日本酒検定の上位資格(2級・準1級・1級)では、香味要素の言語化・酒質の客観的評価・欠点臭の見分けなど、より高度な知識が問われます。本記事では出題傾向と対策を整理しました。
上位資格で頻出する香味表現用語
プラス評価の用語
- 吟醸香(ぎんじょうか):吟醸酒特有のフルーティーな香り
- メロン香・リンゴ香・バナナ香:カプロン酸エチル・酢酸イソアミルなど特定の香気成分
- 上立ち香(うわだちか):グラスから立ち上る香り
- 含み香(ふくみか):口に含んだ時の香り
- 余韻:飲み込んだ後に残る心地よい香り
マイナス評価(欠点臭)
- 老香(ひねか):保管不良による劣化臭
- 日光臭:直射日光による光劣化
- セメダイン臭:イソアミルアセテート過剰
- ジアセチル:バターのような臭い、清酒では欠点とされることが多い
- ムレ香:火入れ不足や保管温度高すぎによる蒸れ感
テイスティングの基本評価フロー
- 外観:色調(無色透明・淡黄・山吹色・琥珀色)、光沢、粘性
- 香り:上立ち香 → 含み香 の順で評価。香りの強さ・系統・好印象/不快感
- 味わい:甘味・酸味・うま味・苦味・渋味の5要素
- 余韻:長さ・質・後味の心地よさ
酒質判別問題の解き方
「次の香味特徴を持つ酒の特定名称はどれか」「この欠点臭の原因として考えられるのは」といった問題が頻出します。香気成分と特定名称の対応関係(吟醸香=大吟醸・純米大吟醸など)を整理し、原因と結果の対応を明確に押さえることが攻略のカギです。
1級で問われる応用テーマ
- 酒質評価のSAKE DIPLOMAへの応用
- 醸造工程と香味の対応関係(速醸酛と生酛の違いなど)
- 貯蔵年数による香味変化の予測
- 国内外コンテスト(IWC・全国新酒鑑評会)の評価基準
対策のコツ
- 用語ごとに「何を意味するか・どの酒で出やすいか・原因」をセットで覚える
- 実際にテイスティングする機会を増やす(試飲会・酒蔵見学)
- 他の合格者のレビュー・テイスティングノートを読み、表現を学ぶ
- 問題集を反復し、用語と特定名称の組み合わせを暗記する
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