④ 金融実務② 貸金庫・融資・国庫帰属
相続アドバイザー3級 第125問
問題
一部の相続人が協力しないために貸金庫の開扉ができない場合、公証人の立会のもとで利用を提案すべき制度はどれか。
A任意後見契約公正証書
B秘密証書遺言
C事実実験公正証書✓ 正解
D遺産分割協議公正証書
正解
C:事実実験公正証書
解説
一部の相続人が協力しない場合、公証人による事実実験公正証書の利用を提案することが考えられます。
分野解説:④ 金融実務② 貸金庫・融資・国庫帰属
貸金庫の開扉と内容物の確認、投資信託・国債など預金以外の商品の承継、被相続人が借入人だった場合の債務の承継、当座勘定や手形・小切手の扱いなど、預金以外の相続実務を横断する分野。可分債務である金銭債務は相続人が法定相続分に応じて当然に分割承継するという原則と、免責的債務引受などで借入人を一本化する実務との対比が要点になる。2023年4月27日施行の相続土地国庫帰属制度は、相続等で取得した土地を一定の要件のもとで国に引き取ってもらう仕組みで、建物がある土地や担保権が設定された土地は却下されるなど要件が細かい。審査手数料と負担金の納付が必要な点も含めて整理しておきたい。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
相続アドバイザー3級について
相続の手続と相続税を、銀行の窓口目線で体系的に学ぶ
| 主催 | 銀行業務検定協会(運営:株式会社経済法令研究会) |
|---|---|
| 出題形式 | 四答択一式〈一部事例付〉50問(各2点)。内訳は(1)基本知識40問、(2)技能・応用(事例付四答択一式)10問。公開試験はマークシート式で、CBT方式も同内容・同レベルで実施される |
| 試験時間 | 120分(公開試験は試験開始後60分間と終了前10分間は退席禁止) |
| 受験料 | 5,500円(税込)。CBT方式は別途、事務手数料330円(税込)がかかる |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上(公開試験は試験委員会にて最終決定) |
| 難易度 | ★★★☆☆(第163回・2026年3月実施の公式集計で受験者1,422名・合格者593名・合格率41.70%、平均点54.96点。合格ラインの60点まであと一歩という層が厚く、範囲の広さの割に取りこぼしが響く) |
相続アドバイザー3級の関連記事
民法・税法・金融実務が混ざる相続実務3級を時系列でほどく
遺言があるかどうかで、その後の道筋は大きく分かれます。相続開始から遺産分割、金融機関の窓口対応、3年という期限が付いた相続登記、二段構えの相続税計算まで、実務の流れに沿って積み上げます。
古い知識のまま解くと外す|相続アドバイザー3級の改正論点
基本知識40問と事例付10問という構成が、この検定の性格を決めています。民法・相続税法・金融実務のどれが重いか、窓口経験者が逆に手薄になる箇所、120分50問の配分、収録305問の内訳を確かめます。
相続法改正はいつ施行されたか|相続アドバイザー3級の年表
かつては正解だった選択肢が、施行日をまたいだ瞬間に誤りへ変わります。相続土地国庫帰属、遺産分割の10年ルール、相続登記の義務化、生前贈与加算の延長までを施行日の順に並べた年表です。