独検(ドイツ語技能検定試験)3級 問題一覧

648問を13の分野に整理しています。各分野のページでは、問題文・4つの選択肢・正解・解説をすべて無料で確認できます。学びたい分野から選んでください。

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① 発音・アクセント・つづり

50

つづりと音の対応、語アクセントの位置、母音の長短を扱う分野。3級の筆記第1問では、下線部の発音が他と異なる語、短く発音される母音、アクセントのある語、会話で最も強く読まれる語を選ぶ形式が定着している。日本語話者はローマ字読みに引きずられ、ei と ie の読み分け、ch の二通りの音、語末の -ig、外来語でアクセントが第一音節に来ない語(Exemplar、Generation など)でつまずきやすい。分離動詞は前つづりにアクセントが置かれる点も、後の分野と結びつけて押さえたい。

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② 動詞の現在人称変化・命令形

44

規則動詞の語尾 -e/-st/-t/-en に加え、arbeiten 型の口調上の e、fahren→fährst、sprechen→sprichst のように幹母音が変わる不規則変化、sein・haben・werden の特殊な変化を確認する分野。命令形は du・ihr・Sie の三つを使い分け、du に対する命令で語尾を落とす形や幹母音が e→i に変わる形が要点になる。3級では単独の大問というより空欄補充の選択肢として他の文法事項と混ざって出る。主語に応じて動詞を変える習慣が薄い日本語話者は、du と er の形を取り違えやすい。

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③ 名詞の性と格変化・定冠詞類・不定代名詞

46

男性・女性・中性の性、1格から4格までの格変化、複数形の作り方を扱う分野。定冠詞類(dieser、welcher、jeder、aller)が定冠詞と同じ語尾をとることを押さえ、man、etwas、nichts、einer などの不定代名詞の使い分けも確認する。3級では冠詞の語尾だけを単独で問うより、前置詞や動詞の格支配と組み合わせた形で出題される。名詞に性がない日本語の話者にとっては、性と格という二つの軸を同時に処理する点が最大の関門で、名詞は冠詞ごと覚えるのが結局は近道になる。

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④ 所有冠詞・否定(kein/nicht)

55

mein、dein、sein、ihr、unser などの所有冠詞は不定冠詞と同じ語尾をとり、「誰のものか」と「その名詞の性・数・格」の二つで形が決まる。否定は、不定冠詞つきの名詞や無冠詞の名詞を打ち消す kein と、それ以外を打ち消す nicht を使い分け、nicht を置く位置(文末か、否定したい語句の直前か)も理解が要る。3級では選択肢に kein と nicht が並び、名詞に冠詞が付いているかどうかで正解が決まる問題が典型的で、日本語の「〜ない」を一律に当てはめる癖がそのまま誤答につながる。

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⑤ 人称代名詞・指示代名詞・疑問詞

56

ich、du、er などの3格・4格(mir/mich、ihm/ihn)を正確に出せるかが土台になる分野。指示代名詞 der/die/das は前に出た名詞を受けて主語や目的語になり、話し言葉で頻繁に使われる。疑問詞は wer の格変化(wer/wessen/wem/wen)や was、wann、warum、wie viel を場面に応じて選ぶ。3級では「誰を招くか」なら wen、「誰に」なら wem のように、動詞の格支配から疑問詞の格を決める問題が出る。格が助詞ほど明示的でない分、日本語話者は wem と wen の判断を落としやすい。

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⑥ 前置詞(格支配・融合形)

50

3格支配(mit、nach、bei、von、zu、aus、seit)、4格支配(für、ohne、um、durch、gegen)、3・4格支配(in、an、auf、über、unter、vor、hinter、neben、zwischen)を整理する分野。3・4格支配は、場所を表すときは3格、移動の方向を表すときは4格という原則が鍵になる。zu dem→zum、in dem→im などの融合形も頻出で、zu Hause と nach Hause のような慣用表現の区別も問われる。前置詞ごとの格を覚えていないと解けず、日本語の助詞と一対一で対応させようとすると行き詰まる。

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⑦ 動詞と前置詞の結びつき・再帰動詞

51

sich interessieren für、warten auf、denken an、sich freuen auf/über のように、動詞ごとに決まった前置詞と格をとる組み合わせを覚える分野。再帰動詞では再帰代名詞が4格か3格かで意味が変わるものもあり、sich を主語に合わせて変える必要がある。3級では「Interessieren Sie sich( )klassische Musik?」のように前置詞だけを選ばせる形式が典型的である。意味から類推が効かず、日本語訳から前置詞を決めようとすると外れるため、動詞と前置詞をひとかたまりの熟語として覚えるほかない。

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⑧ 分離動詞・話法の助動詞・未来

42

aufstehen や einladen のように前つづりが文末へ分かれる分離動詞と、分かれない非分離動詞の区別を押さえる分野。話法の助動詞 können、müssen、wollen、sollen、dürfen、mögen は、不規則な現在人称変化と、本動詞の不定詞を文末に置く枠構造が要点で、müssen の否定が「〜する必要がない」になる点も狙われる。未来は werden + 不定詞で、推量を表す用法もある。3級では助動詞の意味の違いを文脈から判断させる問題が出る。文末まで読まないと意味が確定しない語順は、書くときに動詞を置き忘れやすい。

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⑨ 現在完了・過去

50

話し言葉で過去を語る現在完了(haben/sein + 過去分詞)と、書き言葉や sein・haben・話法の助動詞で使われる過去形を扱う分野。過去分詞は ge- が付く規則変化、不規則変化、-ieren で終わる動詞や非分離動詞のように ge- が付かない例外を区別する。完了の助動詞に sein をとるのは、場所の移動や状態の変化を表す自動詞と sein・bleiben などである。3級では「Bist du schon einmal in Afrika( )?」のように助動詞から過去分詞を選ばせる形で出る。haben と sein の選択と、不規則動詞の三基本形の暗記量が壁になる。

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⑩ 接続詞・副文・関係代名詞

54

und、aber、oder、denn のように語順を変えない並列接続詞と、weil、dass、wenn、obwohl、ob のように定動詞を文末へ送る従属接続詞を区別する分野。関係代名詞は先行詞の性と数で形が決まり、格は関係文の中での役割で決まる(dessen、deren の2格も含む)。3級では nicht nur A, sondern auch B などの相関表現、wenn と wann の違い、関係代名詞の格の選択が頻出する。副文で動詞が文末へ飛ぶ語順と、副文が先に来たときに主文が倒置になる点は、作文や聞き取りで崩れやすい。

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⑪ zu不定詞・受動・接続法

51

zu 不定詞句は名詞的・付加語的用法のほか、um…zu(目的)、ohne…zu、statt…zu、sein + zu 不定詞(〜されうる/〜されねばならない)を押さえる分野。受動は werden + 過去分詞で作り、動作主は von や durch で示し、状態受動 sein + 過去分詞と区別する。接続法は3級では第2式による丁寧表現や非現実の願望(Ich hätte gern…、würde…)が中心になる。分離動詞での zu の位置(anzufangen)や、受動の werden と完了の助動詞の見分けで迷いやすい。

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⑫ 形容詞の格変化・比較・数詞

49

形容詞が名詞の前に置かれるときの語尾は、定冠詞類の後・不定冠詞類の後・冠詞なしの三系列で決まる分野。比較級は -er、最上級は -st で、alt→älter、gut→besser のような不規則形や am -sten の形も必要になる。数詞は基数の読み方、序数(der dritte)と日付、金額や時刻の表現が実用の範囲で問われる。3級では語尾だけを単独で問うより、読解や聞き取りの中で正確に読めるかが効く。三系列は表の丸暗記より、冠詞が性・格を示していないときに形容詞が代わりに示すという原則で整理すると定着しやすい。

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⑬ 会話文・読解文・掲示/略語・基本単語2000

50

実際の試験でいちばん配点が集まる領域。筆記では手紙やメールの読解、内容一致、会話文の空欄に適切な発言を選ぶ問題が出て、聞き取りでは短い会話への応答選択、絵の選択、会話文を聞いて数字や単語を書き取る第3部がある。掲示や広告、z. B.、usw. といった略語も生活場面の語彙として扱われる。3級の語彙は2000語が目安で、文法が固まっていても語彙が足りないと読解と聞き取りで崩れる。書き取りではつづりと名詞の大文字書きまで正確に求められる点にも注意したい。

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