⑤ 浄化槽の点検、調整及び修理
浄化槽管理士 第311問
問題
沈殿分離室の室内流速が速くピーク変動が大きい場合の、スカムや堆積汚泥の状態と対応として最も適当なものはどれか。
正解
A:流出管付近に片寄り短期間で流出する傾向があるため、清掃頻度の増加を検討する
解説
室内流速が速い場合、スカムなどが流出管付近に片寄り汚泥が流出しやすくなるため、清掃頻度の増加で対応可能か検討する。
分野解説:⑤ 浄化槽の点検、調整及び修理
収録178問と7分野で最も多い、保守点検の実務を扱う分野。点検を放流側から流入側へ進める順序、使用開始直前の点検、保守点検の技術上の基準が単位装置ごとに求める事項が起点になる。水処理ではSV30・SVI・MLSSからの状態判断、脱窒による沈殿槽の汚泥浮上、放線菌による発泡、接触ばっ気槽の逆洗手順とはく離汚泥の移送、循環比や流量調整比からの移送水量の計算、メタノール添加量の算出が問われる。機器ではルーツ式・電磁式ブロワやフロートスイッチの異常と原因、FRP製浄化槽の応力白化と浮上事故、安全衛生では硫化水素と酸素欠乏、換気方式、衛生害虫、塩素消毒も含まれる。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
浄化槽管理士について
浄化槽の保守点検に従事するための国家資格。午前・午後に分かれた7科目80問の五肢択一試験
| 主催 | 公益財団法人日本環境整備教育センター(浄化槽法第46条第4項に基づき環境大臣が指定した試験機関)。免状は試験合格者または講習修了者の申請により環境大臣が交付する(浄化槽法第45条)。 |
|---|---|
| 出題形式 | マークシートによる五肢択一式。試験科目は環境省関係浄化槽法施行規則第21条が定める(1)浄化槽概論(2)浄化槽行政(3)浄化槽の構造及び機能(4)浄化槽工事概論(5)浄化槽の点検、調整及び修理(6)水質管理(7)浄化槽の清掃概論の7科目。令和7年度は午前40問に(1)〜(4)、午後40問に(5)〜(7)を出題し、計80問。令和4・5年度は午前50問・午後50問の計100問だった。科目ごとの出題数は、公式ページ・実施要領・問題用紙で確認できませんでした。 |
| 試験時間 | 午前2時間・午後2時間の計4時間。令和7年度は午前10時00分〜12時00分、午後1時30分〜3時30分。令和8年度は10月25日(日)午前10時00分から午後3時30分までの日程で、宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県で実施する。 |
| 受験料 | 23,600円(非課税)。受験申請を受理した後は返還されない。令和8年度の申請は7月1日〜8月6日にオンラインで受け付けた。合格後の免状交付申請には別に収入印紙2,300円が要る。講習ルートの受講料は153,400円(浄化槽設備士が一部免除を選ぶと142,100円)。 |
| 合格基準 | 総得点による合格基準で、基準点は年度ごとに発表される。令和7年度は全80問中51問(満点の63.75%)以上、令和6年度は52問(65.00%)以上。100問だった令和5年度は66点以上、令和4年度は64点以上、令和3年度は65点以上。科目別の最低点(足切り)の定めは、令和3〜7年度の合格発表と実施要領で確認できませんでした。 |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
浄化槽管理士の関連記事
浄化槽管理士試験は午前4科目・午後3科目、点検調整修理をどこまで厚くするか
科目ごとの問題数は問題用紙に書かれていません。講習の教科目時間80時間と収録541問の分野別件数を並べ、法令・計算・点検判断が混ざる80問への備え方と、年度で動く合格ラインからの得点目標を組み立てます。
浄化槽管理士試験の合格率は2割台、令和5年度だけ30.9%だった
合格基準は年度ごとに総得点で発表され、64点から66点、80問になってからは52問と51問。問題49の全員加点で合格者が7名増えた経緯と、実務未経験でも受けられる試験で午後に何を問われるかを整理します。
浄化槽管理士は試験23,600円か講習153,400円か、第45条の2つの道
講習は講義動画80時間をオンデマンドで見たうえで対面の考査を受ける形です。浄化槽設備士が免除される範囲、講習と試験の開催地の違い、免状を得たあとの法令上の位置づけまで、公式の案内と条文で並べます。