介護支援専門員(ケアマネジャー) ⑥ 高齢者の特徴・医学的診断・在宅医療管理・検査

保健医療サービス分野の入口となる領域です。高齢者に特有の身体的・精神的変化、老年症候群、複数疾患の併存といった特徴を押さえます。バイタルサインの基準値と異常の判断、意識レベルの評価が基礎です。在宅医療管理では、在宅自己注射、在宅酸素療法、人工透析、経管栄養、在宅中心静脈栄養、ストーマなどの管理上の留意点が問われます。検査では血液検査や尿検査の基準値と、高齢者で解釈が変わる項目が頻出になります。

この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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199高齢者の生理的機能の特徴に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A高音域が聞き取りやすくなり聴力が向上する
  2. B膀胱の萎縮により排尿間隔が長くなる
  3. C骨量・筋肉量の減少により骨折しやすくなる
  4. D胃腸の運動が活発になり下痢になりやすくなる
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正解:C骨量・筋肉量の減少により骨折しやすくなる

高齢者は骨量・筋肉量の減少や骨密度の低下により骨折しやすくなります。

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200高齢者の疾患の特徴として誤っているものはどれか。

  1. A疾患が慢性化しにくく短期間で治癒しやすい
  2. B一人で多くの疾患を併せもっていることが多い
  3. C症状や経過などの個人差が若年者より大きい
  4. D疾患の典型的な症状がわかりにくく非定型的である
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正解:A疾患が慢性化しにくく短期間で治癒しやすい

高齢者は同じ疾患でも治療が長引き慢性化しやすくなります。

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201高齢者の「非定型的」な症状の具体例として適切なものはどれか。

  1. A肺炎において高熱と激しいせきが必ずみられる
  2. B心不全において顕著な呼吸音の異常がみられる
  3. C心不全において食欲が増進し活動的になる
  4. D肺炎において発熱やせきが出ず食欲不振がめだつ
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正解:D肺炎において発熱やせきが出ず食欲不振がめだつ

症状が診断基準と異なり徴候がはっきりしない非定型的な症状は後期高齢者で顕著です。

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202フレイルの診断基準(改訂J-CHS基準)に含まれない項目はどれか。

  1. A理由のない疲労感
  2. B6か月で2kg以上の体重減少
  3. C認知機能の低下
  4. D通常歩行速度の低下
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正解:C認知機能の低下

フレイルの評価項目は体重減少、筋力低下、疲労感、歩行速度、身体活動の5つです。

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203サルコペニアに関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A加齢に伴う骨格筋量の減少を主な特徴とする
  2. B筋肉量の減少を必須とせず筋力低下のみで診断される
  3. C筋力低下や身体能力の低下のいずれかを併せもつ
  4. D適度な運動や適切な食事などで予防や対応を行う
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正解:B筋肉量の減少を必須とせず筋力低下のみで診断される

サルコペニアは筋肉量の減少を必須として筋力低下または身体能力低下を併せもつ場合に診断されます。

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204せん妄の特徴および対応として適切なものはどれか。

  1. A認知症とは全く異なるため混同されることはない
  2. B症状は数か月から数年単位で徐々に進行する
  3. C昼間は安静にし活動的な刺激を与えないようにする
  4. D夜間に増悪する場合は昼間に活動の機会をつくる
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正解:D夜間に増悪する場合は昼間に活動の機会をつくる

夜間にせん妄が増悪する場合は昼間に適度な刺激と活動の機会をつくり夜間睡眠できるよう配慮します。

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205廃用症候群によって生じる症状として適切でないものはどれか。

  1. A感音性難聴
  2. B認知機能障害
  3. C起立性低血圧
  4. D関節の拘縮
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正解:A感音性難聴

感音性難聴は加齢に伴う生理的変化であり廃用症候群特有の症状ではありません。

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206高齢者の誤嚥について誤っている記述はどれか。

  1. A誤嚥により気道から肺に細菌が入ると肺炎を引き起こす
  2. B筋力低下やせき反射の低下が誤嚥を引き起こす原因となる
  3. C高齢者ではむせやせきなどの自覚症状が必ずみられる
  4. D神経疾患や薬剤や寝たきり状態なども要因となる
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正解:C高齢者ではむせやせきなどの自覚症状が必ずみられる

高齢者では自覚がない不顕性誤嚥が繰り返されていることもあります。

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207高齢者の脱水に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A若年者に比べて体内水分貯蔵量が多いため脱水のリスクは低い
  2. B皮膚をつまみ上げて離したときすぐ元に戻らない状態がみられる
  3. C脱水が強くなってもめまいやふらつきなどの症状は生じない
  4. D進行しても意識障害を引き起こすことはないため経過観察でよい
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正解:B皮膚をつまみ上げて離したときすぐ元に戻らない状態がみられる

手の甲の皮膚をつまみ上げて離したときすぐには元に戻らない皮膚の緊張低下は脱水時にみられます。

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208尿失禁のうちくしゃみなどの急な腹圧の上昇によって失禁するものはどれか。

  1. A切迫性尿失禁
  2. B機能性尿失禁
  3. C腹圧性尿失禁
  4. D溢流性尿失禁
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正解:C腹圧性尿失禁

腹圧性尿失禁は女性や多産の高齢者に多く急な腹圧の上昇によって失禁します。

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209切迫性尿失禁の対応として誤っているものはどれか。

  1. A水分摂取を制限し尿量を極力減らす
  2. B排尿をがまんする膀胱訓練を行う
  3. C急な強い尿意への対策を行う
  4. D薬物療法を行う
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正解:A水分摂取を制限し尿量を極力減らす

切迫性尿失禁では膀胱訓練や薬物療法を行います。自己判断による水分制限は脱水を招くため適切ではありません。

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210高齢者の不眠に関する原因や対応として適切なものはどれか。

  1. A寝酒は深い睡眠を促進するため積極的にすすめる
  2. B日中は昼寝の時間を長くし活動量を減らすようにする
  3. C加齢とともに夜間の睡眠時間は延長し眠りが深くなる
  4. D睡眠時無呼吸などの身体的要因も不眠の原因となる
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正解:D睡眠時無呼吸などの身体的要因も不眠の原因となる

心理的要因のほか睡眠時無呼吸やむずむず脚症候群などの身体的要因も不眠の原因となります。

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211インフォームド・コンセントの説明として正しいものはどれか。

  1. A患者の家族のみに説明し本人の意思に関わらず治療を進めること
  2. B患者に検査や治療内容を説明し同意を得たうえで実施すること
  3. C医師が個人の経験だけに基づき独断で治療法を決定すること
  4. D確率論に基づき統計学的な根拠のみで治療法を押し付けること
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正解:B患者に検査や治療内容を説明し同意を得たうえで実施すること

インフォームド・コンセントとは必要な検査や治療内容を説明し同意を得る手続きのことです。

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212医学的診断におけるプロセスとして誤っているものはどれか。

  1. A既往歴や家族歴を確認したうえで必要な検査を判断する
  2. B診察や検査は身体的負担が最も大きいものから行うのが原則である
  3. C主訴と現病歴を聴取することから診察が始まる
  4. D検査の必要性を説明し同意を得てから検査を実施する
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正解:B診察や検査は身体的負担が最も大きいものから行うのが原則である

診察や検査は患者の身体的負担が小さいものから行うことが原則です。

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213NBM(ナラティブ・ベースド・メディスン)の記述として適切なものはどれか。

  1. A医師個人の経験的な技術のみに依存する医療である
  2. B統計学的な思考に基づく確率論を最優先する医療である
  3. C人間の感じ方や考え方に耳を傾けて自己決定を促す医療である
  4. D科学的な根拠のみで治療法を決定する医療である
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正解:C人間の感じ方や考え方に耳を傾けて自己決定を促す医療である

NBMは人間の感じ方や考え方に耳を傾けて自己決定を促す物語りと対話に基づく医療です。

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214介護支援専門員による退院時の医療連携として適切なものはどれか。

  1. A退院当日は利用者宅を訪問せず電話連絡のみで済ませる
  2. B病院に利用者の情報提供をすることは避ける
  3. C退院準備の進捗状況には一切関与しない
  4. D退院当日に利用者宅でサービス担当者会議を開くなどして情報を共有する
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正解:D退院当日に利用者宅でサービス担当者会議を開くなどして情報を共有する

退院時には退院当日に利用者宅でサービス担当者会議を開くなどして情報を共有します。

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215インスリン自己注射による低血糖の症状として正しいものはどれか。

  1. A著しい血圧上昇や徐脈
  2. B高熱や激しいせき
  3. C全身のむくみや体重増加
  4. D空腹感や冷や汗や動悸
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正解:D空腹感や冷や汗や動悸

低血糖では空腹感や冷や汗や動悸や意識レベルの悪化などが生じます。

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216インスリン自己注射の留意点として誤っているものはどれか。

  1. A経口摂取が難しい場合はすぐに医療職に連絡する
  2. B体調不良時で食事量が少ないときもインスリン量は減らさない
  3. C医師が指示したインスリン製剤の種類と量を守る
  4. D低血糖の症状がみられたらすぐに糖分を補給する
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正解:B体調不良時で食事量が少ないときもインスリン量は減らさない

発熱や食欲不振など体調不良時で摂取量が少ないときの対処法を確認しておく必要があります。

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217悪性腫瘍疼痛管理における留意点として適切なものはどれか。

  1. A自動注入ポンプのトラブル発生時の対応方法を関係者間で共有する
  2. B痛みの緩和には麻薬が使われるが副作用は全く生じない
  3. C経口摂取が難しくなっても貼り薬や座薬は使用しない
  4. D身体的な痛みのみを緩和し心理的側面への配慮は不要である
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正解:A自動注入ポンプのトラブル発生時の対応方法を関係者間で共有する

自動注入ポンプはトラブルが起こり得るため発生時の対応方法を関係者間で共有しておく必要があります。

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218在宅で行われることが多い人工透析の方法はどれか。

  1. A血液透析
  2. B間欠的血液透析
  3. C血液濾過透析
  4. D腹膜透析
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正解:D腹膜透析

血液透析は専門施設で行われることが多く在宅ではもっぱら腹膜透析が行われます。

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219血液透析を受けている利用者の留意点として誤っているものはどれか。

  1. Aシャント側の腕で積極的に血圧測定や採血を行う
  2. Bシャントへの圧迫を避けるため袖口のきつい服は避ける
  3. C水分や塩分やリンやカリウムのとりすぎに注意する
  4. D心筋梗塞や脳血管障害等の疾病リスクが高くなる傾向がある
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正解:Aシャント側の腕で積極的に血圧測定や採血を行う

シャントを圧迫しないようシャント側での血圧測定や採血は避ける必要があります。

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220在宅中心静脈栄養法に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A特別な配慮は不要であり入浴時に医療職への相談はいらない
  2. B胃や腸の本来の機能を活用するため消化吸収機能は向上する
  3. C経管栄養法よりも優先して選択されることが一般的である
  4. D鎖骨下などから中心静脈にカテーテルの先端を入れて固定する
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正解:D鎖骨下などから中心静脈にカテーテルの先端を入れて固定する

鎖骨下などから心臓の近くにある太い静脈にカテーテルを入れて固定します。

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221胃ろうのカテーテル体外固定板のうち抜けにくいとされるものはどれか。

  1. Aチューブ型
  2. Bボタン型
  3. Cバルーン型
  4. Dバンパー型
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正解:Bボタン型

体外固定板のうち外に出ている部分が少なく抜けにくいのはボタン型です。

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222在宅経管栄養法の留意点として誤っているものはどれか。

  1. A注入速度が速すぎると下痢や嘔吐を起こすことがある
  2. B胃粘膜への埋没を予防するためカテーテルは絶対に回転させない
  3. C栄養剤を注入するときは利用者の上半身を30度以上起こす
  4. D胃ろうが抜けるとろう孔がふさがるため速やかに医療職に連絡する
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正解:B胃粘膜への埋没を予防するためカテーテルは絶対に回転させない

カテーテルが内部に入り込むバンパー埋没症候群を予防するため定期的に回転するか確認します。

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223在宅酸素療法(HOT)の留意点として適切なものはどれか。

  1. A酸素ボンベの使用に慣れれば介護支援専門員が酸素流量を設定してよい
  2. B携帯用酸素ボンベは外出時には使用できない
  3. C入浴時は酸素の必要量が増加するためカニューレをつけたまま入浴する
  4. D高濃度酸素を扱うため機器は火気から50cm以上離せば安全である
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正解:C入浴時は酸素の必要量が増加するためカニューレをつけたまま入浴する

入浴は酸素の必要量を増加させるためカニューレをつけたまま入浴します。

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224高濃度の酸素を吸うことで呼吸がかえって抑えられ意識障害を起こす病態はどれか。

  1. Aメタボリックシンドローム
  2. BCO2ナルコーシス
  3. Cレストレスレッグス症候群
  4. Dロコモティブシンドローム
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正解:BCO2ナルコーシス

酸素療法時に酸素流量をむやみに上げるとCO2ナルコーシスを生じる危険があります。

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225介護職が行える喀痰吸引の範囲として誤っているものはどれか。

  1. A鼻腔内における咽頭の手前までの吸引
  2. B気管カニューレを挿入している場合の気管カニューレ内部の吸引
  3. C気管切開をしていない利用者の気管内部までの吸引
  4. D口腔内における咽頭の手前までの吸引
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正解:C気管切開をしていない利用者の気管内部までの吸引

介護職が行えるのは口腔内・鼻腔内は咽頭の手前までと気管カニューレ内部までであり気管内部は含まれません。

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226バルーンカテーテル(膀胱留置カテーテル)の留意点として適切なものはどれか。

  1. A自己導尿に比べて感染リスクが低く蓄尿バッグも不要である
  2. Bカテーテルを長く留置し続けても尿路感染のリスクはない
  3. C蓄尿バッグは常に膀胱より高い位置に保つようにする
  4. D完全に尿が出ない場合や不完全な排尿しかできない場合に使用する
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正解:D完全に尿が出ない場合や不完全な排尿しかできない場合に使用する

完全に尿が出ない場合や不完全な排尿しかできない場合に使用します。

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227高齢者の体温に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A基礎代謝が低下するため成人より体温が低めである
  2. B感染症にかかった場合は必ず激しい発熱がみられる
  3. C原因不明の発熱が起こることは極めて稀である
  4. D環境や薬剤の影響を受けても低体温になることはない
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正解:A基礎代謝が低下するため成人より体温が低めである

高齢者は基礎代謝が低下するため成人より体温が低めとなります。

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228呼吸状態とその特徴の組み合わせとして誤っているものはどれか。

  1. A起座呼吸は臥位で呼吸困難が増強する
  2. Bビオー呼吸は不規則な周期で呼吸と無呼吸が交互に現れる
  3. C口すぼめ呼吸は息を吸うときに口をすぼめてゆっくり吸う
  4. Dクスマウル呼吸は異常に深い規則正しい呼吸である
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正解:C口すぼめ呼吸は息を吸うときに口をすぼめてゆっくり吸う

口すぼめ呼吸は鼻からゆっくり吸い吐くときに口をすぼめてゆっくり吐きます。

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229血圧測定に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A大動脈疾患の場合は左右の血圧差がないため片腕のみの測定でよい
  2. B起立後3分以内で収縮期血圧20mmHg以上の低下があれば起立性低血圧に注意する
  3. C日内変動は小さいため一日のどの時間帯に測定しても結果は同じである
  4. D加齢に伴い収縮期血圧は低くなり拡張期血圧は高くなる傾向がある
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正解:B起立後3分以内で収縮期血圧20mmHg以上の低下があれば起立性低血圧に注意する

起立後3分以内で収縮期血圧20mmHg以上の低下がみられる場合は起立性低血圧を疑います。

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230臨死期にみられ呼吸のたびに顎であえぐような呼吸状態はどれか。

  1. A下顎呼吸
  2. B起座呼吸
  3. Cチェーンストークス呼吸
  4. Dクスマウル呼吸
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正解:A下顎呼吸

下顎呼吸は臨死期にみられ始まると1から2時間後に死亡することが多いです。

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231ジャパン・コーマ・スケール(JCS)の評価について誤っている記述はどれか。

  1. A1の段階は刺激しないでも覚醒している状態である
  2. B2の段階は刺激すると覚醒するがやめると眠り込む状態である
  3. C3の段階は刺激しても覚醒しない状態である
  4. D数値が小さいほど意識レベルが低く重度であると判断する
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正解:D数値が小さいほど意識レベルが低く重度であると判断する

JCSは数値が大きいほど意識レベルは低くなります。

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232ホルター心電図(24時間心電図)に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A狭心症の疑いや不整脈がある場合に利用される
  2. B検査中は常にベッド上で臥床している必要がある
  3. C心筋梗塞の治療として電気ショックを与える機器である
  4. D測定には専用の大型装置が必要なため入院が必須である
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正解:A狭心症の疑いや不整脈がある場合に利用される

狭心症の疑いや不整脈がある場合小型機器を装着して日常生活中の心電図を測定するホルター心電図が利用されます。

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233過去1から2か月の平均的血糖レベルを反映し糖尿病の指標となる検査項目はどれか。

  1. AHbA1c
  2. BCRP
  3. CAST
  4. D空腹時血糖
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正解:AHbA1c

HbA1c(糖化ヘモグロビン)は過去1から2か月の平均的血糖レベルを反映します。

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234画像検査と対象疾患の組み合わせとして誤っているものはどれか。

  1. ACT検査やMRI検査は脳血管障害や頭部外傷の診断に用いられる
  2. B腹部X線検査は腸閉塞や結石が疑われる場合に使われる
  3. C胸部X線検査はCOPDや心臓の拡大を確認できる
  4. D胸部X線検査は腸閉塞や消化管穿孔が疑われる場合に使われる
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正解:D胸部X線検査は腸閉塞や消化管穿孔が疑われる場合に使われる

腸閉塞や消化管穿孔が疑われる場合に使われるのは腹部X線検査です。

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235体格測定検査による所見として適切なものはどれか。

  1. A体重の急激な増加は脱水が疑われるため注意が必要である
  2. B男性の上腕周囲長が30cmを下回ると低栄養の可能性が高い
  3. C高齢者の身長の短縮は骨粗鬆症によるものが多く早期発見につながる
  4. D体重の急激な減少は心不全によるむくみが原因であることが多い
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正解:C高齢者の身長の短縮は骨粗鬆症によるものが多く早期発見につながる

身長の短縮は骨粗鬆症によるものが多く早期発見につながります。

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236体内で炎症や組織破壊が起きているときに血中に現れるたんぱく質はどれか。

  1. ACRP
  2. Bクレアチニン
  3. C総たんぱく
  4. Dアルブミン
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正解:ACRP

CRPは体内で炎症や組織破壊が起きているときに血中に現れるたんぱく質です。

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237アルブミンの検査値が意味するものとして誤っている記述はどれか。

  1. A基準値は3.9g/dL以上とされている
  2. B肝疾患や腎不全になると数値が減少する
  3. C低栄養状態になると数値が増加する
  4. D血清中に含まれるたんぱく質の一つである
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正解:C低栄養状態になると数値が増加する

肝疾患や腎不全や低栄養などで血清中のアルブミン量は減少します。

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238BMI(体格指数)について適切な記述はどれか。

  1. A数値が小さいほど生活習慣病のおそれが高くなる
  2. B高齢者は身長が見かけ上低くなりBMIが本来の値より大きくなることがある
  3. C身長や体重の変化に関わらず生涯を通じて一定の数値を保つ
  4. D体重を身長の3乗で割って算出される数値である
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正解:B高齢者は身長が見かけ上低くなりBMIが本来の値より大きくなることがある

高齢者は脊椎変形などで身長が低く測定されBMIが本来の値より大きくなることがあります。

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239メタボリックシンドロームの診断で男性の腹部型肥満とされる腹囲の基準はどれか。

  1. A85cm以上
  2. B90cm以上
  3. C95cm以上
  4. D80cm以上
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正解:A85cm以上

腹囲は男性85cm以上、女性90cm以上で内臓脂肪型(腹部型)肥満とされます。

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240クレアチニンの検査値に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A細菌感染が起こると血液中の量が増加する
  2. B腎機能が悪化すると血液中の量が増加する
  3. C痛風になると血液中の量が著しく減少する
  4. D寝たきりや筋肉量低下で血液中の量が増加する
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正解:B腎機能が悪化すると血液中の量が増加する

クレアチニンは腎臓から排せつされる老廃物であり腎機能悪化で増加します。

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