平方メートルに1箇所、直径10cm以上
  2. B5〜8平方メートルに1箇所、直径10cm以上
  3. C2〜3平方メートルに1箇所、直径5cm以上
  4. D1平方メートルに1箇所、直径3cm以上
正解と解説を見る

正解:C2〜3平方メートルに1箇所、直径5cm以上

容易に排水できる高さに直径5cm以上の水抜き孔を、2〜3㎡に1箇所設けるのが原則である。

この問題の解説ページを開く →

145片持ばり式擁壁のつま先版の長さは、一般に底版部のどの程度とすることが多いか。

  1. A1/5程度
  2. B1/3程度
  3. C1/2程度
  4. D1/10程度
正解と解説を見る

正解:A1/5程度

片持ばり式擁壁のつま先版の長さは、底版部の1/5程度とすることが多い。

この問題の解説ページを開く →

146芝生の造成に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. A植栽土壌は、地表から30cm程度まで耕耘し、雑草等を取り除く。
  2. B播種後の最初の刈込みは、草丈が十分生長してから短めに刈り込む。
  3. C芝張は、4月から9月のうちの酷暑時を除く時期が適期である。
  4. D張芝後は、芝の根が土と密着するようにローラ等で転圧するのがよい。
正解と解説を見る

正解:B播種後の最初の刈込みは、草丈が十分生長してから短めに刈り込む。

長く伸びた芝を急に短く刈り込むと芝がダメージを受けるため、適当な時期に適切な高さで刈る必要がある。

この問題の解説ページを開く →

147芝生における目土かけの目的として、誤っているものはどれか。

  1. A水分の蒸発を完全に遮断する
  2. B芝生地の凹凸の整正
  3. C刈かすなどの分解促進
  4. D芝生の発根促進
正解と解説を見る

正解:A水分の蒸発を完全に遮断する

目土かけは発根促進や凹凸整正などが目的であり、水分の蒸発を完全に遮断するものではない。

この問題の解説ページを開く →

148芝生地のエアレーションの主な目的はどれか。

  1. A芝の葉を短く保ち美観を向上させる
  2. B土壌中の通気性を良くして根の発育を促進する
  3. C雑草の発芽を物理的に抑え込む
  4. D土壌の表面を平滑に締め固める
正解と解説を見る

正解:B土壌中の通気性を良くして根の発育を促進する

エアレーションは土壌に穴をあけ、通気性を良くして根の発育促進や若返りを図る作業である。

この問題の解説ページを開く →

149芝生に灌水を行うのに最適な時間帯はどれか。

  1. A日中(正午前後)
  2. B早朝
  3. C夕方から夜間
  4. D深夜
正解と解説を見る

正解:B早朝

日中の高温時は蒸発が多く生育障害を招くため、灌水は日中を避け朝に行うのが最適である。

この問題の解説ページを開く →

150日本芝と西洋芝の特徴に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A西洋芝の多くは種子繁殖が容易である。
  2. B日本芝は酸性・アルカリ性土壌に耐えられない。
  3. C日本芝は全てが冬型芝である。
  4. D西洋芝は踏圧に対して日本芝より優れている。
正解と解説を見る

正解:A西洋芝の多くは種子繁殖が容易である。

西洋芝は種子繁殖が容易である。日本芝は夏型であり、踏圧にも強い。

この問題の解説ページを開く →

151給水管を他の地下埋設物と近接して布設する場合、保たなければならない最小間隔はどれか。

  1. A15cm
  2. B50cm
  3. C30cm
  4. D100cm
正解と解説を見る

正解:C30cm

再掘削時の事故防止等のため、他の埋設物との最小間隔は30cm以上とする。

この問題の解説ページを開く →

152給水工事において、空気溜りを生じるおそれがある場所に設置すべきものはどれか。

  1. A減圧弁
  2. B空気弁
  3. C止水栓
  4. D分水栓
正解と解説を見る

正解:B空気弁

管内に停滞した空気を自動的に排出するため、空気溜りが生じる場所には空気弁を設置する。

この問題の解説ページを開く →

153電食のおそれがある場所に給水管を布設する場合の対策として、正しいものはどれか。

  1. A金属製のさや管で防護する
  2. B給水管に防食用の塗料を厚く塗布する
  3. C給水管の埋設深さを通常の2倍にする
  4. D非金属性の材質の給水管を布設する
正解と解説を見る

正解:D非金属性の材質の給水管を布設する

迷走電流による電食を防ぐため、非金属性の材質の給水管を使用する。

この問題の解説ページを開く →

154給水管と排水管が平行または交差して埋設される場合の原則として、正しいものはどれか。

  1. A給水管と排水管は接触させて布設する
  2. B給水管を排水管の下方に埋設する
  3. C給水管を排水管の上方に埋設する
  4. Dどちらを上方にしてもよい
正解と解説を見る

正解:C給水管を排水管の上方に埋設する

衛生上の観点から、給水管は排水管の上方に埋設し、水平間隔は50cm以上とする。

この問題の解説ページを開く →

155歩道における給水管の浅層埋設工事において、管路の頂部と路面の距離は原則として何m以下としないこととされているか。

  1. A0.3m
  2. B1.2m
  3. C0.8m
  4. D0.5m
正解と解説を見る

正解:D0.5m

歩道における浅層埋設では、管路の頂部と路面の距離は0.5m以下としないことと規定されている。

この問題の解説ページを開く →

156雨水排水管への取付け管の勾配として、遵守すべき基準はどれか。

  1. A1%よりも急にしてはならない
  2. B10‰よりもゆるくしてはならない
  3. C5%よりもゆるくしてはならない
  4. D勾配を設けてはならない
正解と解説を見る

正解:B10‰よりもゆるくしてはならない

排水管へ接続する取付け管の勾配は10‰(1%)よりもゆるくしてはならない。

この問題の解説ページを開く →

157排水管渠の接合において、管径が変化する場合の標準的な接合方法はどれか。

  1. A管底接合
  2. B管中心接合
  3. C管頂接合または水面接合
  4. D段差接合
正解と解説を見る

正解:C管頂接合または水面接合

管径の変化や管渠が合流する場合の接合方法は、原則として水面接合又は管頂接合とする。

この問題の解説ページを開く →

158芝張り側溝の特徴として、適当でないものはどれか。

  1. A雨量が多く地形が急なところの排水に最適である
  2. B底を浅く、段差がないようにする必要がある
  3. C底面の洗掘を防ぐために芝を張って補強したものである
  4. D園路と園地の排水を兼ねて設けられることが多い
正解と解説を見る

正解:A雨量が多く地形が急なところの排水に最適である

芝張り側溝は強度的に弱いため、雨量が多く地形が急な所には不向きである。

この問題の解説ページを開く →

159上流管と下流管の管底差が60cm程度ある場合に用いるべきマンホールはどれか。

  1. A副管付きマンホール
  2. B小型マンホール
  3. C組立1号マンホール
  4. Dドロップシャフト
正解と解説を見る

正解:A副管付きマンホール

段差が60cm以上つく場合には、下流への落下を防ぎ管を保護するため副管付きマンホールを用いる。

この問題の解説ページを開く →

160暗渠排水のフィルター材として砕石を用いる場合、そのまわりを埋め戻す材料として最も適当なものはどれか。

  1. A玉石
  2. B粘土
  3. Cシルト
  4. D粗砂
正解と解説を見る

正解:D粗砂

暗渠のフィルター材(砕石など)のまわりは、浸透性が良く目詰まりを防ぐ粗砂で埋め戻す。

この問題の解説ページを開く →

161道路を横断する場合の低圧架空引込線の高さは、原則として路面上何m以上とするか。

  1. A3.0m
  2. B4.0m
  3. C5.0m
  4. D6.0m
正解と解説を見る

正解:C5.0m

車両等の交通の支障とならないよう、道路横断時の低圧架空引込線は路面上5.0m以上とする。

この問題の解説ページを開く →

162地中電線路を、車両などの重量物の圧力を受けるおそれのある場所で直接埋設する場合、必要な埋設深さは何m以上か。

  1. A0.3m
  2. B0.6m
  3. C1.0m
  4. D1.2m
正解と解説を見る

正解:D1.2m

重量物の圧力を受ける場所での地中電線路の埋設深さは1.2m以上を確保する。

この問題の解説ページを開く →

163公園の屋外照明における、白熱電球と高圧水銀ランプの比較として正しいものはどれか。

  1. A白熱電球は演色性に優れ、寿命が短い。
  2. B白熱電球は演色性に優れ、寿命が長い。
  3. C白熱電球は演色性に劣り、効率が優れる。
  4. D白熱電球は演色性に劣り、寿命が長い。
正解と解説を見る

正解:A白熱電球は演色性に優れ、寿命が短い。

白熱電球は高圧水銀ランプに比べ、演色性に優れるが、効率が劣り寿命が短い。

この問題の解説ページを開く →

164公園内の電気工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. A接地極を地中に埋設する作業を電気工事士が行った。
  2. B重量物の圧力を受けるおそれのない場所で、地表から60cmの深さに埋設した。
  3. C地中配線工事において、ケーブルの接続を管路内で行った。
  4. D低圧ケーブルの屈曲半径を、仕上がり外径の6倍以上とした。
正解と解説を見る

正解:C地中配線工事において、ケーブルの接続を管路内で行った。

ケーブルは、管路内またはトラフ内で接続してはならない。

この問題の解説ページを開く →

165照明灯の接地極の埋設基準として、適当なものはどれか。

  1. A乾燥した場所に地下0.3m以上の深さに埋設する。
  2. B湿気の多い場所に地下0.75m以上の深さに埋設する。
  3. C雨水が溜まる場所に深さの規定なく埋設する。
  4. Dコンクリート基礎の内部に完全に埋め込む。
正解と解説を見る

正解:B湿気の多い場所に地下0.75m以上の深さに埋設する。

接地極は湿気が多く腐食の恐れがない場所を選び、地下0.75m以上の深さに埋設する。

この問題の解説ページを開く →
2級造園施工管理技士(第一次検定)の全分野一覧へ戻る