消防設備士乙6で最も配点が大きい「消火器の種類と適応火災」。本記事では試験で確実に得点するための、消火器6種類×3つの火災タイプの早見表と暗記法を整理します。
火災の3分類(必須暗記)
- A火災(普通火災):木材・紙・繊維など固体一般
- B火災(油火災):ガソリン・灯油・油類
- C火災(電気火災):電線・電気機器・通電中
消火器6種類の適応火災早見表
1. 水消火器
- 消火原理:冷却作用
- 適応火災:A(普通火災)のみ
- B・C火災:使用不可(油は燃え広がる、電気は感電)
- 棒状放射と霧状放射があり、霧状はC火災可
2. 強化液消火器
- 消火原理:冷却+抑制(炭酸カリウム水溶液)
- 適応火災:棒状=Aのみ/霧状=A・B・C
- 凍結しにくく寒冷地でも使用可能
- 厨房火災(油)にも対応する場合がある
3. 泡消火器
- 消火原理:窒息+冷却
- 適応火災:A・B(油)
- C火災:使用不可(感電の危険)
- 化学泡と機械泡の2種類
4. 粉末消火器(ABC粉末)
- 消火原理:抑制(負触媒)+窒息
- 適応火災:A・B・C すべて対応(万能)
- 薬剤:リン酸アンモニウム
- 最も普及している消火器(オフィス・家庭用)
5. 二酸化炭素(CO2)消火器
- 消火原理:窒息(酸素濃度低下)
- 適応火災:B・C(油・電気)
- A火災:使用不可(再燃の恐れ)
- 本体色:表面積25%以上が緑色(CO2のみ例外的に緑表示)
- 使用後の汚損が少なく、精密機器・サーバー室向き
6. ハロゲン化物消火器
- 消火原理:抑制(負触媒)
- 適応火災:B・C(油・電気)
- A火災:使用不可
- オゾン層破壊問題で生産制限あり
本体色と表示
- 全消火器:本体表面積の25%以上が赤色
- 二酸化炭素消火器:表面積1/2以上が緑色(追加表示)
- 適応火災を絵表示で分かりやすく表示
- 使用方法・耐用年数・能力単位を本体に明示
覚え方のコツ
- A火災対応:水・強化液・泡・粉末(4種類)
- B火災対応:強化液(霧状)・泡・粉末・CO2・ハロゲン
- C火災対応:強化液(霧状)・粉末・CO2・ハロゲン
- 粉末ABC=万能、CO2=B・C、水=Aのみ、と覚える
- 「水でA、油でB、電気でC、3つ全部できる粉末」
試験で問われやすいパターン
- 「A火災に適応しない消火器はどれか」→ CO2、ハロゲン
- 「電気火災に使えないのは」→ 水(棒状)、泡
- 「精密機器がある場所に最適な消火器は」→ CO2
- 「家庭用として最も普及しているのは」→ 粉末(ABC)
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