メディカルハーブ検定 ① メディカルハーブの世界

メディカルハーブとは何か、人類との関わりの歴史、植物療法と近代医学の違い、自然療法と統合医療の考え方など、メディカルハーブ検定の入門となる分野です。ヒポクラテス・ディオスコリデス・アビケンナといった歴史上の人物や、19世紀以降の近代薬学への転換も問われます。

この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1メディカルハーブを扱う自然療法において健康な状態とはどのような状態を指すか

  1. A部分的な不調がまったくない状態
  2. B臓器が理想的な数値である状態
  3. C心身全体でバランスがとれた状態
  4. D病原菌が一切侵入していない状態
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正解:C心身全体でバランスがとれた状態

健康時は心身全体で一定のバランスがとれておりその調和を重視します。

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2近代医学と比較した際メディカルハーブが全身に穏やかに作用する理由として正しいものはどれか

  1. A単一成分のみを含んでいるため
  2. B多くの成分をバランスよく含んでいるため
  3. C植物の根だけを使用しているため
  4. D化学的に合成されているため
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正解:B多くの成分をバランスよく含んでいるため

医薬品が単一成分に絞るのに対しハーブは多くの成分をバランスよく含むことで穏やかに作用します。

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3近代医学の治療薬が主に単一成分であることによるメリットとして考えられる考え方はどれか

  1. A全身にまんべんなく作用するため
  2. B副作用が自然と消滅するため
  3. C一点に集中して強く働きかけるため
  4. D体内の成分と完全に一致するため
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正解:C一点に集中して強く働きかけるため

近代医学は特定の症状に対して一点集中で作用することを目的としています。

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4自然療法における発熱の捉え方として正しいものはどれか

  1. A細菌やウイルスとの闘いを助ける反応
  2. B完全に阻止すべき不快な症状
  3. C薬によって即座に抑えるべき異常事態
  4. D体力が低下していることの証明
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正解:A細菌やウイルスとの闘いを助ける反応

発熱は体が生体防御のために行う反応であり自然療法ではその働きを助けます。

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5古代ギリシアのヒポクラテスが提唱した体液病理説において病気の原因とされるものはどれか

  1. A体内の細菌の増殖
  2. B特定の臓器の機能不全
  3. C生活環境の乱れ
  4. D体液のバランスの崩れ
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正解:D体液のバランスの崩れ

ヒポクラテスは血液や胆汁などの体液バランスが崩れた際に病気が起こると考えました。

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61世紀の医師ディオスコリデスが残した業績として正しいものはどれか

  1. A蒸留技術の確立
  2. B薬物誌の執筆
  3. C体液病理説の提唱
  4. D近代医学の創設
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正解:B薬物誌の執筆

ディオスコリデスは600種類以上の薬効植物をまとめた薬物誌を著しました。

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710世紀の医師アビケンナの功績として正しいものはどれか

  1. A抗生物質の発見
  2. B体質論の体系化
  3. C精油の蒸留方法の確立
  4. Dアスピリンの抽出
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正解:C精油の蒸留方法の確立

アビケンナは錬金術の技術を用いて植物から精油を蒸留することに成功しました。

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819世紀にセイヨウシロヤナギからサリシンが分離されたことの意味として正しいものはどれか

  1. A植物療法が完成したこと
  2. B近代薬学への転換点となったこと
  3. Cハーブの栽培が禁止されたこと
  4. D細菌学が否定されたこと
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正解:B近代薬学への転換点となったこと

特定成分の分離と合成は植物療法から近代医学への大きな転換点となりました。

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9特定病因論において重視される考え方はどれか

  1. A生活習慣の改善
  2. B体液のバランス調整
  3. C特定の病原菌の除去
  4. D心身のホリスティックな捉え方
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正解:C特定の病原菌の除去

特定の病気は特定の病原菌が原因であるという考え方が近代医学の主流となりました。

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10近代医学の強みが発揮される場面として適切なものはどれか

  1. A慢性的なストレスの緩和
  2. B緊急を要する治療や外傷
  3. C日々の健康維持管理
  4. D生活習慣病の予防
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正解:B緊急を要する治療や外傷

近代医学は手術や緊急治療などの急性期において高い強みを発揮します。

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11統合医療の考え方として正しいものはどれか

  1. A近代医学を完全に否定すること
  2. B伝統医学だけを用いること
  3. Cそれぞれの長所を生かして互いの短所をカバーすること
  4. Dすべての症状をハーブで治療すること
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正解:Cそれぞれの長所を生かして互いの短所をカバーすること

統合医療は近代医学と代替療法の両方の長所を組み合わせる医療の形です。

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12アロマセラピーがメディカルハーブと異なる点として正しいものはどれか

  1. A植物本体を利用する点
  2. B脂溶性の芳香成分を抽出した精油を利用する点
  3. C内服を前提としている点
  4. Dエネルギー療法である点
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正解:B脂溶性の芳香成分を抽出した精油を利用する点

アロマセラピーは植物から抽出した精油のみを使用する方法です。

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13フラワーエッセンスとメディカルハーブの決定的な違いは何か

  1. A使用する植物の数
  2. B化学成分の利用目的ではない点
  3. C内服する方法
  4. D花の種類の多さ
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正解:B化学成分の利用目的ではない点

フラワーエッセンスは化学成分ではなく花のエネルギーを利用することを目的としています。

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14漢方薬がメディカルハーブと異なる点として正しいものはどれか

  1. A植物を原料とする点
  2. B動物や鉱物を使用し処方に基づいて配合する点
  3. C健康維持のために使われる点
  4. D植物療法の一種である点
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正解:B動物や鉱物を使用し処方に基づいて配合する点

漢方薬は植物以外に動物や鉱物も使い厳密な処方に従って配合されます。

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1515世紀から17世紀の大航海時代に起こったこととして正しいものはどれか

  1. A細菌学が確立された
  2. B抗生物質が大量に作られた
  3. C多くのスパイスやハーブがヨーロッパにもたらされた
  4. Dサリシンが分離された
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正解:C多くのスパイスやハーブがヨーロッパにもたらされた

大航海時代により世界中のハーブがヨーロッパへ運ばれました。

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16近代医学の発展と生活習慣病の増加の関係性として正しいものはどれか

  1. A近代医学で全ての病気が治ったため病気が消えた
  2. B近代医学で伝染病が減り長生きするようになったため
  3. C生活習慣病の原因が全て細菌であると判明したため
  4. Dハーブの使用が禁じられたため
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正解:B近代医学で伝染病が減り長生きするようになったため

伝染病が駆逐され長生きするようになった結果生活習慣病などが課題となりました。

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17自然療法が現代社会で見直されている理由として適切なものはどれか

  1. A化学合成薬の副作用が皆無であるため
  2. B近代医学よりも治療効果が圧倒的に高いため
  3. C部分的な治療だけでなく全体的な健康管理が求められているため
  4. Dすべての病気が薬で治るようになったため
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正解:C部分的な治療だけでなく全体的な健康管理が求められているため

近代医学で対応しきれない慢性的な症状やホリスティックな視点の必要性から見直されています。

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18近代医学の医薬品が植物療法から生まれた経緯として正しいものはどれか

  1. A植物をそのまま使うことが法律で禁止されたから
  2. B植物成分から有用なものを取り出し合成したから
  3. C植物が絶滅の危機に瀕したから
  4. D植物よりも安価な材料が見つかったから
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正解:B植物成分から有用なものを取り出し合成したから

医薬品は薬用植物に含まれる有用成分を抽出し人工合成することで作られました。

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19ハーブにおける自然治癒力とは何か

  1. A外部から取り入れる化学物質の力
  2. B病気を治す医師の技術
  3. C体にもともと備わっているバランスを戻す力
  4. D特定の病原菌を殺す成分の力
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正解:C体にもともと備わっているバランスを戻す力

体には崩れたバランスを元の状態に戻そうとする自然治癒力が備わっています。

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20近代医学の薬とハーブの含有成分の違いについて正しい説明はどれか

  1. Aハーブのほうが強い成分を含んでいる
  2. B近代医学の薬は全身に作用する
  3. C近代医学の薬は単一成分でハーブは多くの成分を含む
  4. D両者の成分数は同じである
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正解:C近代医学の薬は単一成分でハーブは多くの成分を含む

医薬品が成分を絞り込むのに対しハーブは多くの成分がバランスよく含まれます。

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21かつてのヨーロッパで16世紀までバイブル的存在であった薬物誌の著者は誰か

  1. Aヒポクラテス
  2. Bガレノス
  3. Cディオスコリデス
  4. Dアビケンナ
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正解:Cディオスコリデス

ディオスコリデスの薬物誌は多くの薬用植物をまとめた書物として長く参照されました。

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22古代ギリシアの医師ヒポクラテスがハーブ処方において重要視した考え方はどれか

  1. A体液のバランス
  2. B病原菌の駆除
  3. C成分の濃縮
  4. D人工的な合成
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正解:A体液のバランス

ヒポクラテスは体液病理説に基づき治療を行いました。

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23アロマセラピーにおいて精油の扱いについて正しいものはどれか

  1. A内服が一般的である
  2. B入浴やマッサージや芳香浴に用いられる
  3. C植物の葉を直接食べる
  4. D植物をすりつぶして湿布にする
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正解:B入浴やマッサージや芳香浴に用いられる

アロマセラピーでは主に芳香浴や入浴など外部からの利用が中心です。

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24近代医学で特定の病気の治療に成功するようになった要因は何か

  1. A植物を全て薬にしたこと
  2. B特定の病原菌を殺す抗生物質が開発されたこと
  3. C個人の自然治癒力を高めたこと
  4. D成分を薄めたこと
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正解:B特定の病原菌を殺す抗生物質が開発されたこと

20世紀以降病原菌を狙い撃ちする抗生物質の開発が医療を変えました。

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25統合医療の未来の役割として記述されているものはどれか

  1. A近代医学を廃止すること
  2. B近代医学の短所を補完する役割
  3. Cすべての病気を治すこと
  4. D伝統医学に一本化すること
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正解:B近代医学の短所を補完する役割

近代医学の長所を生かしつつ慢性的な症状などに代替療法を組み合わせることが期待されています。

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26植物と人類の歴史において最も古い関わり方の特徴は何か

  1. A化学的な分析
  2. B経験的な伝達
  3. C学問としての体系化
  4. D成分の分離
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正解:B経験的な伝達

文字や言葉が生まれる前からの経験的な知識の伝達が歴史の始まりです。

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27漢方薬が医薬品として扱われることの背景にある特徴はどれか

  1. A特定の原料のみで構成されるから
  2. B定められた処方で多数の原料を配合して作られるから
  3. C自然のままの植物を煎じるだけだから
  4. D成分を抽出して合成するから
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正解:B定められた処方で多数の原料を配合して作られるから

漢方薬は厳しい処方に基づき複数の原料を配合する特徴があります。

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28近代医学において治療より予防が重視されるようになった背景は何か

  1. A感染症が増加したから
  2. B病気の内容が伝染病から生活習慣病へ変化したから
  3. Cハーブが安価になったから
  4. D病院が不足したから
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正解:B病気の内容が伝染病から生活習慣病へ変化したから

治療中心の医療から生活習慣の変化に伴い予防の重要性が高まりました。

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29近代医学と代替療法の定義の違いにおいて近代医学の主な手法はどれか

  1. A全身に働きかけること
  2. B部分的に働きかけること
  3. C自然治癒力を待つこと
  4. D生活環境を整えること
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正解:B部分的に働きかけること

近代医学は外から原因に働きかけ部位を治療しようとする手法をとります。

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30メディカルハーブ検定のテキストにおいて紹介されている植物療法の専門家として正しい記述はどれか

  1. A古代ギリシアのみで活躍した
  2. B近代医学の医師のみである
  3. Cイギリス等でハーバリストと呼ばれた人々がいる
  4. D料理人のみである
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正解:Cイギリス等でハーバリストと呼ばれた人々がいる

イギリスなどでは植物療法に精通したハーバリストが活躍しました。

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