ケンテイラボ

2026/05/04

QC検定2級 統計手法・管理図 早見チートシート

QC検定2級で問われる検定・推定の分布の使い分け、QC七つ道具、管理図の種類、工程能力指数の見方を1枚に凝縮した早見チートシート。試験直前の見直しに役立つ要点だけをまとめました。

QC検定2級(品質管理検定2級)の手法分野は、検定・推定で使う分布、QC七つ道具、管理図、工程能力指数と覚えることが多く、本番で「どれを使うんだっけ?」と迷いがちです。このチートシートは、ケンテイラボに収録しているQC検定2級対策608問のうち、手法分野で頻出の要点だけを1枚に凝縮したものです。試験直前の総確認や、演習の合間の見直しに活用してください。

検定・推定:使う分布の早見表

2級最大の山場が検定・推定です。「対象は平均か分散か」「計量値か計数値か」を見極めれば、使う分布は自然に決まります。以下の対応を頭に入れておきましょう。

  • 母平均の検定・推定(母分散未知):t分布
  • 母平均の検定(母分散既知・大標本):正規分布(u検定)
  • 母分散の検定・推定:χ²(カイ二乗)分布
  • 2つの母分散の比の検定:F分布
  • 母不適合品率の検定(近似条件を満たす):正規分布への近似
  • 欠点数・不適合数の検定:ポアソン分布

覚え方は「平均=t、分散=χ²、分散比=F」。計数値は最初に「正規近似が使えるか」を判断し、使えなければ二項分布・ポアソン分布で扱う、という順で考えると迷いません。

検定の基本用語ミニ整理

  • 帰無仮説:否定されるために立てる『差がない』などの仮説
  • 対立仮説:本当に示したい主張。帰無仮説の否定として立てる
  • 第1種の誤り(あわて者の誤り):正しい帰無仮説を誤って棄却する
  • 第2種の誤り(ぼんやりの誤り):誤った帰無仮説を誤って採択する
  • 有意水準:帰無仮説が真なのに棄却する確率。5%や1%が定番
  • 棄却域:検定統計量がこの範囲に入れば帰無仮説を棄却する領域

期待値・分散の公式ミニ表

確率変数の計算問題で頻出の公式です。数値を当てはめて素早く計算できるようにしておきましょう。

  • 分散の定義:V(X)=E(X²)−{E(X)}²
  • 線形変換の期待値:E(aX+b)=aE(X)+b
  • 線形変換の分散:V(aX+b)=a²V(X)(定数bは分散に影響しない)
  • 独立な和・差の分散:V(X±Y)=V(X)+V(Y)
  • 独立な積の期待値:E(XY)=E(X)E(Y)
  • 和の期待値(一般に成立):E(X+Y)=E(X)+E(Y)

QC七つ道具:目的で覚える

QC七つ道具は「何を目的に、何を読み取るか」で覚えると混同しません。名称と用途をセットで押さえましょう。

  • パレート図:項目を発生数の多い順に並べ、重点項目を絞る
  • 特性要因図:魚の骨の形で結果と要因の因果関係を整理する
  • チェックシート:データを漏れなく記録・集計する
  • ヒストグラム:データの分布の形やばらつきを見る
  • 散布図:2つの変数の関係(相関)を視覚的に見る
  • グラフ・管理図:傾向の可視化と工程の管理に使う

補足として、層別は「データを条件ごとに分けて解析する」考え方で、七つ道具を使う際の土台になります。相関分析・単回帰分析は散布図とセットで、関係の強さや予測を扱います。

管理図:データの種類で選ぶ

管理図は、扱うデータが計量値か計数値かで種類が決まります。代表的なものを押さえておきましょう。

  • X̄-R管理図:計量値。平均値とばらつき(範囲R)を管理する定番
  • X̄-s管理図:計量値。ばらつきを標準偏差sで管理する
  • p管理図:計数値。不適合品率(割合)を管理する
  • np管理図:計数値。不適合品数(個数)を管理する。試料の大きさが一定
  • c管理図:計数値。欠点数(不適合数)を管理する。試料の大きさが一定
  • u管理図:計数値。単位あたりの欠点数を管理する

管理線の意味も要チェックです。CL(中心線)は平均的な値、UCL(上方管理限界)とLCL(下方管理限界)はばらつきの許容範囲を示します。点がこの範囲を外れたり、特徴的な並び方をしたりすると、異常原因の存在を疑います。

工程能力指数(Cp・Cpk)の見方

工程能力指数は、規格に対して工程の実力がどれだけあるかを表す指標です。値の意味を押さえておきましょう。

  • Cp:規格幅に対するばらつきの余裕(分布の中心のかたよりは考慮しない)
  • Cpk:分布の中心のかたよりも考慮した工程能力指数
  • Cp=Cpk:分布が規格の中心にあるとき(かたよりがない)
  • Cpk<Cp:分布が規格の中心からずれているとき
  • 一般に1.33以上:工程能力が十分とされる目安(基準は状況で異なる)
  • 1.00前後:工程能力がぎりぎり、または不足ぎみの目安

Cpは「ばらつきの大きさ」だけ、Cpkは「ばらつき+中心のずれ」を見る、という違いを押さえるのが要点です。かたよりがあるほどCpkはCpより小さくなります。

抜取検査・実験計画法のキーワード

  • OC曲線:ロットの不適合品率と合格確率の関係を表す曲線
  • 生産者危険(α):良いロットを誤って不合格にする確率
  • 消費者危険(β):悪いロットを誤って合格にする確率
  • 合格判定個数(c):不適合品がこの数以下ならロットを合格とする
  • 実験計画法の因子・水準:取り上げる要因と、その条件の段階
  • 分散分析(ANOVA):因子の効果が有意かを分散の比で検定する

直前チェック:混同しやすいポイント

  • t分布とχ²分布:平均の検定はt、分散の検定はχ²
  • 第1種と第2種の誤り:棄却の誤りが第1種、採択の誤りが第2種
  • CpとCpk:中心のかたよりを見るのがCpk
  • p管理図とnp管理図:割合を見るのがp、個数を見るのがnp
  • 生産者危険と消費者危険:良品を落とすαと、不良を通すβ
  • 相関と回帰:関係の強さを見るのが相関、予測式を作るのが回帰

ケンテイラボで手法分野を鍛えよう

この早見表で全体像をつかんだら、ケンテイラボのQC検定2級対策608問で実際に手を動かして定着させましょう。手法分野は「見て分かる」だけでなく「解いて計算できる」ことが得点につながります。

  • 検定・推定:分野別演習で分布の使い分けを繰り返し確認する
  • 管理図・工程能力指数:計算問題を解いてCp・Cpkの評価に慣れる
  • 復習モード:間違えた問題だけを解き直して弱点を集中攻略
  • 直前期:全608問を通しで解き、手法分野の穴をなくす

登録不要・完全無料で、スマホからいつでも演習できます。このチートシートを片手に608問を解き込んで、QC検定2級の手法分野を得点源に変えましょう。

実際に問題を解いて知識を定着させよう

ケンテイラボではQC検定2級の問題を無料で練習できます。

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