⑦ 法的紛争等の予防と対応

ビジネス実務法務検定2級259

問題

不法行為の被害者が、同一の損害について労災保険給付を受けた場合、加害者に対する損害賠償額との関係として適切なものはどれか。

A労災保険給付は被害者の権利であるため、損害賠償額からは一切控除されない
B労災保険給付を受けると、加害者に対する損害賠償請求権は全額消滅する
C労災保険給付として受領した額は、その限度で損害賠償額から控除(損益相殺的な調整)される✓ 正解
D労災保険給付は国が支払うため、被害者は損害額の2倍まで重ねて受領できる

正解

C労災保険給付として受領した額は、その限度で損害賠償額から控除(損益相殺的な調整)される

解説

同一の損害について労災保険給付を受けたときは、その給付額は損害の填補として、その限度で損害賠償額から控除(調整)されます(生命保険金等とは扱いが異なります)。

分野解説:⑦ 法的紛争等の予防と対応

不法行為による損害賠償と、紛争解決のための民事手続きを学ぶ、収録数が最も多い分野です。土地工作物責任・使用者責任・運行供用者責任などの特殊な不法行為、求償・損益相殺・過失相殺、労災保険給付との調整が頻出です。あわせて合意管轄・公示送達など民事訴訟の手続きも問われます。「誰が・どの範囲で責任を負うか」を責任類型ごとに整理し、賠償額の調整ルールと訴訟手続の基礎をセットで押さえると、幅広い出題に対応できます。全50問を収録しています。

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