⑧ 決算・精算表・財務諸表
建設業経理士2級 第312問
問題
完成工事高2,775,000円に対し0.2%の完成工事補償引当金を計上する。決算整理前残高が5,250円の場合、未成工事支出金に加算される繰入額はいくらか。
A5,250円
B300円✓ 正解
C5,550円
D10,800円
正解
B:300円
解説
設定額は2,775,000×0.2%=5,550円。残高5,250円を差し引いた300円を未成工事支出金に計上します。
分野解説:⑧ 決算・精算表・財務諸表
1年間の取引をまとめて財務諸表を作る手続を扱う分野です。決算整理では、売上原価に相当する完成工事原価の確定、減価償却、引当金の設定、経過勘定の処理、有価証券の評価替えを漏れなく行う力が求められます。精算表の作成では、修正記入欄から損益計算書欄と貸借対照表欄への振り分けが中心です。財務諸表では建設業固有の表示科目(完成工事高・完成工事原価・未成工事支出金・未成工事受入金)を正確に使い分ける必要があります。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
建設業経理士2級について
建設業の会計を扱う業界特化型の簿記資格
| 主催 | 一般財団法人 建設業振興基金 |
|---|---|
| 出題形式 | 記述式(計算・仕訳・精算表など)。詳細は公式サイトで要確認 |
| 試験時間 | 2時間 |
| 受験料 | 7,120円(税込)※2級・3級同日受験は12,620円 |
| 合格基準 | 正答率70%を標準とする |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
建設業経理士2級の関連記事
工事収益の認識を先に固める建設業経理士2級の9分野
複式簿記が土台という点は日商簿記と同じでも、工事ごとに原価を集計する仕組みが入ると景色が変わります。9分野の比重、固有の勘定科目の押さえ方、当日の進め方、合格後の道筋を順に置いていきます。
連結会計が出ない建設業経理士2級と日商簿記2級の距離
範囲の狭さだけを見て侮ると、建設業固有の勘定科目と工事収益の認識で足をすくわれます。9分野の重さの差、学習にかかる時間、独学の可否、経営事項審査での価値、落ちる人の型を並べて確かめます。
未成工事支出金は何を集める箱か|建設業経理士2級の骨格
見慣れない勘定科目に戸惑うのは、商業簿記との対応がまだ見えていないからです。原価の4区分、決算時に起きること、工事別に管理する意味までを、原価の流れを1枚の図に落とす発想で追いかけます。