パンシェルジュ3級で最も配点が大きい「パンを作る工程」。本記事では試験で確実に得点するため、パン作りの10工程を順番・温度・時間とセットで整理します。
パン製造の10工程
- 1. 計量
- 2. ミキシング(混合・捏ね)
- 3. 一次発酵(フロアタイム)
- 4. パンチ(ガス抜き)
- 5. 分割
- 6. 丸め
- 7. 中間発酵(ベンチタイム)
- 8. 成形
- 9. 最終発酵(ホイロ)
- 10. 焼成
各工程の詳細
1. 計量
- 目的:材料を正確に量る(特に塩・イーストは精密に)
- ポイント:1g単位の正確さが品質を左右する
2. ミキシング
- 目的:材料を均一に混ぜ、グルテンを形成する
- 段階:ピックアップ→クリーンアップ→ディベロップメント→ファイナル
- 捏ね上げ温度:27〜28℃が標準
3. 一次発酵(フロアタイム)
- 目的:イーストの働きで生地を膨らませる
- 温度:27〜28℃、湿度75%
- 時間:60〜90分(製法による)
- 完了の目安:生地が約2〜2.5倍に膨らむ(フィンガーテスト)
4. パンチ(ガス抜き)
- 目的:発酵で発生したガスを抜き、生地を活性化
- 効果:イーストに新鮮な酸素を供給、グルテンを強化
5. 分割
- 目的:必要な重量に切り分ける
- ポイント:素早く正確に行う(生地が傷まないよう注意)
6. 丸め
- 目的:生地表面を整え、ガスを均一にする
- 効果:成形しやすくする
7. 中間発酵(ベンチタイム)
- 目的:丸めで緊張した生地を緩める
- 時間:15〜20分
- 温度:室温で十分(覆いをかぶせる)
8. 成形
- 目的:パンの最終形状に整える
- ポイント:イーストガスを抜きすぎない
9. 最終発酵(ホイロ)
- 目的:焼成前の最後の発酵で生地を膨らませる
- 温度:35〜38℃、湿度85%
- 時間:40〜60分
- 完了の目安:生地が約2倍に膨らむ
10. 焼成
- 目的:パンを焼き上げる
- 温度:180〜220℃(パンの種類による)
- 時間:10〜40分(サイズによる)
- ポイント:オーブンを十分予熱、焼成中の蒸気管理
工程ごとの温度・時間早見表
- ミキシング(捏ね上げ):27〜28℃
- 一次発酵:27〜28℃/湿度75%/60〜90分
- 中間発酵:室温/15〜20分
- 最終発酵:35〜38℃/湿度85%/40〜60分
- 焼成:180〜220℃/10〜40分
覚え方のコツ
- 「計・ミ・一・パ・分・丸・中・成・最・焼」の頭文字で順序記憶
- 「発酵」が3回登場:一次→中間→最終、温度は徐々に上がる
- ホイロ=最終発酵、温度高め(35℃〜)と覚える
- 実際にパンを焼いて、各工程を体感するのが最強
試験で問われやすいパターン
- 「ベンチタイムの目的は」→ 緊張した生地を緩める
- 「ホイロの温度として最も適切なのは」→ 35〜38℃
- 「フィンガーテストの目的は」→ 一次発酵の完了判定
- 「ストレート法と中種法の違いは」→ 生地仕込みの段階数
ケンテイラボで製造工程問題を演習
ケンテイラボではパンシェルジュ3級対応の製造工程問題を多数収録。579問の中で工程・温度・時間に関する問題を反復演習し、最重要分野で確実に得点できる実力を身につけましょう。