③ 高層気象観測・レーダー観測
気象予報士 第108問
問題
冬型の気圧配置が強いときに見られる降水エコーの特徴として、正しいものはどれか。
A広範囲に一様で弱い層状性のエコーが見られる。
B明瞭な筋状のエコーが、風の方向に同調して幾重にも伸びて見られる。✓ 正解
C梅雨前線のような幅の広いバンド状エコーが東西に走行する。
D局地的に孤立した環状の強いエコーがランダムに発生する。
正解
B:明瞭な筋状のエコーが、風の方向に同調して幾重にも伸びて見られる。
解説
季節風に伴う降水エコーは、寒気の吹き出しにより明瞭な筋状のエコーが同方向に伸びるのが特徴である。
分野解説:③ 高層気象観測・レーダー観測
上空の大気を観測するラジオゾンデと気象レーダーを学ぶ分野です。WMOが勧告する高層観測網の間隔、ゾンデによる気温・湿度・風の観測と補正、対流圏界面の定義、オゾンゾンデの実施要領が問われます。エマグラム上での沈降性逆転層や前線性逆転層の読み取り、ショワルターの安定指数(SSI)など大気安定度の指標も頻出です。気象レーダーの原理や分解能もあわせて扱われます。エマグラムを実際に読み解く力が問われるため、状態曲線と各種指数を結びつけて理解しましょう。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
気象予報士について
大気を読み解く難関国家資格
| 主催 | 一般財団法人 気象業務支援センター |
|---|---|
| 出題形式 | 学科(一般知識・専門知識)各15問のマークシート多肢選択式/実技は記述式 |
| 試験時間 | 学科 各60分・実技1 75分・実技2 75分 |
| 受験料 | 11,400円(学科1科目免除は10,400円・2科目免除は9,400円) |
| 合格基準 | 学科は各15問中11問以上正解、実技は総得点が満点の70%以上(難易度により調整される場合がある) |
| 難易度 | ★★★★★ |
気象予報士の関連記事
観測系が半分近い301問、気象予報士の学科をどう積むか
8分野に散らした301問のうち、観測系だけで半分近くを占めます。数値と衛星画像で足をすくわれやすい箇所を先に潰し、学科で得た知識を実技の天気図へどう渡すかを、科目免除も織り込んで組みます。
合格率でなく天気図を読めるかで測る、気象予報士試験の難度
学科2科目と実技をそろえきるまでが長い試験です。合格率の数字より天気図を読めるかで測るべき理由、記述の実技と数値予報が上位に来る難度の並び、科目免除を前提に受験計画を組む考え方を追います。
視程・雲量・大気安定度から衛星画像まで、気象予報士の定義集
観測の基準高度、視程と雲量の定義、大気安定度、衛星画像の読み分け、スレットスコアなど予報精度の式。学科で繰り返し問われる定義と数値基準を、分野をまたいで一覧化した直前確認用のシートです。