⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

相続アドバイザー3級170

問題

金融機関が融資先の預金債権と融資金債権を相殺するための原則的な要件として正しいものはどれか。

A双方の債務が弁済期にあること✓ 正解
B融資金債権が預金債権の金額を下回っていること
C共同相続人全員の書面による同意があること
D双方の債務の発生時期が同一であること

正解

A双方の債務が弁済期にあること

解説

相殺は、2人が互いに同種の目的を有する債務を負担し、双方の債務が弁済期にある場合に原則として行うことができます。

分野解説:⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

抵当権・根抵当権や保証といった担保関係が相続でどう動くかを扱う。根抵当権は元本確定前に債務者または根抵当権者が死亡した場合、相続開始後6か月以内に指定債務者(指定根抵当権者)の合意の登記をしなければ、相続開始の時に元本が確定するという期限が代表的な頻出論点。保証については、通常の保証債務は相続人が法定相続分に応じて承継するのに対し、個人根保証契約は保証人の死亡により元本が確定するという対比が問われる。第163回の公式集計でも「保証人または債務者の死亡」が平均点の低かった問題に挙がっており、6か月という期間と元本確定の効果を取り違えやすい。

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難易度★★★☆☆(第163回・2026年3月実施の公式集計で受験者1,422名・合格者593名・合格率41.70%、平均点54.96点。合格ラインの60点まであと一歩という層が厚く、範囲の広さの割に取りこぼしが響く)
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