eco検定(環境社会検定試験) 気候変動・エネルギー

地球温暖化とエネルギー問題を学ぶ分野です。温室効果ガスや地球温暖化のしくみ、気候変動の影響、パリ協定などの国際的枠組み、再生可能エネルギーや省エネ、脱炭素・カーボンニュートラルの動きが問われます。出題比重が大きく時事性も高い重要分野です。原因・影響・対策という流れで整理し、国際的な合意や日本の政策、エネルギーの種類ごとの特徴をセットで押さえることが得点のポイントになります。

この分野の問題45問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

55世界全体で排出量が最も多い温室効果ガスはどれか。

  1. A二酸化炭素
  2. Bメタン
  3. C一酸化二窒素
  4. D代替フロン
正解と解説を見る

正解:A二酸化炭素

世界で排出される温室効果ガスの大部分は二酸化炭素です。

この問題の解説ページを開く →

56二酸化炭素の地球温暖化係数(GWP)はいくつか。

  1. A1
  2. B25
  3. C298
  4. D10000
正解と解説を見る

正解:A1

二酸化炭素の地球温暖化係数は1を基準として定められています。

この問題の解説ページを開く →

57IPCCを設立した国連機関の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. AWMOとUNEP
  2. BWHOとUNESCO
  3. CWTOとIMF
  4. DFAOとUNIDO
正解と解説を見る

正解:AWMOとUNEP

IPCCは1988年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により設立されました。

この問題の解説ページを開く →

58気候変動問題における「適応策」の説明として適切なものはどれか。

  1. A温室効果ガスの排出を削減する
  2. B森林を保全して吸収を促す
  3. C気候変動の悪影響に対して社会システムを調整する
  4. D化石燃料から再生可能エネルギーへ転換する
正解と解説を見る

正解:C気候変動の悪影響に対して社会システムを調整する

悪影響を小さくするための対応を適応策と呼びます。排出削減などは緩和策です。

この問題の解説ページを開く →

59途上国を含むすべての参加国に温室効果ガス削減目標の策定を求めた国際枠組みはどれか。

  1. A京都議定書
  2. Bパリ協定
  3. Cモントリオール議定書
  4. Dワシントン条約
正解と解説を見る

正解:Bパリ協定

2015年に採択されたパリ協定はすべての国が参加する枠組みです。

この問題の解説ページを開く →

60京都議定書の特徴として正しいものはどれか。

  1. Aすべての国に削減目標を義務付けた
  2. Bアメリカが最後まで主導した
  3. C歴史的責任が重い先進国等にのみ削減を義務付けた
  4. D世界全体の気温上昇を1.5℃に抑えることを目標とした
正解と解説を見る

正解:C歴史的責任が重い先進国等にのみ削減を義務付けた

京都議定書は先進国等のみに削減義務を課した点が特徴です。

この問題の解説ページを開く →

61パリ協定において、世界全体での目標達成状況を5年ごとに評価する仕組みを何と呼ぶか。

  1. Aグローバルストックテイク
  2. Bクリーン開発メカニズム
  3. Cジョイント・インプリメンテーション
  4. Dカーボン・オフセット
正解と解説を見る

正解:Aグローバルストックテイク

進捗状況を評価し、目標の引き上げにつなげるプロセスがグローバルストックテイクです。

この問題の解説ページを開く →

62IPCC第6次評価報告書によると、2011〜2020年の世界の平均気温は産業革命以前と比べて約何度上昇したか。

  1. A0.5℃
  2. B1.1℃
  3. C1.5℃
  4. D2.0℃
正解と解説を見る

正解:B1.1℃

すでに約1.1℃の温暖化に達していると報告されています。

この問題の解説ページを開く →

63次のうち、気候変動への「緩和策」に該当するものはどれか。

  1. A高温に強い農作物の品種開発
  2. B堤防など防災インフラの強化
  3. C熱中症予防の普及啓発
  4. D再生可能エネルギーの導入拡大
正解と解説を見る

正解:D再生可能エネルギーの導入拡大

再生可能エネルギーの導入は温室効果ガスの排出を抑制する緩和策です。他は適応策です。

この問題の解説ページを開く →

64日本が2025年2月に提出した新たなNDCにおける、2035年度の温室効果ガス削減目標として正しいものはどれか。

  1. A2013年度比で46%削減
  2. B2013年度比で60%削減
  3. C2013年度比で73%削減
  4. D2013年度比で100%削減
正解と解説を見る

正解:B2013年度比で60%削減

日本は2025年2月に新たなNDCを提出し、2013年度比で2035年度60%、2040年度73%の温室効果ガス削減を目指すとしています。

この問題の解説ページを開く →

65日本で適応策を総合的に推進するために2018年に制定された法律はどれか。

  1. A地球温暖化対策推進法
  2. B気候変動適応法
  3. C省エネ法
  4. DGX推進法
正解と解説を見る

正解:B気候変動適応法

2018年に気候変動適応法が制定され、適応策が推進されています。

この問題の解説ページを開く →

66日本のエネルギー起源CO2排出量において、最も大きな割合を占める部門はどれか。

  1. A産業部門
  2. B運輸部門
  3. C業務部門
  4. D家庭部門
正解と解説を見る

正解:A産業部門

日本のCO2排出量は産業部門(工場など)が最も大きな割合を占めます。

この問題の解説ページを開く →

67化石燃料中心の経済・社会からクリーンエネルギー中心の構造へ転換することを指す言葉はどれか。

  1. ADX
  2. BGX
  3. CSX
  4. DCX
正解と解説を見る

正解:BGX

グリーントランスフォーメーション(GX)と呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

68優れた脱炭素技術を途上国に提供し、その排出削減量を日本の削減目標達成に活用する制度はどれか。

  1. AJCM
  2. BFIT
  3. CFIP
  4. DRPS
正解と解説を見る

正解:AJCM

二国間クレジット制度(JCM)の説明です。

この問題の解説ページを開く →

69製品の原材料調達から廃棄までの温室効果ガス排出量をCO2に換算して表示する仕組みはどれか。

  1. Aカーボン・クレジット
  2. Bカーボンフットプリント
  3. Cカーボンオフセット
  4. Dカーボンプライシング
正解と解説を見る

正解:Bカーボンフットプリント

製品のライフサイクル全体での排出量を見える化する仕組みがカーボンフットプリントです。

この問題の解説ページを開く →

70GX推進法に基づき、2028年度から化石燃料の輸入事業者等に課されるものは何か。

  1. A特定事業者負担金
  2. B化石燃料賦課金
  3. C固定価格買取費用
  4. D環境協力税
正解と解説を見る

正解:B化石燃料賦課金

2028年度から化石燃料に由来するCO2量に応じて化石燃料賦課金が導入されます。

この問題の解説ページを開く →

71経済成長と環境負荷の増加を切り離すことを意味する用語はどれか。

  1. Aデカップリング
  2. Bオフセット
  3. Cトランジション
  4. Dストックテイク
正解と解説を見る

正解:Aデカップリング

経済が成長してもCO2排出量などを増加させない状態をデカップリングと呼びます。

この問題の解説ページを開く →

72TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)が企業に提言した主な開示内容はどれか。

  1. A従業員の男女比率
  2. Bサプライチェーンの労働環境
  3. C気候変動がもたらす財務的リスクと機会
  4. D地域の生物多様性保全活動
正解と解説を見る

正解:C気候変動がもたらす財務的リスクと機会

TCFDは気候変動関連の財務情報(リスクと機会)の開示を提言しました。TCFDは2023年10月に任務を完了して解散し、進捗モニタリングはIFRS財団に引き継がれました。

この問題の解説ページを開く →

73省エネ法において、最も優れたエネルギー消費効率を基準として目標を設定する制度はどれか。

  1. Aトップランナー制度
  2. Bエコマーク制度
  3. Cグリーン購入制度
  4. Dエネルギーパス制度
正解と解説を見る

正解:Aトップランナー制度

現在商品化されている製品の中で最も優れている性能以上に目標を設定する制度です。

この問題の解説ページを開く →

74脱炭素社会に向けて、日本のCO2排出量のライフサイクル全体を見た場合、約6割を占めるのはどれか。

  1. A公共投資
  2. B企業の設備投資
  3. C家計(家庭)の消費
  4. D輸出産業
正解と解説を見る

正解:C家計(家庭)の消費

消費ベースで見ると、家計関連が全体の約6割を占めるとされています。

この問題の解説ページを開く →

75日本のエネルギー自給率(2022年)はどの程度か。

  1. A約12%
  2. B約35%
  3. C約50%
  4. D約80%
正解と解説を見る

正解:A約12%

日本のエネルギー自給率は約12.6%(2022年)と諸外国に比べて低水準です。

この問題の解説ページを開く →

76化石燃料の中で、燃焼時のCO2排出量が最も少ないものはどれか。

  1. A石炭
  2. B石油
  3. C天然ガス
  4. Dガソリン
正解と解説を見る

正解:C天然ガス

天然ガスは石炭や石油と比べて燃焼時のCO2排出量が少ないのが特徴です。

この問題の解説ページを開く →

77世界の一次エネルギー消費量において、石油に次いで第2位のシェアを占めるものはどれか。

  1. A天然ガス
  2. B石炭
  3. C原子力
  4. D水力
正解と解説を見る

正解:B石炭

世界のエネルギー消費量の1位は石油、2位は石炭です。

この問題の解説ページを開く →

781960年代に発生した四日市ぜんそくの主な原因物質はどれか。

  1. A硫黄酸化物(SOx)
  2. B放射性物質
  3. C二酸化炭素(CO2)
  4. Dフロンガス
正解と解説を見る

正解:A硫黄酸化物(SOx)

化石燃料の消費に伴う硫黄酸化物の排出が大気汚染の原因となりました。

この問題の解説ページを開く →

79日本が液化天然ガス(LNG)を最も多く輸入している国はどこか(近年)。

  1. Aアメリカ
  2. Bロシア
  3. Cオーストラリア
  4. Dサウジアラビア
正解と解説を見る

正解:Cオーストラリア

日本はオーストラリア、マレーシアなどから多くのLNGを輸入しています。

この問題の解説ページを開く →

80第7次エネルギー基本計画(2025年2月閣議決定)において、再生可能エネルギーはどのように位置づけられているか。

  1. A補助的電源
  2. B主力電源
  3. C過渡的電源
  4. D非常用電源
正解と解説を見る

正解:B主力電源

第7次エネルギー基本計画では、再生可能エネルギーを主力電源として最大限導入する方針が示されています。

この問題の解説ページを開く →

81IEAの「ネットゼロシナリオ」は何を目指すものか。

  1. A世界の気温上昇を2.0℃に抑える
  2. B世界の気温上昇を1.5℃に抑える
  3. C化石燃料の消費を半減させる
  4. Dすべての原発を廃炉にする
正解と解説を見る

正解:B世界の気温上昇を1.5℃に抑える

世界の気温上昇を1.5℃に抑えることを目的としたシナリオです。

この問題の解説ページを開く →

82自然界に存在するままの形態で採取されるエネルギー(石油、石炭、太陽光など)を何と呼ぶか。

  1. A一次エネルギー
  2. B二次エネルギー
  3. C最終エネルギー
  4. D代替エネルギー
正解と解説を見る

正解:A一次エネルギー

自然界からそのままの形で得られるエネルギーを一次エネルギーと呼びます。

この問題の解説ページを開く →

83電力需要の低い夜間に水を汲み上げ、需要が高い時に水を流して発電する仕組みはどれか。

  1. A小水力発電
  2. B揚水発電
  3. C地熱発電
  4. Dバイナリー発電
正解と解説を見る

正解:B揚水発電

揚水発電は蓄電設備としての役割も果たします。

この問題の解説ページを開く →

84COP28で合意された、2030年までの世界的な再生可能エネルギーの目標はどれか。

  1. A発電容量を2022年比で3倍にする
  2. B発電容量を2022年比で2倍にする
  3. Cすべての国で再エネ比率を100%にする
  4. D化石燃料の新規投資を直ちに禁止する
正解と解説を見る

正解:A発電容量を2022年比で3倍にする

再生可能エネルギーの発電容量を世界全体で2030年までに3倍にすることが合意されました。

この問題の解説ページを開く →

85太陽光発電の導入量(2022年)が世界第1位の国はどこか。

  1. A日本
  2. Bアメリカ
  3. C中国
  4. Dドイツ
正解と解説を見る

正解:C中国

太陽光発電の導入量が最も多いのは中国です。

この問題の解説ページを開く →

86再生可能エネルギーで発電した電力を、電力会社が一定期間、固定価格で買い取る制度は何か。

  1. ARPS制度
  2. BFIT制度
  3. CFIP制度
  4. DJCM制度
正解と解説を見る

正解:BFIT制度

FIT制度(固定価格買取制度)により再エネの導入が急拡大しました。

この問題の解説ページを開く →

87日本で風況に恵まれ、大規模な風力発電所の建設が進んでいる主な地域はどこか。

  1. A関東地方
  2. B東海地方
  3. C北海道・東北地方
  4. D四国・中国地方
正解と解説を見る

正解:C北海道・東北地方

北海道や東北地方、九州地方などで大規模な風力発電の建設が進んでいます。

この問題の解説ページを開く →

88温泉水などの比較的低温の熱源を利用して媒体を蒸発させ、タービンを回す発電方式はどれか。

  1. A太陽熱発電
  2. Bバイナリー発電
  3. Cコージェネレーション
  4. D揚水発電
正解と解説を見る

正解:Bバイナリー発電

通常の地熱発電よりも小規模で導入しやすいバイナリー発電の説明です。

この問題の解説ページを開く →

89動植物に由来する有機物をエネルギー源とするものを何と呼ぶか。

  1. Aバイオマス
  2. Bシェールガス
  3. Cメタンハイドレート
  4. Dグリーン水素
正解と解説を見る

正解:Aバイオマス

化石資源を除く動植物由来の有機物をバイオマスエネルギーと呼びます。

この問題の解説ページを開く →

90バイオマスエネルギーの課題として、原料生産から廃棄までの環境負荷を評価する手法を何と呼ぶか。

  1. A環境アセスメント
  2. Bライフサイクルアセスメント(LCA)
  3. Cエコアクション21
  4. Dカーボンフットプリント
正解と解説を見る

正解:Bライフサイクルアセスメント(LCA)

製造から廃棄までのライフサイクル全体の温室効果ガス排出を評価することが重要です。

この問題の解説ページを開く →

91太陽光発電や風力発電の導入拡大における技術的な課題はどれか。

  1. A発電時に大量の水を使用する
  2. B燃料の輸入コストが高い
  3. C気象条件によって発電出力が変動する
  4. D放射性廃棄物が発生する
正解と解説を見る

正解:C気象条件によって発電出力が変動する

天候によって出力が変動するため、需給調整のための蓄電池などの活用が必要です。

この問題の解説ページを開く →

92発電施設や工場など大規模な集中型電源ではなく、地域ごとにエネルギーをつくり消費するシステムを何と呼ぶか。

  1. A中央集権型システム
  2. B分散型エネルギーシステム
  3. Cスマートメーター
  4. Dベースロード電源
正解と解説を見る

正解:B分散型エネルギーシステム

地域の再生可能エネルギーを地域内で活用する仕組みを分散型エネルギーシステムと呼びます。

この問題の解説ページを開く →

93GX推進法に基づき、2033年度から発電事業者に対して導入される制度はどれか。

  1. A排出枠の有償オークション(特定事業者負担金)
  2. B化石燃料賦課金
  3. C固定価格買取制度
  4. D再生可能エネルギー賦課金
正解と解説を見る

正解:A排出枠の有償オークション(特定事業者負担金)

GX推進法に基づき、2033年度から排出量の多い発電事業者を対象に排出枠の有償オークションを段階的に導入し、有償割当ての対価として特定事業者負担金を徴収します。

この問題の解説ページを開く →

94卸電力市場の価格に一定のプレミアム(上乗せ)を交付し、再エネの自立を促す新しい制度は何か。

  1. AFIT
  2. BFIP
  3. CRPS
  4. DZEH
正解と解説を見る

正解:BFIP

買取価格の市場連動を前提としたFIP(Feed-in Premium)制度による支援が始まっています。

この問題の解説ページを開く →

95気体を圧縮・膨張させることで空気中の熱を汲み上げ、冷暖房などに利用する技術はどれか。

  1. Aヒートポンプ
  2. Bインバーター
  3. C燃料電池
  4. Dスマートグリッド
正解と解説を見る

正解:Aヒートポンプ

ヒートポンプは消費電力の約3倍以上の熱エネルギーを生み出す高効率な技術です。

この問題の解説ページを開く →

96水素と酸素の電気化学反応を利用して発電するシステムはどれか。

  1. Aコージェネレーション
  2. Bヒートポンプ
  3. C燃料電池
  4. Dバイナリー発電
正解と解説を見る

正解:C燃料電池

水素と酸素の反応で発電し、部分負荷でも高い発電効率を持つのが燃料電池です。

この問題の解説ページを開く →

97断熱性の向上や再エネの導入により、年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを目指す住宅を何と呼ぶか。

  1. AZEB
  2. BZEH
  3. Cスマートハウス
  4. Dエコキュート
正解と解説を見る

正解:BZEH

ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)の説明です。ビルの場合はZEBです。

この問題の解説ページを開く →

98発電を行うと同時に、その排熱で温水や蒸気をつくり給湯や空調に利用する高効率なシステムは何か。

  1. Aコージェネレーション
  2. Bヒートポンプ
  3. Cスマートグリッド
  4. D揚水発電
正解と解説を見る

正解:Aコージェネレーション

発電と熱供給を同時に行い、エネルギー効率を大幅に高めるシステムです。

この問題の解説ページを開く →

99顧客に省エネの包括的サービスを提供し、削減された光熱費の中から改修費用や利益を回収する事業モデルはどれか。

  1. AESCO事業
  2. BJCM事業
  3. Cカーボンオフセット
  4. D排出量取引
正解と解説を見る

正解:AESCO事業

ESCO(Energy Service Company)事業は省エネ化のコストを光熱費の削減分で賄います。

この問題の解説ページを開く →
eco検定(環境社会検定試験)の全分野一覧へ戻る