消防設備士乙5の核心が「避難器具の構造機能」と「実技鑑別」。本記事では試験で確実に得点するための、5つの主要避難器具の特徴と暗記法を一覧で整理します。
避難器具の主要5種類
1. 避難はしご
- 形式:固定式・立てかけ式・つり下げ式
- 材質:金属製(鋼鉄・アルミ)
- 適用:地階〜高層階まで幅広い
- 規格:縦棒の間隔30〜50cm、横さんの間隔25〜35cm
- 突子:壁面との隙間10cm以上を確保
2. 救助袋
- 形式:垂直式・斜降式の2種類
- 構造:入口金具・袋本体・降着部から構成
- 適用:3階以上の建物(垂直式は10階以下、斜降式は4階以下)
- 展張時間:標準で数十秒以内に展開
- 降下速度:袋内の摩擦で安全に減速
3. 緩降機
- 構造:調速器・取付具・着用具・ロープ
- 適用:3階〜10階
- 降下速度:16〜150cm/秒(規格基準・最重要数字)
- 使い方:交互に上下する着用具で1人ずつ降下
- 可搬式と固定式の2種類
4. 避難橋
- 形式:固定式・移動式
- 構造:建物間を渡す橋状の器具
- 適用:2階以上の隣接建物間
- 幅員:60cm以上
- 材質:鉄製・木製・コンクリート
5. 避難用タラップ(固定式・伸縮式)
- 構造:階段状の昇降設備
- 適用:2〜3階建ての低層建物
- 勾配:60度以下が標準
- 踏面:適切な滑り止め加工が必要
重要な数字の暗記リスト
- 緩降機の降下速度:16〜150cm/秒
- 避難はしごの突子:壁面隙間10cm以上
- 避難はしご横さん間隔:25〜35cm
- 救助袋(垂直式):10階以下
- 救助袋(斜降式):4階以下
- 避難橋の幅員:60cm以上
適用階数の早見表
- 2階以下:避難はしご・避難橋・タラップ
- 3〜4階:避難はしご・救助袋(斜降式まで)・緩降機
- 5〜10階:避難はしご・救助袋(垂直式)・緩降機
- 11階以上:原則として避難はしごのみ(特定構造を除く)
実技鑑別問題の頻出パターン
- 緩降機の調速器の写真→「これは何の器具のどの部品か」
- 救助袋の入口金具→種類と用途
- 避難はしごの折りたたみ機構→展開方法
- 緩降機の着用具→使用方法
- 規格適合の判定→規定値との比較
覚え方のコツ
- 「はしご・袋・緩降・橋・タラップ」の順で5種類を記憶
- 「緩降機=16〜150cm/秒」は確実に暗記
- 適用階数は「低層→はしご・タラップ/中層→救助袋/全階→はしご」
- 実物写真を毎日見て部品名を即答する練習
試験で問われやすいパターン
- 「3階のホテルに設置できる避難器具は」→ 救助袋・緩降機・避難はしご
- 「緩降機の降下速度の規格は」→ 16〜150cm/秒
- 「写真の部品名を答えよ」→ 調速器・入口金具・着用具など
- 「11階の事務所ビルに設置可能な避難器具は」→ 避難はしご
ケンテイラボで避難器具問題を演習
ケンテイラボでは消防設備士乙5対応の避難器具問題を多数収録。868問の中で実技鑑別を含む問題を反復演習し、最重要分野で確実に得点できる実力を身につけましょう。