⑤ 著作権法(前半)

知的財産管理技能検定2級180

問題

美術の著作物の原作品に対する所有権と著作権の関係に関する判例の記述として、正しいものはどれか。

A所有権は無体物である美術の著作物自体を排他的に支配できる権利である。
B原作品の所有権者は、その著作物が画集等に掲載された場合、所有権に基づいて出版物の販売を差し止めることができる。
C著作権の消滅後は、原作品の所有権者に複製権などが復帰する。
D所有権は有体物をその客体とする権利であり、所有権に基づいて出版物の販売差止はできない。✓ 正解

正解

D所有権は有体物をその客体とする権利であり、所有権に基づいて出版物の販売差止はできない。

解説

最高裁判所の判例によると、所有権は有体物を客体とする権利であり、無体物である著作物自体を排他的に支配できるものではないため、出版物の販売差止はできません。

分野解説:⑤ 著作権法(前半)

著作物の創作とともに発生する著作権の基礎を扱う分野です。著作権法第1条の目的、「著作物」の定義と要件、著作物の種類、著作者の権利(著作者人格権と著作財産権)、外国人の著作物の保護要件などが頻出です。無方式主義で権利が発生する点が、産業財産権との大きな違いです。何が著作物にあたるか、誰が著作者になるかを定義から正確に判断する力が問われます。人格権と財産権の区別を土台として押さえ、後半の保護期間や権利制限の理解につなげましょう。

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知財全般を管理実務レベルで問う国家検定

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