② 熱の移動・冷媒・ブライン・冷凍機油
第三種冷凍機械責任者 第88問
問題
アンモニア冷媒とフルオロカーボン冷媒の違いについて正しい記述はどれか。
Aフルオロカーボンは油に溶けやすいがアンモニアは鉱油にほぼ溶けない。✓ 正解
Bどちらの冷媒も銅や銅合金に対して腐食性がない。
Cどちらの冷媒も液体の比重が冷凍機油より重い。
Dフルオロカーボンは水によく溶けるがアンモニアは水に溶けない。
正解
A:フルオロカーボンは油に溶けやすいがアンモニアは鉱油にほぼ溶けない。
解説
フルオロカーボンは冷凍機油に溶けやすく水に溶けないが、アンモニアは水によく溶け鉱油には溶けない。
分野解説:② 熱の移動・冷媒・ブライン・冷凍機油
伝熱の三形態(熱伝導・熱伝達・熱放射)と、冷凍装置で使う流体の性質を扱う分野。平板や円筒壁の熱伝導、熱伝達率、熱通過率と伝熱面積・温度差から交換熱量を求める計算が基本になる。冷媒はフルオロカーボンとアンモニアの性質比較、オゾン層破壊や地球温暖化への配慮、冷媒とともに循環する冷凍機油の役割と溶解性、水分混入による障害が問われる。ブラインは無機系(塩化カルシウムなど)と有機系の違い、凍結温度と腐食性が定番。アンモニアには銅・銅合金を使えないなど、冷媒と材料の相性は取り違えやすいので、冷媒ごとに一覧化して覚えるとよい。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
第三種冷凍機械責任者について
冷凍設備の保安を担う、業務用冷凍空調の国家資格
| 主催 | 高圧ガス保安協会(KHK)/免状交付は都道府県知事(知事試験) |
|---|---|
| 出題形式 | 択一式(マークシート)。法令20問、保安管理技術15問の計2科目・35問 |
| 試験時間 | 法令60分(9:30〜10:30)、保安管理技術90分(11:10〜12:40) |
| 受験料 | 9,800円(非課税・令和8年度/電子申請)。振込手数料は受験者負担 |
| 合格基準 | 各科目とも満点の60パーセント程度 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(令和7年度の合格率は全科目受験45.0%、保安管理技術免除者87.9%、全体51.6%) |
第三種冷凍機械責任者の関連記事
p-h線図と条文暗記|第三種冷凍機械責任者の2科目を分けて組む
収録615問はおおよそ6対4で配分されている。冷媒やブライン、冷凍機油は数値でなく性質で捉え、機器は役割から入る。講習による科目免除を使うかどうかも、計画を立てる前に決めておきたい。
35問しかない試験|第三種冷凍機械責任者で何問まで落とせるか
設備の実務経験がある人と、文系・未経験から入る人とでは、詰まる場所が違います。講習による科目免除を使うかの判断材料、第二種・第一種への距離、二級ボイラー技士との負荷の差を並べます。
許可か届出かを決めるのはトン数|第三種冷凍機械責任者の法令
3・5・20・50・100・300——この6つの数字を1本の数直線に並べると、適用除外から冷凍保安責任者の免状区分、検査の主体と周期、認定指定設備という例外までが一望できます。