貿易実務検定C級 ⑥ 取引条件VI 代金決済

代金をどう受け取るかを決める分野です。送金決済(前払・後払)と荷為替手形決済に大別し、信用状のないD/P・D/Aと、銀行の支払確約が付く信用状(L/C)決済を比較します。信用状では発行銀行・通知銀行・買取銀行・確認銀行といった当事者の役割、取消不能信用状や確認信用状、譲渡可能信用状などの種類、そして信用状統一規則UCP600の考え方が中心です。書類の記載が信用状条件と食い違うディスクレも重要語です。あわせてTTS・TTB・仲値といった外国為替相場や先物予約によるリスクヘッジも問われ、輸出側と輸入側でどちらのレートを使うかを取り違えやすい点に注意が要ります。

この分野の問題57問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

284外国為替の定義として最も適切なものはどれか。

  1. A国内の債権や債務の決済をコンピュータ上の指図だけで行うこと
  2. B国内の振込依頼金を銀行が立て替えて支払うしくみのこと
  3. C国際間の債権や債務の決済を金融機関等を通して行う手段のこと
  4. D国際間の債権や債務の決済を現金の輸送により行うこと
正解と解説を見る

正解:C国際間の債権や債務の決済を金融機関等を通して行う手段のこと

外国為替とは現金を直接輸送することなく金融機関等を通して国際間の債権や債務を決済する手段である。

この問題の解説ページを開く →

285国内為替と比較した外国為替の大きな特徴として正しいものはどれか。

  1. A国内の為替と同様に日本銀行が全ての資金をコンピュータ上で清算する
  2. Bコルレス契約を締結せずとも中央銀行が自動的に資金清算を行う
  3. C通貨の交換比率である外国為替相場が重要な意味を持つ
  4. D受取人の口座がある銀行が必ず現金を受け取ってから立替払いを行う
正解と解説を見る

正解:C通貨の交換比率である外国為替相場が重要な意味を持つ

異なる通貨間の資金清算であるため交換比率である外国為替相場が重要となる。

この問題の解説ページを開く →

286並為替(順為替)の説明として正しいものはどれか。

  1. A送金人から受取人に資金を送金する方法であり送金と資金の流れが同一方向となる
  2. B支払人から受領側に手形の取立を依頼する方法であり資金の流れが逆方向となる
  3. C資金の移動を伴わず支払指図だけで資金を送るしくみ全般を指す
  4. D輸出者が自ら荷為替手形を振り出し輸入者から代金を取り立てる方法
正解と解説を見る

正解:A送金人から受取人に資金を送金する方法であり送金と資金の流れが同一方向となる

並為替は資金移動の指図と実際の資金の流れが同一方向となる送金方法である。

この問題の解説ページを開く →

287逆為替の説明として正しいものはどれか。

  1. A輸出者が自ら荷為替手形を振り出し輸入者から代金を取り立てる方法
  2. B送金人から受取人に資金を送金する方法
  3. C資金移動の指図と資金の流れが同一方向となる送金方法
  4. D輸入者が自ら銀行に依頼して送金を行う方法
正解と解説を見る

正解:A輸出者が自ら荷為替手形を振り出し輸入者から代金を取り立てる方法

逆為替は資金を受け取る側が荷為替手形を振り出し輸入者から代金を取り立てる取立為替とも呼ばれる方法である。

この問題の解説ページを開く →

288ネッティングの説明として適切なものはどれか。

  1. A手形支払いのたびに自動的に信用状金額が復元される方法
  2. B輸出入額を相殺し差額のみを決済する方法
  3. C第三者への信用状の譲渡を認める方法
  4. D輸入者に代わって銀行が支払いを確約する保証状を発行する方法
正解と解説を見る

正解:B輸出入額を相殺し差額のみを決済する方法

ネッティングは相互に発生する輸出入の授受を帳簿上で相殺し差額のみを決済する方法である。

この問題の解説ページを開く →

289バイラテラル・ネッティングの説明として正しいものはどれか。

  1. A送金小切手を利用した送金決済
  2. B信用状と組み合わせた荷為替手形決済
  3. C二当事者間で行う相殺決済
  4. D三当事者以上の間で行う相殺決済
正解と解説を見る

正解:C二当事者間で行う相殺決済

二当事者間で行うネッティングをバイラテラル・ネッティングという。

この問題の解説ページを開く →

290信用状(L/C)の定義として適切なものはどれか。

  1. A輸出者の取引銀行が輸出者に対して支払いを確約した保証状
  2. B輸入者の取引銀行が輸入者に代わって支払いを確約した保証状
  3. C商品が正しく届いたことを証明する船積書類
  4. D輸入者が発行する商品代金の支払保証状
正解と解説を見る

正解:B輸入者の取引銀行が輸入者に代わって支払いを確約した保証状

信用状は輸入者の取引銀行が輸入者に代わって輸出者に対し代金の支払いを確約した保証状である。

この問題の解説ページを開く →

291確認信用状(Confirmed L/C)の説明として正しいものはどれか。

  1. A買取銀行が指定されている信用状
  2. B発行銀行のみが支払いを確約している信用状
  3. C手形支払いのたびに金額が復元される信用状
  4. D国際的に信用度の高い銀行が支払確約を追加している信用状
正解と解説を見る

正解:D国際的に信用度の高い銀行が支払確約を追加している信用状

確認信用状は発行銀行の確約に加え国際的に信用度の高い銀行からさらに支払確約を受けているものである。

この問題の解説ページを開く →

292買取銀行指定信用状(Restricted L/C)の説明として正しいものはどれか。

  1. A手形が一覧払いのものに限定される信用状
  2. B金額の全部または一部を第三者に譲渡できる信用状
  3. C輸出者が自由に買取銀行を選択できる信用状
  4. D手形の買取が特定の銀行に指定されている信用状
正解と解説を見る

正解:D手形の買取が特定の銀行に指定されている信用状

買取銀行指定信用状は手形の買取を特定の銀行に指定したものである。

この問題の解説ページを開く →

293譲渡可能信用状の説明として正しいものはどれか。

  1. A輸入者が一度開設すると有効期間中に取り消しが可能な信用状
  2. B信用状金額の全部または一部を第三者に譲渡することを認めている信用状
  3. C発行銀行のみが支払いを確約する信用状
  4. D手形支払いのたびに自動的に信用状金額が復元される信用状
正解と解説を見る

正解:B信用状金額の全部または一部を第三者に譲渡することを認めている信用状

譲渡可能信用状は信用状金額の全部または一部を第三者に譲渡することを認めるものである。

この問題の解説ページを開く →

294回転信用状(Revolving L/C)の説明として正しいものはどれか。

  1. A発行銀行が一方的に取消しや変更ができる信用状
  2. B手形支払いのたびに自動的に信用状金額が復元される信用状
  3. C第三者への譲渡が制限されている信用状
  4. D指定された特定の銀行でのみ買取が可能な信用状
正解と解説を見る

正解:B手形支払いのたびに自動的に信用状金額が復元される信用状

回転信用状は手形支払いのたびに金額が自動的に復元される継続的な取引などに使用されるものである。

この問題の解説ページを開く →

295荷為替手形に添えられるべき書類として最も適切なものはどれか。

  1. A銀行振込通知と契約書
  2. B送金依頼書と領収書
  3. C信用状のコピーと請求書
  4. D船荷証券(B/L)とインボイス
正解と解説を見る

正解:D船荷証券(B/L)とインボイス

荷為替手形には船荷証券等の運送書類やインボイスが添付される。

この問題の解説ページを開く →

296組手形の説明として正しいものはどれか。

  1. A手形代金を3つの銀行で分割管理するもの
  2. B手形の支払いを30日ごとに分割して行うもの
  3. C手形が紛失した場合に備えて通常2通1組で作成されるもの
  4. D信用状の条件を3回に分けて提示するもの
正解と解説を見る

正解:C手形が紛失した場合に備えて通常2通1組で作成されるもの

組手形は郵送中の紛失などに備えて通常2通1組で作成される手形のことである。

この問題の解説ページを開く →

297一覧払手形(At Sight手形)における支払いのタイミングとして正しいものはどれか。

  1. A支払人が手形を提示されたら直ちに代金を支払う
  2. B手形を一覧してから60日後に支払う
  3. C手形を一覧してから30日後に支払う
  4. DB/L発行日から90日後に支払う
正解と解説を見る

正解:A支払人が手形を提示されたら直ちに代金を支払う

一覧払手形は支払人が手形を提示(一覧)されたら直ちに代金を支払うものである。

この問題の解説ページを開く →

298期限付手形(ユーザンス手形)における支払いの特徴として正しいものはどれか。

  1. A手形の発行と同時に代金が送金される
  2. B銀行が全額を即時に立替払いする
  3. C支払人が手形を一覧してから一定期間の支払猶予がある
  4. D手形が提示されたその日に必ず全額を支払う
正解と解説を見る

正解:C支払人が手形を一覧してから一定期間の支払猶予がある

期限付手形は支払猶予(ユーザンス)が設定されており手形一覧から一定期間後に代金を支払う。

この問題の解説ページを開く →

299一覧後定期払手形の説明として正しいものはどれか。

  1. A手形発行日から指定された期間後に支払う方法
  2. B船積貨物が到着した日に支払う方法
  3. C支払人が手形を一覧後指定された期間後に支払う方法
  4. DB/Lの日付から指定された期間後に支払う方法
正解と解説を見る

正解:C支払人が手形を一覧後指定された期間後に支払う方法

一覧後定期払手形は手形を一覧した時点から指定期間後に支払う方法である。

この問題の解説ページを開く →

300確定日後定期払手形の説明として正しいものはどれか。

  1. A支払人が手形を一覧してから30日後に支払う方法
  2. Bある確定日(B/L dateなど)から指定された期間後に支払う方法
  3. C手形が発行された日から常に60日後に支払う方法
  4. D輸出者が船積書類を提出した日から支払う方法
正解と解説を見る

正解:Bある確定日(B/L dateなど)から指定された期間後に支払う方法

確定日後定期払手形はB/L dateなどの確定日を起算日として指定期間後に支払うものである。

この問題の解説ページを開く →

301信用状取引における買取銀行が手形を買い取る際の前提として正しいものはどれか。

  1. A貨物そのものが契約通りであることを銀行が実地で確認すること
  2. B輸入者が手形代金を先に銀行へ支払っていること
  3. C提示された船積書類が信用状条件と厳密に合致していること
  4. D輸出者が為替予約を行っていること
正解と解説を見る

正解:C提示された船積書類が信用状条件と厳密に合致していること

買取銀行は船積書類が信用状条件と合致していることを前提に手形を買い取る。

この問題の解説ページを開く →

302信用状取引において書類が信用状条件と一致しない場合に生じる問題を何と呼ぶか。

  1. Aネッティング
  2. Bコルレス契約
  3. Cユーザンス
  4. Dディスクレパンシー
正解と解説を見る

正解:Dディスクレパンシー

書類が条件と合致しない場合をディスクレパンシーと呼び買取りを受けられないことがある。

この問題の解説ページを開く →

303D/P決済の説明として正しいものはどれか。

  1. A信用状の発行と同時に代金が引き落とされる条件
  2. B船積貨物が到着した後に代金を送金する条件
  3. C手形を引き受けることと引き換えに船積書類を引き渡す条件
  4. D手形代金を支払うことと引き換えに船積書類を引き渡す条件
正解と解説を見る

正解:D手形代金を支払うことと引き換えに船積書類を引き渡す条件

D/P決済は手形代金の支払いと引き換えに書類を引き渡す条件の決済である。

この問題の解説ページを開く →

304D/A決済の説明として正しいものはどれか。

  1. A貨物が輸入者の手元に届いてから代金を支払う条件
  2. B銀行が代金の回収を完全に保証する条件
  3. C手形代金を支払うことと引き換えに船積書類を引き渡す条件
  4. D手形を引き受けることと引き換えに船積書類を引き渡す条件
正解と解説を見る

正解:D手形を引き受けることと引き換えに船積書類を引き渡す条件

D/A決済は手形を引き受けることと引き換えに船積書類を引き渡す条件の決済である。

この問題の解説ページを開く →

305信用状なしのD/A手形決済において銀行の役割として適切なものはどれか。

  1. A輸入者に対して代金の支払いを強制する
  2. B銀行が輸出者に代わって手形代金を確実に保証する
  3. C代金の取立てを委任されるが手形代金の支払いに責任を負わない
  4. D船積貨物の品質を輸出者に代わって保証する
正解と解説を見る

正解:C代金の取立てを委任されるが手形代金の支払いに責任を負わない

信用状なしの取立てでは銀行は取立てを委任されるだけで法的な責任は負わない。

この問題の解説ページを開く →

306外国送金のうち電信送金(T/T)の説明として正しいものはどれか。

  1. A銀行がケーブルによる支払指図を送付する方法
  2. B輸入者が輸出者に小切手を直接郵送する方法
  3. C送金小切手を輸入者に交付して輸出者に送付する方法
  4. D一定期間の取引を相殺して残高のみを支払う方法
正解と解説を見る

正解:A銀行がケーブルによる支払指図を送付する方法

電信送金は銀行から銀行へ電信(ケーブル)で支払指図を送付する方法である。

この問題の解説ページを開く →

307送金小切手(D/D)による送金の説明として正しいものはどれか。

  1. A銀行が作成した小切手を輸入者に交付しそれを輸出者に送付する方法
  2. B輸出者が手形を振り出して代金を取り立てる方法
  3. C電信を用いて直接銀行口座に入金する方法
  4. D一定期間の代金を相殺して精算する方法
正解と解説を見る

正解:A銀行が作成した小切手を輸入者に交付しそれを輸出者に送付する方法

送金小切手は銀行が作成した小切手を送金人が受取人へ送付する方法である。

この問題の解説ページを開く →

308送金の受取り方法のうち通知払いの説明として正しいものはどれか。

  1. A受取人からの請求によって支払う方法
  2. B支払銀行が受取人に送金が届いていることを通知したうえで支払う方法
  3. C受取人の口座に直接入金する方法
  4. D送金人が指定した日時に銀行が支払う方法
正解と解説を見る

正解:B支払銀行が受取人に送金が届いていることを通知したうえで支払う方法

通知払いは支払銀行が受取人に送金到着を通知したうえで支払う方法である。

この問題の解説ページを開く →

309為替変動リスクへの対策として広く利用されているものはどれか。

  1. Aネッティングの廃止
  2. B信用状の譲渡
  3. C為替先物予約
  4. D現金の直接郵送
正解と解説を見る

正解:C為替先物予約

為替相場の変動リスクを回避し採算を確定させるために為替先物予約が利用されている。

この問題の解説ページを開く →

310為替先物予約の実行時期の起算日に関する説明として正しいものはどれか。

  1. A売買締結日の当日中
  2. B売買締結日の1ヵ月後
  3. C売買締結日から1週間後
  4. D売買締結日の翌銀行営業日以降
正解と解説を見る

正解:D売買締結日の翌銀行営業日以降

為替先物予約の実行(外貨の受渡し)は売買締結日の翌営業日以降が可能である。

この問題の解説ページを開く →

311確定日渡しによる為替先物予約の説明として正しいものはどれか。

  1. A特定の月を決めてその間であれば受渡しができる方法
  2. B直物為替の引渡しから応当日に受渡しを行う方法
  3. C指定された期間内であれば自由に受渡しができる方法
  4. D将来の特定の日に受渡しを行う方法
正解と解説を見る

正解:D将来の特定の日に受渡しを行う方法

確定日渡しは将来の特定の日に受渡しを行う為替予約の方法である。

この問題の解説ページを開く →

312順月確定日渡しによる為替先物予約の説明として正しいものはどれか。

  1. A直物為替の引渡し(起算日)から1ヵ月日などの応当日に受渡しを行う方法
  2. B将来の特定の月を決めてその月内であれば受渡しを行う方法
  3. C起算日以降の特定期間を指定して受渡しを行う方法
  4. D銀行営業日であれば自由に受渡し日を決定できる方法
正解と解説を見る

正解:A直物為替の引渡し(起算日)から1ヵ月日などの応当日に受渡しを行う方法

順月確定日渡しは起算日から1ヵ月日や2ヵ月日の応当日に受渡しを行う方法である。

この問題の解説ページを開く →

313月オプション渡しによる為替先物予約の説明として正しいものはどれか。

  1. A特定の応当日のみに受渡しを行う方法
  2. B将来の特定の日に受渡しを行う方法
  3. C起算日から特定の期間を指定してその期間内に受渡しを行う方法
  4. D特定の月を決めその月内であれば自由に受渡し日を決定できる方法
正解と解説を見る

正解:D特定の月を決めその月内であれば自由に受渡し日を決定できる方法

月オプション渡しは特定の月内であれば予約者が自由に受渡し日を決定できる方法である。

この問題の解説ページを開く →

314通貨オプションの説明として正しいものはどれか。

  1. A約定したレートで通貨を売買する権利を売買する取引
  2. B特定の相場で通貨の受渡しをあらかじめ約束する取引
  3. C銀行が為替相場を保証する取引
  4. D複数の通貨の受渡しを相殺する取引
正解と解説を見る

正解:A約定したレートで通貨を売買する権利を売買する取引

通貨オプションは将来の通貨の売買について行使するかどうかを決められる権利の売買である。

この問題の解説ページを開く →

315外国為替において現金を直接送らずに行う資金送金のしくみを何というか。

  1. A貿易保険
  2. Bネッティング
  3. C為替
  4. Dコルレス契約
正解と解説を見る

正解:C為替

現金を直接送らず支払指図だけで資金を送るしくみを為替という。

この問題の解説ページを開く →

316日本の銀行が外国の銀行と為替取引のために結ぶ契約を何というか。

  1. A為替先物予約
  2. B信用状取引
  3. Cコルレス契約
  4. D委託販売契約
正解と解説を見る

正解:Cコルレス契約

コルレス契約は外国為替取引のために銀行同士が締結する契約である。

この問題の解説ページを開く →

317信用状の役割として正しいものはどれか。

  1. A輸出者の製造コストを削減する
  2. B輸出者の代金回収リスクや輸入者の商品入手リスクを回避する
  3. C銀行が商品の品質を保証する
  4. D貿易取引における運送業者の責任を軽減する
正解と解説を見る

正解:B輸出者の代金回収リスクや輸入者の商品入手リスクを回避する

信用状は銀行を介在させることで双方のリスクをカバーする役割を果たす。

この問題の解説ページを開く →

318信用状上の「受益者」とは誰のことか。

  1. A運送業者
  2. B発行銀行
  3. C輸入者
  4. D輸出者
正解と解説を見る

正解:D輸出者

信用状によるメリットを受ける輸出者のことを受益者という。

この問題の解説ページを開く →

319輸出者が信用状条件と合致した書類を提示した際に銀行が行うこととして正しいものはどれか。

  1. A手形を返却して代金の取り立てを依頼する
  2. B輸入者に代わって代金を立替払いする
  3. C為替相場を再交渉する
  4. D商品の到着を確認するために現地へ調査員を送る
正解と解説を見る

正解:B輸入者に代わって代金を立替払いする

信用状条件と書類が合致すれば銀行は輸入者に代わって立替払いを行う。

この問題の解説ページを開く →

320輸出者にとって信用状を利用する最大の利点として正しいものはどれか。

  1. A為替相場の変動リスクが完全になくなること
  2. B商品の品質を銀行が補償してくれること
  3. C船積みの手続きがすべて銀行に委託できること
  4. D確実に代金回収ができること
正解と解説を見る

正解:D確実に代金回収ができること

信用状の最も大きな利点は銀行が支払いを確約するため代金回収リスクが回避されることである。

この問題の解説ページを開く →

321信用状において条件に「契約通りの商品を確実に出荷したことを確認できる船積書類を提示すること」という条件を入れる目的は何か。

  1. A輸入者の商品入手リスクをカバーするため
  2. B輸出者の代金回収を早めるため
  3. C銀行の買取手数料を増やすため
  4. D為替の変動を予測するため
正解と解説を見る

正解:A輸入者の商品入手リスクをカバーするため

船積書類を条件にすることで輸入者が意図した商品が確実に出荷されたかを確認できる。

この問題の解説ページを開く →

322荷為替手形に添付される船荷証券(B/L)の役割として適切なものはどれか。

  1. A為替予約を行うための契約書
  2. B貨物が確実に出荷されたことを確認する
  3. C銀行が発行する支払保証書
  4. D貨物の代金を直接受け取るための証書
正解と解説を見る

正解:B貨物が確実に出荷されたことを確認する

船荷証券(B/L)は貨物が確実に出荷されたことを証明する書類である。

この問題の解説ページを開く →

323荷為替手形に添付されるインボイスの役割として正しいものはどれか。

  1. A為替予約のレートを決定する
  2. B商品内容が契約通りであることを確認する
  3. C貨物の保険金額を算出する
  4. D銀行の買取手数料を明記する
正解と解説を見る

正解:B商品内容が契約通りであることを確認する

インボイスは商品内容が契約と一致しているかを確認する書類である。

この問題の解説ページを開く →

324期限付手形において、将来の手形期日に支払うことを約束することを何というか。

  1. A引受け
  2. Bネッティング
  3. C買取り
  4. D取立て
正解と解説を見る

正解:A引受け

期限付手形で将来の支払いを約束することを引受けという。

この問題の解説ページを開く →

325信用状なしのD/A手形決済において輸出者が代金を回収できないリスクが高い理由はどれか。

  1. A手形が必ず2通1組で送られるから
  2. B銀行が代金の支払いを保証していないから
  3. C貨物が契約通りか銀行が調査しないから
  4. D為替予約が義務付けられているから
正解と解説を見る

正解:B銀行が代金の支払いを保証していないから

信用状なしの決済では銀行が支払いを保証しないため輸出者にとって代金回収リスクが高い。

この問題の解説ページを開く →

326コルレス契約を結んでいない銀行との決済において適切な対応はどれか。

  1. A為替先物予約を自動的に実行する
  2. Bコルレス契約を結んでいる銀行を介して決済を行う
  3. C直接その銀行の口座へ電信送金を行う
  4. D銀行を介さず現金で直接支払う
正解と解説を見る

正解:Bコルレス契約を結んでいる銀行を介して決済を行う

コルレス契約のない銀行とは決済できないため通常は契約を結ぶ銀行を経由する。

この問題の解説ページを開く →

327為替先物予約において「予約の実行(外貨の受渡し)は為替予約日の翌銀行営業日以降」とされる理由は何か。

  1. A対顧客取引における銀行の慣行として翌営業日以降の受渡しとされているから
  2. B国際ルールで当日受渡しが原則として禁止されているから
  3. Cインターバンク市場での先物取引がそのルールだから
  4. D為替管理法により即日受渡しが禁止されているから
正解と解説を見る

正解:A対顧客取引における銀行の慣行として翌営業日以降の受渡しとされているから

対顧客取引における銀行の慣行として売買締結日の翌営業日以降の受渡しと定められている。

この問題の解説ページを開く →

328通貨オプションの特徴として最も適切なものはどれか。

  1. A相場が有利に動いた場合でも必ず行使しなければならない
  2. Bオプション料を支払う必要がない
  3. C為替先物予約と同様に必ず受渡しを実行しなければならない
  4. D行使レートで受渡しをするかどうかを選択する権利の売買である
正解と解説を見る

正解:D行使レートで受渡しをするかどうかを選択する権利の売買である

通貨オプションは相場を見て行使するかどうかを決められる権利である点が特徴である。

この問題の解説ページを開く →

329貿易代金の回収方法のうち「委託販売方式」の注意点として正しいものはどれか。

  1. A輸入者が貨物を引き取る前に代金を支払う義務がある
  2. B貨物が売れるまでは輸出者側がリスクを負う
  3. C為替変動リスクが完全に銀行によって相殺される
  4. D銀行が代金を支払う保証をする
正解と解説を見る

正解:B貨物が売れるまでは輸出者側がリスクを負う

委託販売方式では貨物が売れるまで所有権とリスクは輸出者にあるため注意が必要である。

この問題の解説ページを開く →

330プラント輸出などの大型取引で使われる分割払方式の別称は何か。

  1. A一覧払
  2. B通知払い
  3. Cネッティング
  4. D繰延払い
正解と解説を見る

正解:D繰延払い

プラント輸出などは分割払方式(繰延払い)が使われることがある。

この問題の解説ページを開く →

331確定日後定期払手形(at days after B/L date)の起算日として正しいものはどれか。

  1. AB/Lに記載された船積日
  2. B支払人が手形を提示された日
  3. C手形が発行された日
  4. D船積書類が銀行に到着した日
正解と解説を見る

正解:AB/Lに記載された船積日

確定日後定期払手形の起算日はB/Lに記載された日付となる。

この問題の解説ページを開く →

332指定買取銀行(Restricted Bank)以外の銀行に買取りを依頼した場合の手続きとして適切なものはどれか。

  1. Aその銀行で直接買い取ってもらう
  2. B為替先物予約を契約し直す
  3. C自社の取引銀行を経由して指定された銀行に再度買取りを依頼する
  4. D発行銀行に直接支払いを要求する
正解と解説を見る

正解:C自社の取引銀行を経由して指定された銀行に再度買取りを依頼する

指定買取銀行以外で買い取ってもらうことはできないため自社取引銀行を経由して再依頼する。

この問題の解説ページを開く →

333信用状統一規則(UCP600)の改訂により全ての信用状は原則として何となったか。

  1. A取消不能信用状
  2. B取消可能信用状
  3. C確認信用状
  4. D回転信用状
正解と解説を見る

正解:A取消不能信用状

UCP600によりすべての信用状は取消不能信用状であることが前提となった。

この問題の解説ページを開く →

334輸入金融を受ける際に信用状がもたらすメリットは何か。

  1. A輸出者から書類を受け取ると同時に銀行から資金の貸し付けを受けることができる
  2. B輸入国から輸入税が免除される
  3. C輸入者に対する為替変動リスクが完全に消滅する
  4. D輸出者からの保険金が銀行によって支払われる
正解と解説を見る

正解:A輸出者から書類を受け取ると同時に銀行から資金の貸し付けを受けることができる

信用状取引では輸出者から書類を受け取るタイミングで輸入金融が利用できるメリットがある。

この問題の解説ページを開く →

335輸出者が信用状条件と合致しない書類(ディスクレパンシー)を提示した場合の原則的な対応は何か。

  1. A輸入者に代わって銀行が立替払いを行う
  2. B代金取立手形として処理する
  3. C銀行がそのまま買取りを行う
  4. D即座に契約を破棄する
正解と解説を見る

正解:B代金取立手形として処理する

ディスクレパンシーがある場合原則として代金取立手形として処理される。

この問題の解説ページを開く →

336送金小切手(D/D)の送付先として正しいものはどれか。

  1. A輸入者が受取人(輸出者)に直接郵送する
  2. B仕向銀行が直接受取人に郵送する
  3. C運送業者が受取人に届ける
  4. D発行銀行が直接受取人に郵送する
正解と解説を見る

正解:A輸入者が受取人(輸出者)に直接郵送する

送金小切手は輸入者が直接輸出者に送付する方法である。

この問題の解説ページを開く →

337為替先物予約において通貨オプションの買手が支払う費用を何というか。

  1. Aオプション料
  2. B繰延費用
  3. Cコルレス費用
  4. D予約手数料
正解と解説を見る

正解:Aオプション料

オプションの買手は権利を取得するためにオプション料を支払う。

この問題の解説ページを開く →

338「逆為替」の別称として適切なものはどれか。

  1. A並為替
  2. B送金為替
  3. C取立為替
  4. Dネッティング
正解と解説を見る

正解:C取立為替

逆為替は資金の流れが指図と逆になるため取立為替とも呼ばれる。

この問題の解説ページを開く →

339信用状なしのD/P決済において輸入者が行わなければならない行為はどれか。

  1. A輸出者に代金を送金してから商品を発送してもらう
  2. B手形を引受けてから一定期間後に代金を支払う
  3. C銀行に手形を提示して買取りを依頼する
  4. D手形代金の支払いと同時に船積書類を引き取る
正解と解説を見る

正解:D手形代金の支払いと同時に船積書類を引き取る

D/P決済では代金を支払うことで書類を引き取ることができる。

この問題の解説ページを開く →

340貿易取引における「買取り」とは輸出者にとってどのような意味を持つか。

  1. A輸入者が貨物を受け取ることを確約すること
  2. B為替変動の予約を銀行が代行すること
  3. C銀行が輸出者に代わって手形代金を立替払いすること
  4. D銀行が輸出者の代わりに取り立てを行うこと
正解と解説を見る

正解:C銀行が輸出者に代わって手形代金を立替払いすること

銀行が輸出者に代わって手形代金を立替払いすることを買取りという。

この問題の解説ページを開く →
貿易実務検定C級の全分野一覧へ戻る