消防設備士4類で最も重要なテーマが「感知器の種類と適応場所」。本記事では試験で確実に得点するため、感知器を熱式・煙式・炎式の3カテゴリに分けて、それぞれの種類・動作原理・適応場所を一覧で整理します。
感知器の3大分類
- 熱感知器:温度上昇を検知(差動式・定温式・補償式)
- 煙感知器:煙の発生を検知(光電式・イオン化式)
- 炎感知器:炎の放射光を検知(紫外線式・赤外線式)
1. 熱感知器
差動式スポット型
- 原理:周囲温度の急上昇率で作動(一定時間内の温度上昇)
- 構造:空気室・ダイヤフラム・接点
- 適応場所:一般居室・事務所など
- 種別:1種・2種(種別は感度・性能差)
定温式スポット型
- 原理:一定温度に達したら作動
- 構造:バイメタル・温度ヒューズ
- 適応場所:厨房・ボイラー室など高温環境
- 公称作動温度:60℃〜150℃まで複数
補償式スポット型
- 原理:差動式と定温式の機能を併せ持つ
- 適応場所:温度変化が大きい場所
- より確実な検知が可能
2. 煙感知器
光電式スポット型
- 原理:煙粒子による光の散乱を検知
- 構造:発光素子・受光素子・暗箱
- 適応場所:廊下・階段・エレベーター昇降路
- 種別:1種・2種・3種
イオン化式スポット型
- 原理:煙粒子によるイオン電流の変化を検知
- 構造:放射線源(アメリシウム241)・電極
- 適応場所:廊下・階段(光電式と同等)
- 近年は光電式が主流(放射線源を使うため)
3. 炎感知器
紫外線式
- 原理:炎が放出する紫外線を検知
- 適応場所:高天井・大空間(体育館・工場)
- 誤作動:太陽光・溶接光に注意
赤外線式
- 原理:炎が放出する赤外線を検知
- 適応場所:高天井・大空間
- ガソリンなど油火災にも対応
適応場所の早見表
- 事務所・居室:差動式スポット型(標準)
- 厨房・ボイラー室:定温式スポット型
- 廊下・階段:煙感知器(光電式またはイオン化式)
- 高天井(8m以上):炎感知器または煙感知器
- 駐車場:炎感知器(自動車排気の影響を考慮)
- エレベーター昇降路:煙感知器
覚え方のコツ
- 熱式=「差・定・補」(さ・てい・ほ)の3種類
- 煙式=「光・イオン」の2種類
- 炎式=「紫外線・赤外線」の2種類
- 厨房・ボイラー=定温式(高温環境だから定温)
- 廊下・階段=煙式(煙の通り道だから)
- 高天井=炎式(熱・煙が届きにくいから)
試験で問われやすいパターン
- 「厨房に設置する感知器として最も適切なのは」→ 定温式スポット型
- 「廊下・階段に設置すべき感知器は」→ 煙感知器
- 「天井高15mの体育館に適切な感知器は」→ 炎感知器
- 「差動式スポット型の動作原理として正しいのは」→ 温度上昇率
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