高圧ガス製造保安責任者 乙種化学 ⑤ 保安管理2(ポンプ・シール・電気・保安装置・防災・運転・伝熱)

保安管理技術科目の後半で、機器の運転管理と防災に関わる実務的な内容を扱う分野です。遠心ポンプの特性やキャビテーション・NPSH・並列運転、軸封(シール)、防爆など電気設備、安全弁・破裂板などの保安装置、防災設備、プラントの運転操作、伝熱の基礎が頻出です。ポンプや伝熱は原理を押さえると設問の意図をつかみやすくなります。機器ごとにトラブルと対策をセットで整理し、現場での安全運転の視点で理解を深めましょう。出題数50問。

この分野の問題50問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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201特性が異なる遠心ポンプを2台並列運転するとき、配管集合後の吐出し弁を絞って流量を下げすぎると起こる可能性のある現象はどれか。

  1. A揚程が低い側のポンプの吐出し量がゼロになる
  2. B揚程が高い側のポンプの吐出し量がゼロになる
  3. C両方のポンプの吐出し量が同時にゼロになる
  4. Dポンプの吸込み圧力が急激に上昇する
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正解:A揚程が低い側のポンプの吐出し量がゼロになる

揚程が低い側のポンプの吐出し量がゼロになることがあります。

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202遠心ポンプのキャビテーション発生を防止するための対策として、正しいものはどれか。

  1. A吸込み液面をより低い位置に設定する
  2. B利用しうるNPSHを必要NPSHより大きくする
  3. C有効吸込み揚程(NPSH)を小さくする
  4. D必要NPSHを利用しうるNPSHより大きくする
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正解:B利用しうるNPSHを必要NPSHより大きくする

利用しうるNPSHを大きくする(利用しうるNPSH>必要NPSH)操作を行います。

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203遠心ポンプのフライホイール効果を大きくすることの主な目的はどれか。

  1. Aポンプの緊急停止による水撃作用を緩和すること
  2. Bキャビテーションの発生を完全に防ぐこと
  3. C取扱い液の密度の変化に対応すること
  4. D吐出し配管内の異物詰まりを防ぐこと
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正解:Aポンプの緊急停止による水撃作用を緩和すること

電源の緊急停止時でも急激に停止しなくなるため、水撃作用を緩和する効果があります。

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204遠心ポンプの取扱い液の密度が計画より高くなった場合、全揚程と吐出し量が同じであればどうなるか。

  1. A軸動力が小さくなり効率が向上する
  2. B吐出し圧力が低下して運転不能になる
  3. C原動機が過負荷になる可能性がある
  4. Dポンプの振動が急激に減少する
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正解:C原動機が過負荷になる可能性がある

吐出し質量が大きくなるため、原動機の過負荷の可能性が生じます。

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205往復ポンプで発生する液の脈動について、正しい記述はどれか。

  1. Aシリンダ数の減少により平均化され小さくなる
  2. Bシリンダ数に関係なく脈動の大きさは一定である
  3. Cシリンダ数の増加により平均化され小さくなる
  4. Dプランジャポンプでは脈動は全く発生しない
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正解:Cシリンダ数の増加により平均化され小さくなる

脈動はシリンダ数の増加により平均化され、小さくなっていきます。

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206遠心ポンプの軸封部に用いられるグランドパッキンの特徴として、正しいものはどれか。

  1. A可燃性、毒性の液体に広く使用される
  2. B漏えいをほぼ完全に止めることができる
  3. Cわずかな漏れが許される場合に使用される
  4. D振動に非常に強く堅牢な部品である
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正解:Cわずかな漏れが許される場合に使用される

わずかな漏れが許される場合に使用され、可燃性や毒性の液体には使用されません。

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207多数のフランジボルトを同時に均一に締め付けることができる方法はどれか。

  1. A相対締付け法
  2. Bトルク法
  3. Cホットボルティング法
  4. Dテンション法
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正解:Dテンション法

ボルトテンショナを使用して締め付けるテンション法は、多数のボルトを同時に均一に締め付けることができます。

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208ラビリンスシールの適用について、正しいものはどれか。

  1. A非圧縮性の液体に最も適している
  2. Bわずかなすき間から油膜を形成して密閉する
  3. C可燃性ガスや毒性ガスの完全密閉に用いられる
  4. D高圧の気体が狭いすき間を抜ける際の圧力損失を利用する
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正解:D高圧の気体が狭いすき間を抜ける際の圧力損失を利用する

高圧の気体が狭いすき間から広いすき間へ流れ出るごとに逐次圧力を失うことを利用した非接触型の装置で、気体に適しています。

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209メカニカルシールの特徴について、正しくないものはどれか。

  1. A回転環と固定環の端面で密封する構造である
  2. B精密な部品で構成されている
  3. Cスプリングなどで押し付けられている
  4. D振動に強く堅牢な部品である
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正解:D振動に強く堅牢な部品である

精密な部品であるため堅牢ではなく、振動には弱いという特徴があります。

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210高温配管に使用する金属ガスケットについて、正しい対応はどれか。

  1. A変形後の復元力が大きいため増し締めは不要である
  2. B常温時にのみトルクレンチで締め付ければ漏えいはない
  3. C高温になると自己膨張し密閉性が高まるためそのままにする
  4. D塑性変形を起こすためホットボルティングなどの考慮が必要である
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正解:D塑性変形を起こすためホットボルティングなどの考慮が必要である

金属ガスケットは塑性変形を起こし復元力が小さいため、高温増し締め(ホットボルティング)が必要です。

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211リスク解析手法であるHAZOPの特徴について、正しいものはどれか。

  1. A品質のばらつきに影響を与える項目を魚の骨のように整理する手法
  2. Bプロセスパラメータの正常状態からのずれを想定して解析する手法
  3. C設備故障などの引金事象がどのように拡大するかをツリー状に表現する手法
  4. D頂上事象から原因を掘り下げて発生確率を推算する手法
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正解:Bプロセスパラメータの正常状態からのずれを想定して解析する手法

プロセスパラメータの正常状態からのずれ(流量が増加する等)を想定し、ハザードを特定する手法です。

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212リスク解析手法であるFTA(Fault Tree Analysis)について、正しいものはどれか。

  1. Aプロセスパラメータの正常状態からのずれをチェック項目に沿って解析する手法である
  2. B事象の拡大をツリー状に表現し成功・失敗の確率を求める手法である
  3. CMan、Machine、Media、Managementの4Mを整理して原因を探る手法である
  4. D頂上事象から原因を掘り下げて発生確率を推算する演繹的解析手法である
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正解:D頂上事象から原因を掘り下げて発生確率を推算する演繹的解析手法である

主としてANDゲートとORゲートを使用し、原因を掘り下げて発生確率を推算します。

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213リスク解析手法であるETA(Event Tree Analysis)の特徴はどれか。

  1. A品質のばらつき原因を整理する
  2. B正常状態からのずれを想定する
  3. C発生確率をANDとORゲートで推算する
  4. D引金事象がどのように拡大するかをツリー状に表現する
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正解:D引金事象がどのように拡大するかをツリー状に表現する

設備故障などの引金事象(成功・失敗)がどのように拡大していくかをツリー状に表現する手法です。

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214リスクアセスメントの実施に関する記述で、正しくないものはどれか。

  1. Aリスク評価は社内のリスク許容基準に従って判定してよい
  2. Bリスク評価の結果、許容できない場合は対応策を検討する
  3. C同じプラントのハザード特定には複数の手法を併用できない
  4. Dリスク対応後に残留するリスクを受容することがある
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正解:C同じプラントのハザード特定には複数の手法を併用できない

ハザードの特定にはいろいろな手法があり、複数の手法を併用して解析することができます。

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215静電気対策の一つであるボンディングの説明として、正しいものはどれか。

  1. A導体を大地に接続して静電気を逃がすこと
  2. B配管内の流速を制限して静電気の発生を抑えること
  3. C2つ以上の導体を電気的に接続して相互にほぼ同電位にすること
  4. D不活性ガスを注入して爆発性雰囲気の形成を防ぐこと
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正解:C2つ以上の導体を電気的に接続して相互にほぼ同電位にすること

ボンディングは、2つ以上の導体を電気的に接続し、同電位にする操作です。

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216無停電電源装置(UPS)の運用について、正しいものはどれか。

  1. A停電が発生した時に初めて常用電源と接続される
  2. B保安上、24時間連続して電力を供給できる容量が必要である
  3. C通常時でも常用電源と接続されている
  4. Dディーゼル発電機のことである
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正解:C通常時でも常用電源と接続されている

通常時でも常用電源と接続されており、停電時に連続して電源を供給します。

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217防爆構造と特徴の組み合わせで、正しくないものはどれか。

  1. A内圧防爆構造:容器内を保護ガスで加圧する
  2. B非点火防爆構造:頻繁に可燃性ガスが爆発危険濃度に達する場所で使用する
  3. C本質安全防爆構造:回路から流出するエネルギーを最小発火エネルギーより小さくする
  4. D耐圧防爆構造:容器内部の爆発火炎が外部に波及しないようにする
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正解:B非点火防爆構造:頻繁に可燃性ガスが爆発危険濃度に達する場所で使用する

非点火防爆構造は、可燃性ガスの発生確率が低く短時間しか存在しない箇所で使用され、頻繁に達する場所には使えません。

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218ポリエチレン製容器とステンレス製容器(ともに絶縁状態)からの静電気の放電エネルギーについて、正しいものはどれか。

  1. A蓄積された静電エネルギーが同じ場合、ポリエチレン製の方が大きい
  2. B蓄積された静電エネルギーが同じ場合、ステンレス製の方が大きい
  3. C材質に関わらず、蓄積された静電エネルギーは全て一度に放電される
  4. Dポリエチレン製容器からは静電気は一切放電されない
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正解:B蓄積された静電エネルギーが同じ場合、ステンレス製の方が大きい

導体のステンレスはエネルギーのほとんどを放電しますが、不導体のポリエチレンは一部しか放電しないため、ステンレスの方が放電エネルギーが大きくなります。

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219耐圧防爆構造の最大安全すきまに関する記述で、正しいものはどれか。

  1. A1.0mmのガスに適用できる構造は、0.5mmのガスにも適用できる
  2. B0.5mmのガスに適用できる構造は、1.0mmのガスにも適用できる
  3. Cすきまの大きさと適用できるガスの種類は関係がない
  4. D最大安全すきまは容器の放熱性能を示す指標である
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正解:B0.5mmのガスに適用できる構造は、1.0mmのガスにも適用できる

0.5mm以下に対応する厳しい防爆構造は、それより安全すきまの大きい(1.0mm)ガスにも適用可能です。

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220ノズルから噴出している気体に水滴が含まれている場合の静電気への影響はどれか。

  1. A水滴が導電体となるため静電気の発生が完全に抑えられる
  2. B液滴の摩擦により静電気の発生が助長される
  3. C静電気の発生量には全く影響を与えない
  4. D帯電した気体が直ちに中和される
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正解:B液滴の摩擦により静電気の発生が助長される

ノズルから噴出する気体に水滴が含まれていると、静電気の発生が助長(発生しやすくなる)されます。

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221貯槽用の緊急遮断装置を作動させる操作場所の位置として、適切なものはどれか。

  1. A貯槽の外面から5m以上離れた安全な位置
  2. B貯槽の防液堤の内部
  3. C貯槽に出来る限り近い場所
  4. Dポンプの直近
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正解:A貯槽の外面から5m以上離れた安全な位置

コンビ則の適用を受けない場合、貯槽の外面から5m以上離れた予想される大量流出に対して十分安全な位置とします。

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222破裂板をばね式安全弁の代わりに使用することが適当なケースはどれか。

  1. A圧力上昇速度が極めて大きい場合
  2. B規定の圧力まで下がった後に再び密閉したい場合
  3. C温度変化を伴わないゆっくりとした圧力上昇の場合
  4. D定期的な部品交換の手間を省きたい場合
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正解:A圧力上昇速度が極めて大きい場合

破裂板は圧力を降下させるまでの時間が短いため、圧力上昇が速い場合に効果的です。

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223可燃性ガスや毒性ガスを扱う高圧ガス製造設備の安全弁として、正しいものはどれか。

  1. A開放型安全弁を用いる
  2. B密閉型安全弁を用いる
  3. C溶栓式安全弁を単独で用いる
  4. D破裂板と開放型安全弁を直列に用いる
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正解:B密閉型安全弁を用いる

可燃性ガスや毒性ガスは外部に放出されないよう、密閉型安全弁(またはベントスタック等への接続)を用います。

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224逆止弁の設置方法について、正しくない記述はどれか。

  1. Aスイング逆止弁は垂直配管に取り付けてはならない
  2. Bスイング逆止弁はポンプの吐出し水平配管に取り付ける
  3. Cリフト逆止弁はポンプの吐出し水平配管に取り付ける
  4. Dリフト逆止弁は弁座に対し弁体が垂直に作動する
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正解:Aスイング逆止弁は垂直配管に取り付けてはならない

スイング逆止弁は条件により垂直配管にも設置できるため「垂直配管に取り付けてはならない」は誤り。リフト逆止弁は弁体の作動方向から水平配管に用いるのが一般的です。

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225溶栓式安全弁が有効な条件はどれか。

  1. Aポンプの吐出し圧力が異常上昇した場合
  2. B配管内の異物詰まりで圧力が上昇した場合
  3. C極低温液体の気化による圧力上昇の場合
  4. D火災などの熱を受け温度上昇を伴う圧力上昇がある場合
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正解:D火災などの熱を受け温度上昇を伴う圧力上昇がある場合

規定温度以上になると溶融金属が溶解して稼働するため、温度変化を伴う圧力上昇(火災等)の安全装置として有効です。

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226液体の長距離配管に設置する緊急遮断弁の閉止速度について、正しい配慮はどれか。

  1. A水撃現象を防ぐため閉止速度が速すぎないようにする
  2. B漏えいを最小限にするため可能な限り速く閉止する
  3. C気液分離を防ぐため断続的に閉止する
  4. D配管を冷却しながら瞬間的に閉止する
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正解:A水撃現象を防ぐため閉止速度が速すぎないようにする

閉止速度が速すぎると管内の流体の流動が急阻止され、水撃現象(ウォータハンマ)が発生する危険があるため注意が必要です。

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227一酸化炭素や硫化水素のガス濃度検知に適した方式はどれか。

  1. A定電位電解式
  2. B接触燃焼式
  3. C半導体式
  4. Dガルバニ電池式
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正解:A定電位電解式

定電位電解式は一酸化炭素、硫化水素、塩素などの毒性ガスの濃度測定に適しています。

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228フレアースタックにおける「吹き消え(ブローオフ)」が起きる原因はどれか。

  1. A噴出ガス流速が燃焼速度より極めて遅くなったとき
  2. B噴出ガス流速が燃焼速度より過大になったとき
  3. C酸素の供給が完全に遮断されたとき
  4. D支燃性ガスの圧力が異常低下したとき
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正解:B噴出ガス流速が燃焼速度より過大になったとき

バーナで燃焼させるガスの流速が、ガス固有の燃焼速度に比べて過大になると火炎が吹き消えます。

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229除害設備と対象ガスの組み合わせで、正しいものはどれか。

  1. Aシアン化水素:カセイソーダ水溶液で吸収
  2. B硫化水素:ボイラの燃焼室で完全燃焼
  3. C亜硫酸ガス:炭酸ソーダ水溶液で吸収
  4. D塩素ガス:水のみを散布して吸収
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正解:C亜硫酸ガス:炭酸ソーダ水溶液で吸収

亜硫酸ガス(SO2)は炭酸ソーダ水溶液で吸収し、除害します。

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230接触燃焼式ガス漏えい検知器の特性について、正しい記述はどれか。

  1. A不活性ガス中の可燃性ガスの測定に最も適している
  2. B触媒毒となる物質が存在する環境でも感度は低下しない
  3. C触媒毒となる物質が存在する環境では感度が低下する
  4. D検知素子の白金コイルの電気抵抗の減少を利用している
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正解:C触媒毒となる物質が存在する環境では感度が低下する

素子表面の触媒を利用するため、触媒毒となる物質が存在すると感度が低下します。

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231ベントスタックの機能として正しいものはどれか。

  1. A緊急時に移送したガスをそのまま大気へ放出(放散)する
  2. B製造設備からの可燃性ガスを完全に燃焼させて大気放出する
  3. C漏えいガスをスチームの幕で周囲から遮断する
  4. D液化ガスを気化させてタンクに戻す
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正解:A緊急時に移送したガスをそのまま大気へ放出(放散)する

ベントスタックはガスを燃焼させず、そのまま外部(大気)に安全に放出する設備です。燃焼させるのはフレアースタックです。

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232バルブの開閉操作について、正しい対応はどれか。

  1. A操作が非常にかたい場合は、多勢の運転員で一気に開閉する
  2. B閉止の最終段階では柄の長いハンドル廻しで過大な力を加える
  3. C適合したハンドル廻しを用いる場合でも、過大な力を加えてはならない
  4. D潤滑油を大量に塗布してハンマーで叩きながら開栓する
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正解:C適合したハンドル廻しを用いる場合でも、過大な力を加えてはならない

ハンドル廻しを使用してもよいですが、制限トルクを超える過大な力を加えてはなりません。

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233蒸留塔(棚段塔)内で発生するフラッディング現象の説明として正しいものはどれか。

  1. A蒸気速度が大きくなり、降下液のすべてが上段に運ばれる現象
  2. B蒸気速度が低下し、液が下段に落下しなくなる現象
  3. C液面が異常低下し、ポンプが空引きする現象
  4. D重合物が棚段に沈着し、ガスが全く抜けなくなる現象
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正解:A蒸気速度が大きくなり、降下液のすべてが上段に運ばれる現象

塔内の蒸気速度が大きくなると飛沫同伴量が増加し、降下液が上段へ運ばれ運転困難になる現象です。

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234液化ガス配管のバルブを閉止する正しい手順はどれか。

  1. A払出し先設備の入口弁を閉止した後に、払出し元のポンプの出口弁を閉止する
  2. B払出し元のポンプの出口弁を閉止した後に、払出し先設備の入口弁を閉止する
  3. C入口弁と出口弁を同時に閉止する
  4. D払出し元のポンプを停止する前に、すべての弁を閉止する
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正解:B払出し元のポンプの出口弁を閉止した後に、払出し先設備の入口弁を閉止する

配管内の液封を防ぐなどの理由から、払出し元のポンプ出口弁を閉止してから、払出し先の入口弁を閉止します。

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235アンモニアタンクのガス置換で、アンモニアガス回収後に不活性ガスとして二酸化炭素を使用できない理由はどれか。

  1. Aアンモニアと二酸化炭素が反応して発火する危険があるため
  2. B二酸化炭素はアンモニアより重く、置換が完了しないため
  3. C二酸化炭素によってタンク材が極低温脆性を起こすため
  4. Dアンモニアと二酸化炭素が反応して炭酸アンモニウムの微粒子が生成するため
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正解:Dアンモニアと二酸化炭素が反応して炭酸アンモニウムの微粒子が生成するため

残存アンモニアと二酸化炭素が反応し、固体の炭酸アンモニウムが生成して配管詰まりの原因となるためです。

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236加熱炉内の加熱管における「ホットスポット」の発生原因となるものはどれか。

  1. A管外部の急激な温度低下
  2. Bバーナの不完全燃焼による一酸化炭素の発生
  3. C管内の一部へのスケールの沈着
  4. D管内を流れる流体の流速の異常増加
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正解:C管内の一部へのスケールの沈着

管内にスケールが沈着すると熱伝導が悪化し、その部分が過熱されてホットスポットが発生し、強度が低下します。

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237液化天然ガス(LNG)などの超低温液体の貯槽で起こる「ロールオーバ」現象の結果はどうなるか。

  1. A液の密度が均一になり安定状態になる
  2. B急激な蒸発が起こり、大量のガスが発生する
  3. C液が瞬時に凍結し、配管が閉塞する
  4. D貯槽内の圧力が急激に低下し、真空状態になる
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正解:B急激な蒸発が起こり、大量のガスが発生する

層状になった液体の上下が反転し、高温の液が表層に出ることで急激な蒸発と大量のガス発生を引き起こします。

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238安全弁の元弁の管理について、正しいものはどれか。

  1. Aみだりに操作できないよう、ハンドル廻しを近くに置かない
  2. B安全弁作動時にすぐ閉止できるよう、ハンドル廻しを近くに置く
  3. C元弁は常に半開状態を維持する
  4. D定期検査時以外は元弁を取り外しておく
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正解:Aみだりに操作できないよう、ハンドル廻しを近くに置かない

誤操作を防ぐため、安全弁の元弁は容易に閉止できないようにし、ハンドル廻しも近くに置きません。

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239可燃性ガスを扱う塔槽内の内部作業を行う前の正しい置換手順はどれか。

  1. A窒素で爆発下限界の1/4以下まで置換後、空気で再置換し酸素濃度を確認する
  2. B直接空気で置換し、酸素濃度を測定する
  3. C窒素で置換後、可燃性ガス濃度を確認せずに空気で置換する
  4. D水で内部を洗浄し、直ちに作業を開始する
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正解:A窒素で爆発下限界の1/4以下まで置換後、空気で再置換し酸素濃度を確認する

窒素等の不活性ガスで可燃性ガス濃度を十分に下げてから、空気で再置換し酸欠(O2 18~22%)を防ぎます。

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240時間基準保全(TBM)の説明として、正しいものはどれか。

  1. Aあらかじめ決められた周期ごとに部品交換や整備を行う方式
  2. B設備が故障してから修理を行う方式
  3. C設備の劣化傾向を監視し、寿命を予測して整備時期を決める方式
  4. D重要度ランクの最も低い設備のみに適用される方式
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正解:Aあらかじめ決められた周期ごとに部品交換や整備を行う方式

TBM(Time Based Maintenance)は、過去の実績等に基づき一定周期で整備を行う予防保全方式です。

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241状態基準保全(CBM)の説明として、正しいものはどれか。

  1. Aあらかじめ決められた周期で必ず部品を交換する
  2. B温度、振動などの状態を監視しながら寿命を予測し整備時期を決める
  3. C設備の寿命まで完全に使い切り、壊れてから修理する
  4. D法定点検の時期に合わせて一律に開放点検を行う
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正解:B温度、振動などの状態を監視しながら寿命を予測し整備時期を決める

CBM(Condition Based Maintenance)は、設備の状態を連続または定期的に監視して予知保全を行う方式です。

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242設備の重要度ランクを判定する基準として、正しいものはどれか。

  1. A近隣住民や環境への影響など、安全性のみで判定する
  2. B設備導入時の初期費用の高さのみで判定する
  3. C安全性だけでなく、生産性や保全性(修復期間・費用など)も含めて判定する
  4. D運転員の経験年数に基づいて判定する
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正解:C安全性だけでなく、生産性や保全性(修復期間・費用など)も含めて判定する

保全業務を効率的に進めるため、安全性・生産性・保全性の多角的な観点から重要度ランクを設定します。

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243火気工事を行う際の安全対策として、必須のものはどれか。

  1. A工事対象設備周辺のガス検知を行い、可燃性ガスが滞留していないことを確認する
  2. B防爆器具さえ使用していればガス検知は不要である
  3. C火気使用許可の手続きを省略し、迅速に作業を完了させる
  4. D安全工具を使用する場合は消火器の設置を省略する
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正解:A工事対象設備周辺のガス検知を行い、可燃性ガスが滞留していないことを確認する

火気工事では、防爆器具の使用や火気許可手続きに加え、周辺のガス検知による安全確認が絶対不可欠です。

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244計画事後保全(SBM)が一般的に適用される設備はどれか。

  1. Aプラントの操業に直結する重要度ランクの高い設備
  2. B故障すると大規模な火災・爆発につながる設備
  3. C寿命まで使い切っても費用が小さく重要度ランクの低い設備
  4. D法的に定期開放点検が義務付けられている設備
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正解:C寿命まで使い切っても費用が小さく重要度ランクの低い設備

SBMは、故障してから修理・交換する方が経済的である、重要度の低い設備に適用されます。

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245超音波探傷試験の特性として、正しいものはどれか。

  1. A放射線に比べて材料中での減衰が大きいため、薄肉材料にしか使えない
  2. B波長の長い超音波を使うほど、欠陥の位置検出精度が高くなる
  3. Cプラスチックやセラミックスには全く適用できない
  4. D放射線に比べて減衰が少ないため、厚肉の材料の試験に向いている
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正解:D放射線に比べて減衰が少ないため、厚肉の材料の試験に向いている

超音波は減衰が少ないため、放射線透過試験に比べて厚肉材料の内部欠陥検出に適しています。

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246浸透探傷試験の適用範囲について、正しい記述はどれか。

  1. A金属にのみ適用でき、非金属には適用できない
  2. B表面に開口していない内部のブローホール(気孔)の検出に最適である
  3. C強磁性体の材料にのみ適用できる
  4. D金属だけでなく、プラスチックやセラミックスなどの非金属にも適用できる
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正解:D金属だけでなく、プラスチックやセラミックスなどの非金属にも適用できる

浸透液を用いるため、材質の磁性や金属・非金属を問わず表面開口欠陥の検出に広く適用できます。

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247磁気探傷試験(磁粉探傷試験)が適用できない材料はどれか。

  1. A炭素鋼の溶接部
  2. Bオーステナイト系ステンレス鋼などの非磁性体
  3. Cフェライト系ステンレス鋼
  4. D鉄製の歯車
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正解:Bオーステナイト系ステンレス鋼などの非磁性体

磁気を利用するため、磁性体でない材料(オーステナイト系ステンレスやプラスチック等)には適用できません。

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248円管内の流体の流れの状態を判別するレイノルズ数(Re)について、正しいものはどれか。

  1. AReが6000の場合は層流である
  2. BReが2000未満の場合は乱流である
  3. Cレイノルズ数は流体の温度のみで決定される
  4. DReが4000以上の場合は乱流である
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正解:DReが4000以上の場合は乱流である

レイノルズ数(Re)が2000未満で層流、4000以上で乱流と判別されます。

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249ベルヌーイの定理を応用して流量を測定する流量計はどれか。

  1. A渦流量計
  2. Bオリフィス流量計
  3. Cタービン式流量計
  4. D超音波流量計
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正解:Bオリフィス流量計

オリフィス流量計は、ベルヌーイの定理(エネルギー保存)を利用し、絞り前後の差圧から流量を求めます。

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250PSA(圧力変動吸着)による気体の吸着分離操作で利用されている吸着原理はどれか。

  1. A化学変化を伴う化学吸着
  2. Bイオン交換反応による吸着
  3. C毛細管凝縮のみによる吸着
  4. Dファン・デル・ワールス力などによる物理吸着
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正解:Dファン・デル・ワールス力などによる物理吸着

PSA法は、圧力を変動させることで吸着剤(ゼオライト等)に対する物理吸着と脱着を繰り返し、気体を分離します。

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