③ 浄化槽の構造及び機能

浄化槽管理士121

問題

浄化槽の沈殿分離槽に関する設計上の取り扱いとして、最も適当なものはどれか。

A生物処理装置の設計に際しては、沈殿分離槽のBOD除去率を常に30%として計算する。
B生物処理装置の設計に際しては、沈殿分離槽のBOD除去率を常に50%として計算する。
C長期間貯留すると固形物の沈殿分離が促進されるため、BOD除去率を高めに設定する。
D汚泥の可溶化反応の進行により除去効果が期待できなくなるため、BOD除去率を0%として扱う。✓ 正解

正解

D汚泥の可溶化反応の進行により除去効果が期待できなくなるため、BOD除去率を0%として扱う。

解説

貯留期間が長くなると汚泥の可溶化反応の進行に伴って除去効果が期待できなくなるため、生物処理装置の設計に際してはBOD除去率を0%として扱う。

分野解説:③ 浄化槽の構造及び機能

浄化槽の設計と処理原理を扱う分野で、収録問題数は7分野中2番目に多い。収録118問では、昭和55年建設省告示第1292号の構造基準に示される処理方式と処理対象人員の対応、嫌気ろ床槽のろ材充填率と室の容量比、消毒槽やマンホールの規定、JIS A 3302による建築用途別の処理対象人員算定が問われる。計算は流量調整槽の必要容量、水面積負荷、BOD容積負荷とBOD-MLSS負荷、汚泥返送率、ばっ気強度からの必要空気量、酸素要求量と種類が多い。ほかに押し出し流と完全混合、ストークスの式、ベルヌーイの式、エアリフトポンプ、膜の分離対象、無機凝集剤、性能評価型浄化槽が含まれる。

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浄化槽管理士について

浄化槽の保守点検に従事するための国家資格。午前・午後に分かれた7科目80問の五肢択一試験

主催公益財団法人日本環境整備教育センター(浄化槽法第46条第4項に基づき環境大臣が指定した試験機関)。免状は試験合格者または講習修了者の申請により環境大臣が交付する(浄化槽法第45条)。
出題形式マークシートによる五肢択一式。試験科目は環境省関係浄化槽法施行規則第21条が定める(1)浄化槽概論(2)浄化槽行政(3)浄化槽の構造及び機能(4)浄化槽工事概論(5)浄化槽の点検、調整及び修理(6)水質管理(7)浄化槽の清掃概論の7科目。令和7年度は午前40問に(1)〜(4)、午後40問に(5)〜(7)を出題し、計80問。令和4・5年度は午前50問・午後50問の計100問だった。科目ごとの出題数は、公式ページ・実施要領・問題用紙で確認できませんでした。
試験時間午前2時間・午後2時間の計4時間。令和7年度は午前10時00分〜12時00分、午後1時30分〜3時30分。令和8年度は10月25日(日)午前10時00分から午後3時30分までの日程で、宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県で実施する。
受験料23,600円(非課税)。受験申請を受理した後は返還されない。令和8年度の申請は7月1日〜8月6日にオンラインで受け付けた。合格後の免状交付申請には別に収入印紙2,300円が要る。講習ルートの受講料は153,400円(浄化槽設備士が一部免除を選ぶと142,100円)。
合格基準総得点による合格基準で、基準点は年度ごとに発表される。令和7年度は全80問中51問(満点の63.75%)以上、令和6年度は52問(65.00%)以上。100問だった令和5年度は66点以上、令和4年度は64点以上、令和3年度は65点以上。科目別の最低点(足切り)の定めは、令和3〜7年度の合格発表と実施要領で確認できませんでした。
難易度★★★☆☆
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