高圧ガス製造保安責任者 乙種化学 ⑥ 学識1(単位・気体の性質・熱力学・反応速度)

学識科目の前半で、化学・物理の計算基礎を扱う分野です。SI単位(Pa・J・W・Nなどの組立て)、理想気体の状態方程式やボイル・シャルルの法則、気体の性質、熱力学第一・第二法則やエンタルピー、反応速度と反応次数などが頻出です。乙種化学は計算問題が多く、公式を正確に使いこなす力が問われます。単位の定義と気体・熱力学の基本式を確実に覚え、例題を反復して計算に慣れておくことが得点につながる分野です。出題数50問。

この分野の問題50問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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251SI単位系において、1 Paを正しく表しているものはどれか。

  1. A1 kg・m/s2
  2. B1 kg・m2/s2
  3. C1 kg・m2/s3
  4. D1 kg/(m・s2)
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正解:D1 kg/(m・s2)

1 Pa = 1 N/m2 = 1 kg/(m・s2)である。

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252SI単位系において、1 Jを正しく表しているものはどれか。

  1. A1 kg・m/s2
  2. B1 kg/(m・s2)
  3. C1 kg・m2/s2
  4. D1 kg・m2/s3
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正解:C1 kg・m2/s2

1 J = 1 N・m = 1 kg・m2/s2である。

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253SI単位系において、1 Wを正しく表しているものはどれか。

  1. A1 kg・m/s2
  2. B1 kg・m2/s3
  3. C1 kg/(m・s2)
  4. D1 kg・m2/s2
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正解:B1 kg・m2/s3

1 W = 1 J/s = 1 kg・m2/s3である。

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254SI単位系において、1 Nを正しく表しているものはどれか。

  1. A1 kg/(m・s2)
  2. B1 kg・m2/s2
  3. C1 kg・m2/s3
  4. D1 kg・m/s2
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正解:D1 kg・m/s2

1 N = 1 kg・m/s2である。

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255SI単位に関する記述で、誤っているものはどれか。

  1. A1 N = 1 kg・m・s-2
  2. B1 Pa = 1 kg・m-1・s-2
  3. C1 W = 1 kg・m2・s-3
  4. D1 J = 1 kg・m・s-2
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正解:D1 J = 1 kg・m・s-2

1 J = 1 N・m = 1 kg・m2・s-2が正しい。

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256一酸化炭素(モル質量28.0 g/mol)の標準状態(0℃、101.3 kPa)における密度はおよそいくらか。

  1. A0.75 kg/m3
  2. B1.25 kg/m3
  3. C1.00 kg/m3
  4. D1.50 kg/m3
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正解:B1.25 kg/m3

標準状態のモル体積22.4 L/molより、28.0/22.4 = 1.25 kg/m3となる。

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257実在気体30 molの体積が、173℃、22 MPaにおいて2.0×10^-3 m3であった。圧縮係数はおよそいくらか。気体定数R=8.31 J/(mol・K)とする。

  1. A0.28
  2. B0.60
  3. C0.88
  4. D0.40
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正解:D0.40

z = pV/(nRT) = (22×10^6 × 2.0×10^-3) / (30 × 8.31 × 446) ≒ 0.40。

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258温度27℃の理想気体を、圧力一定で156℃まで加熱した。体積はおよそ何倍になるか。

  1. A1.2倍
  2. B3.3倍
  3. C5.6倍
  4. D1.4倍
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正解:D1.4倍

シャルルの法則より V2/V1 = T2/T1 = (156+273)/(27+273) = 429/300 ≒ 1.43倍。

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25920℃の気体を圧力一定で加熱し、体積が1.5倍になった。加熱後の温度(℃)はおよそいくらか。

  1. A77℃
  2. B107℃
  3. C167℃
  4. D135℃
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正解:C167℃

T2 = 293K × 1.5 = 439.5K。セルシウス温度に直すと 439.5 - 273 = 166.5℃。

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260モル質量32 g/molの理想気体の、27℃、100 kPaにおける密度はおよそいくらか。R=8.31 J/(mol・K)とする。

  1. A1.3 kg/m3
  2. B0.6 kg/m3
  3. C2.5 kg/m3
  4. D5.2 kg/m3
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正解:A1.3 kg/m3

ρ = pM/(RT) = (100×10^3 × 32×10^-3) / (8.31 × 300) ≒ 1.28 kg/m3。

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261理想気体の状態方程式から導かれる密度の式として正しいものはどれか。ただしMはモル質量とする。

  1. Aρ = M/(pRT)
  2. Bρ = RT/(pM)
  3. Cρ = pM/(RT)
  4. Dρ = pRT/M
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正解:Cρ = pM/(RT)

pV = (m/M)RT より ρ = m/V = pM/(RT) と導かれる。

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262分子量44の気体Aと分子量28の気体Bの混合気体(全圧120 kPa)がある。Aの分圧が30 kPa、Aの質量が17.6 gのとき、Bの質量はおよそいくらか。

  1. A34 g
  2. B17 g
  3. C22 g
  4. D27 g
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正解:A34 g

Bの分圧は90 kPa。分圧比よりモル比は1:3。nB = 3 × (17.6/44) = 1.2 mol。質量は1.2 × 28 = 33.6g。

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263気体A(22.0 g)と気体B(32.7 g)の混合気体で全圧が100 kPa、Aの分圧が30.0 kPaであった。Aの分子量が44のとき、Bの分子量はおよそいくらか。

  1. A16
  2. B20
  3. C32
  4. D28
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正解:D28

nA = 22.0/44 = 0.5 mol。分圧比nA:nB = 30:70よりnB = 0.5 × (70/30) = 1.166 mol。MB = 32.7/1.166 ≒ 28。

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264温度27℃、圧力0.1 MPaの理想気体の密度が1.12 kg/m3のとき、そのモル質量はおよそいくらか。R=8.31 J/(mol・K)。

  1. A17 g/mol
  2. B44 g/mol
  3. C28 g/mol
  4. D71 g/mol
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正解:C28 g/mol

M = ρRT/p = (1.12 × 8.31 × 300) / 0.1×10^6 = 0.0279 kg/mol = 28 g/mol。

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265系と外界との間で熱の出入りがない場合の状態変化を何と呼ぶか。

  1. A断熱変化
  2. B等温変化
  3. C定圧変化
  4. D定容変化
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正解:A断熱変化

熱の出入りがない状態変化を断熱変化という。

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266エントロピーについての記述で正しいものはどれか。

  1. A状態量ではない
  2. B過去の経路に依存する
  3. C状態量である
  4. D示強性の状態量である
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正解:C状態量である

エントロピーは状態量であり、変化の経路に依存しない。

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267熱力学における「状態量」に該当しないものはどれか。

  1. A温度
  2. B圧力
  3. C内部エネルギー
  4. D仕事
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正解:D仕事

仕事と熱量は変化の経路に依存するため状態量ではない。

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268実在気体が多孔質の栓を通過する際のジュール・トムソン膨張はどのような変化か。

  1. A等エンタルピー膨張
  2. B等温膨張
  3. C等エントロピー膨張
  4. D断熱可逆膨張
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正解:A等エンタルピー膨張

ジュール・トムソン膨張は等エンタルピー膨張である。

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269理想気体を加熱したときの定容変化に関する記述で誤りを含むものはどれか。

  1. A体積変化がないため外部に仕事をしない
  2. B加えられた熱はすべて内部エネルギーの増加に使われる
  3. C加えられた熱の一部が外部への仕事に使われる
  4. D温度が上昇する
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正解:C加えられた熱の一部が外部への仕事に使われる

定容変化では仕事W=0のため、熱はすべて内部エネルギー増加に使われる。

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270カルノーサイクルを構成する変化の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A2つの等温変化と2つの断熱変化
  2. B2つの等温変化と2つの定圧変化
  3. C2つの等容変化と2つの断熱変化
  4. D2つの定圧変化と2つの断熱変化
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正解:A2つの等温変化と2つの断熱変化

カルノーサイクルは2つの等温可逆変化と2つの断熱可逆変化で構成される。

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271ラウールの法則の説明として正しいものはどれか。

  1. A気体の溶解度は分圧に比例する
  2. B混合溶液中のある成分の蒸気圧は、純物質の蒸気圧と液相のモル分率の積に等しい
  3. C反応速度は反応物の濃度の積に比例する
  4. D全圧は各成分の分圧の和に等しい
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正解:B混合溶液中のある成分の蒸気圧は、純物質の蒸気圧と液相のモル分率の積に等しい

ラウールの法則は蒸気圧と液相中のモル分率の比例関係を表す。

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272純物質の融点と圧力の関係に関する記述で、正しいものはどれか。

  1. A圧力を高くすると必ず高くなる
  2. B圧力を高くすると必ず低くなる
  3. C圧力に依存せず常に一定である
  4. D圧力を高くすると、水のように融点が低くなる物質もある
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正解:D圧力を高くすると、水のように融点が低くなる物質もある

多くの物質は圧力上昇で融点が上がるが、水などは逆に下がる。

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273「三重点」に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A物質の種類に関係なく一定の温度である
  2. B気相、液相、固相の3相が共存し、圧力に依存しない
  3. C圧力によって温度が変化する
  4. D自由度が1である
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正解:B気相、液相、固相の3相が共存し、圧力に依存しない

三重点はその物質固有の温度と圧力で、3相が共存し圧力には依存しない。

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274温度100℃の高熱源と温度27℃の低熱源の間で作動するカルノーサイクルの熱効率はおよそいくらか。

  1. A0.50
  2. B0.20
  3. C0.75
  4. D0.90
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正解:B0.20

η = (T1-T2)/T1 = (373-300)/373 = 73/373 ≒ 0.196。

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275温度150℃の高熱源と温度20℃の低熱源の間で作動するカルノーサイクルの熱効率はおよそいくらか。

  1. A0.15
  2. B0.31
  3. C0.44
  4. D0.61
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正解:B0.31

η = (423-293)/423 = 130/423 ≒ 0.307。

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276温度0℃、圧力0.1013 MPaの理想気体16 g(分子量32)を、圧力一定で100℃まで加熱するのに必要な熱量が1.5 kJであった。定圧モル熱容量(J/(mol・K))はおよそいくらか。

  1. A30
  2. B7.5
  3. C15
  4. D45
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正解:A30

モル数=16/32=0.5mol。Q=nCpΔTより、1500 = 0.5 × Cp × 100。Cp=30。

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277カルノーサイクルの熱効率は何によって決まるか。

  1. A作動流体の種類
  2. B加えられた熱量の総和
  3. Cサイクルの体積変化量
  4. D高熱源と低熱源の温度
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正解:D高熱源と低熱源の温度

熱効率η = 1 - T2/T1 であり、熱源の温度のみで決まる。

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278エネルギーの出入りは可能であるが、物質の出入りのない系を何というか。

  1. A開放系
  2. B閉鎖系
  3. C孤立系
  4. D断熱系
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正解:B閉鎖系

エネルギーのみ出入りし、物質の出入りのない系を閉鎖系と呼ぶ。

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279理想気体の断熱圧縮において、正しい記述はどれか。

  1. A外部と熱の出入りがあるため温度が上がる
  2. B気体になされた仕事はすべて内部エネルギーの増加に使われ温度が変化する
  3. C内部エネルギーは変化しない
  4. D等エンタルピー変化である
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正解:B気体になされた仕事はすべて内部エネルギーの増加に使われ温度が変化する

断熱圧縮(Q=0)では、外部からされた仕事により内部エネルギーが増加し温度が上がる。

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280アレニウスの式に含まれない変数はどれか。

  1. A活性化エネルギー
  2. B気体定数
  3. C絶対温度
  4. D反応物の濃度
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正解:D反応物の濃度

k = A exp(-E/RT)であり、速度定数は濃度には依存しない。

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281A + B → R + S の化学反応における正反応の速度に関する記述で正しいものはどれか。

  1. A生成物RとSの濃度の積に比例する
  2. B反応物濃度のべき関数として表される
  3. C反応物AとBの濃度の和に比例する
  4. D常にAの濃度のみに依存する
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正解:B反応物濃度のべき関数として表される

反応速度v = k(CA^m)(CB^n) のように反応物濃度のべき関数で表される。

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282反応速度定数のアレニウスの式中の「頻度因子」に関する記述で正しいものはどれか。

  1. A温度への依存性が極めて大きい
  2. B活性化エネルギーと同じ単位を持つ
  3. C反応物間の衝突頻度にかかわる
  4. D触媒によってのみ変化する
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正解:C反応物間の衝突頻度にかかわる

頻度因子は衝突頻度に関わり、温度への依存は無視できる。

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283触媒が化学反応に与える影響として誤っているものはどれか。

  1. A反応平衡を移動させる
  2. B反応速度を変化させる
  3. C反応の選択性に影響する
  4. D固体触媒では反応物の分圧のべき指数が非整数になることが多い
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正解:A反応平衡を移動させる

触媒は反応速度や選択性には影響するが、反応平衡には影響を与えない。

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284「超臨界反応」に関する記述で正しいものはどれか。

  1. A反応速度が大きいため触媒は不要である
  2. B常に副生成物が発生しない
  3. C温度と圧力が臨界点を超えた領域での反応であり触媒が必要な場合もある
  4. D反応速度は圧力にのみ依存する
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正解:C温度と圧力が臨界点を超えた領域での反応であり触媒が必要な場合もある

超臨界領域での反応であっても、通常は触媒が必要となる。

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285固体触媒を用いる系での反応速度式の特徴として多いものはどれか。

  1. A分圧の整数ではないべき指数になる場合が多い
  2. B反応物の分圧の1乗に比例する
  3. C生成物の分圧に反比例する
  4. D温度に依存しなくなる
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正解:A分圧の整数ではないべき指数になる場合が多い

固体触媒を用いる系では、分圧の非整数乗になることが多い。

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286反応次数に関する記述で正しいものはどれか。

  1. A常に正の整数である
  2. B用いる触媒や反応条件によらず一定である
  3. C正反応と逆反応で常に同じ値になる
  4. D1次、2次、3次などがあり、触媒や条件により変わる
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正解:D1次、2次、3次などがあり、触媒や条件により変わる

反応次数は触媒や反応条件によって異なり、常に正の整数とは限らない。

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287活性化エネルギーの一般的な性質として正しいものはどれか。

  1. A通常は負の値をとる
  2. B通常は正の値をとる
  3. C常にゼロである
  4. D温度によって大きく変動する
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正解:B通常は正の値をとる

通常、活性化エネルギーは正の値をとる。

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288反応速度の定義に関する記述で正しいものはどれか。

  1. Aどの成分の濃度変化に注目しても同じ速度として表せる
  2. B反応物の減少速度と生成物の増加速度は常に等しい
  3. C微小時間の濃度変化の積分値で定義される
  4. D反応が進むにつれて常に速度は増加する
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正解:Aどの成分の濃度変化に注目しても同じ速度として表せる

化学量論係数で割ることで、どの成分に注目しても同一の反応速度となる。

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289自然に起こる変化の方向を示す指標として正しいものはどれか。

  1. Aエンタルピーが増加する方向
  2. Bギブズエネルギーが減少する方向
  3. Cエントロピーが減少する方向
  4. Dギブズエネルギーが増加する方向
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正解:Bギブズエネルギーが減少する方向

自然な変化はギブズエネルギーGが減少する方向に進む。

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290定圧変化において、気体が外界からもらう熱量Qを表す式として正しいものはどれか(Cpを定圧モル熱容量とする)。

  1. AQ = n R ΔT
  2. BQ = n Cp ΔT
  3. CQ = Cp ΔV
  4. DQ = n Cv ΔT
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正解:BQ = n Cp ΔT

定圧変化では Q = n Cp ΔT で表される。

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291理想気体を定圧で加熱したときの内部エネルギー変化ΔUの式はどれか。

  1. AΔU = Q + pΔV
  2. BΔU = n R ΔT - Q
  3. CΔU = Q - pΔV
  4. DΔU = pΔV - Q
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正解:CΔU = Q - pΔV

熱力学第一法則より Q = ΔU + pΔV なので ΔU = Q - pΔV となる。

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292実在気体の圧縮係数zについて、理想気体の場合の値はいくつか。

  1. A0
  2. B0.5
  3. C1
  4. D無限大
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正解:C1

理想気体ではpV=nRTが完全に成り立つため、圧縮係数zは1となる。

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293気体定数Rの値としてテキストで用いられているものはどれか。

  1. A8.31 J/(kg・K)
  2. B0.082 L・atm/(mol・K)
  3. C8.31 J/(mol・℃)
  4. D8.31 Pa・m3/(mol・K)
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正解:D8.31 Pa・m3/(mol・K)

R = 8.31 Pa・m3/(mol・K) = 8.31 J/(mol・K) である。

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294一定温度で、圧力pと体積Vの関係を示すボイル・シャルルの法則の「ボイルの法則」部分はどれか。

  1. ApV = 一定
  2. Bp/V = 一定
  3. CV/T = 一定
  4. Dp/T = 一定
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正解:ApV = 一定

温度一定のとき圧力と体積の積が一定(pV=一定)となる。

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295ヘンリーの法則について、一定温度で一定量の液体に溶ける気体のうち、その気体の分圧に比例するものはどれか。

  1. A質量
  2. B体積
  3. C温度
  4. D密度
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正解:A質量

ヘンリーの法則では溶ける気体の質量(物質量)が分圧に比例する。同温同圧で測った体積は分圧によらずほぼ一定である。

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296混合気体におけるドルトンの法則に関する記述で正しいものはどれか。

  1. A全圧は各成分気体の分圧の和に等しい
  2. B全圧は各成分気体の分圧の積に等しい
  3. C分圧はモル質量に比例する
  4. D分圧は分子の体積に依存する
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正解:A全圧は各成分気体の分圧の和に等しい

ドルトンの法則は全圧が各成分気体の分圧の和になるという法則である。

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297状態量でないものの組み合わせはどれか。

  1. A温度と圧力
  2. B熱量と仕事
  3. Cエンタルピーとエントロピー
  4. D内部エネルギーと密度
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正解:B熱量と仕事

熱量と仕事は変化の過程(経路)に依存するため状態量ではない。

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298定容変化(ΔV=0)における熱力学第一法則の記述として正しいものはどれか。

  1. AQ = pΔV
  2. BQ = ΔH
  3. CQ = ΔU
  4. DQ = 0
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正解:CQ = ΔU

仕事がゼロとなるため、加えられた熱量はすべて内部エネルギーの増加(ΔU)になる。

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299カルノーサイクルの断熱膨張の過程では、気体の温度はどうなるか。

  1. A低下する
  2. B一定に保たれる
  3. C上昇する
  4. Dサイクルの初期温度に戻る
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正解:A低下する

断熱膨張では気体が外部に仕事をするため内部エネルギーが減少し、温度が下がる。

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300A + B → 生成物 の反応で、反応速度式が Aにm次、Bにn次であるとき、全体の反応次数はいくらか。

  1. Am × n
  2. Bm / n
  3. Cm + n
  4. Dm - n
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正解:Cm + n

各成分の反応次数の和(m+n)が全体の反応次数となる。

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