メディカルハーブ検定で対象になる15種のハーブは、覚える量が多く、似た作用のハーブが混ざりがちです。本記事では15種を「作用カテゴリ」でグループ化し、代表成分・主な使い方・注意事項を1ページで確認できる早見表としてまとめました。直前期の確認に最適です。
対象15種のハーブ一覧(覚える対象)
- ウスベニアオイ(マロウブルー)
- エキナセア
- エルダーフラワー
- ジャーマンカモミール
- セントジョンズワート
- ダンディライオン
- ネトル
- ハイビスカス
- パッションフラワー
- ペパーミント
- マテ
- マルベリー
- ラズベリーリーフ
- リンデン
- ローズヒップ
作用カテゴリでグループ化する
15種を単独で覚えるよりも、似た働きで束ねた方が記憶が定着します。検定の対象15種は、ざっくり以下の6カテゴリに整理できます。
- リラックス・鎮静系:ジャーマンカモミール/パッションフラワー/リンデン
- 免疫・風邪系:エキナセア/エルダーフラワー/リンデン
- 消化・代謝系:ペパーミント/ダンディライオン/マテ
- 美容・抗酸化系:ハイビスカス/ローズヒップ/マルベリー
- 婦人科・体質改善系:ラズベリーリーフ/ネトル/ジャーマンカモミール
- 気分・特殊系:セントジョンズワート(抑うつ・医薬品注意)/ウスベニアオイ(粘膜保護・色変化)
ジャーマンカモミールやリンデンのように、複数カテゴリに登場する万能ハーブは「中心メンバー」として最優先で覚えるのがコツです。
リラックス・鎮静系
ジャーマンカモミール
- 科:キク科
- 使用部位:花
- 主な作用:消炎・鎮静・健胃(胃と心の両方に効く)
- 活用例:ストレス性の胃炎、月経痛、子どもの寝かしつけ前のティー
- 注意点:キク科アレルギーの人は避ける
パッションフラワー
- 科:トケイソウ科
- 使用部位:地上部(葉・茎)
- 主な作用:鎮静(「植物性のトランキライザー」)
- 活用例:精神不安・不眠時のブレンドティー
- 注意点:穏やかな作用なので他の鎮静系とブレンドが基本
リンデン
- 科:シナノキ科(アオイ科)
- 使用部位:花・苞葉
- 主な作用:鎮静・発汗・利尿
- 活用例:質の高い睡眠を促す就寝前のティー、高血圧、子どもの風邪
- 注意点:作用が穏やかでリスクが少なく、子どもにも使いやすい
免疫・風邪系
エキナセア
- 科:キク科
- 使用部位:地上部・根
- 主な作用:免疫活性
- 活用例:風邪・感染症予防のために風邪のひきはじめに用いる
- 注意点:キク科アレルギー注意。連続使用ではなく区切って使うのが一般的
エルダーフラワー
- 科:スイカズラ科
- 使用部位:花
- 主な作用:発汗・抗アレルギー
- 活用例:インフルエンザ・風邪の初期、花粉症のカタル症状
- 注意点:欧米では「インフルエンザの特効薬」とも呼ばれる定番ハーブ
消化・代謝系
ペパーミント
- 科:シソ科
- 使用部位:葉
- 主な作用:消化器系の機能調整・気分転換
- 活用例:過敏性腸症候群・食後の胃もたれ・二日酔いのリフレッシュ
- 注意点:胃食道逆流症の人は摂取量に注意。冷却作用が強い
ダンディライオン
- 科:キク科
- 使用部位:根(焙煎するとコーヒー代用)・葉
- 主な作用:強肝・利胆・利尿
- 活用例:根のロースト=「ダンディライオンコーヒー」、ミルクティーにも
- 注意点:キク科アレルギー、胆道閉塞のある人は注意
マテ
- 科:モチノキ科
- 使用部位:葉
- 主な作用:強壮・覚醒(カフェイン含有)
- 活用例:ビタミン・ミネラルが豊富で「飲むサラダ」と呼ばれる。冷やすと「テレレ」
- 注意点:カフェインを含むため就寝前は避ける。摂りすぎ注意
美容・抗酸化系
ハイビスカス
- 科:アオイ科
- 使用部位:萼(がく)
- 主な作用:疲労回復・代謝サポート
- 活用例:クエン酸など植物酸が豊富。食前の運動前後のリフレッシュティー
- 注意点:酸味が強いため胃が弱い人は薄めに
ローズヒップ
- 科:バラ科
- 使用部位:偽果(果実)
- 主な作用:高ビタミンC・抗酸化(「ビタミンCの爆弾」)
- 活用例:ハイビスカスとのブレンドが定番。美容・免疫サポート
- 注意点:種と毛は不純物。淹れる際はつぶして抽出効率を上げる
マルベリー
- 科:クワ科
- 使用部位:葉
- 主な作用:糖代謝のサポート(DNJ=デオキシノジリマイシン)
- 活用例:食前に飲むことで糖分の吸収に関わる酵素を阻害する働きが期待される
- 注意点:単体療法ではなく、糖尿病治療中の方は医師と相談
婦人科・体質改善系
ラズベリーリーフ
- 科:バラ科
- 使用部位:葉
- 主な作用:筋肉調整(伝統的に「安産のお茶」)
- 活用例:月経痛のケア、出産準備期のサポートティー
- 注意点:使用時期について不安がある場合は医師・助産師に相談
ネトル
- 科:イラクサ科
- 使用部位:地上部
- 主な作用:体質改善・浄血(鉄分・ミネラル豊富)
- 活用例:春先のアレルギー対策=ドイツの「春季療法」
- 注意点:生のイラクサは刺すが、乾燥ハーブは安全に使える
気分・特殊系
セントジョンズワート
- 科:オトギリソウ科
- 使用部位:地上部(花穂を含む)
- 主な作用:抑うつ気分の緩和(「サンシャインサプリメント」)
- 活用例:気分の落ち込み・季節性の気分変動のサポート
- 注意点:抗うつ薬・経口避妊薬など多くの医薬品との相互作用あり。併用は要相談
ウスベニアオイ(マロウブルー)
- 科:アオイ科
- 使用部位:花
- 主な作用:粘膜保護(粘液質)
- 活用例:喉・胃の粘膜ケア、フェイシャルスチームでスキンケア
- 注意点:アントシアニンが酸性で赤紫に変色(レモン汁を入れると色が変わる)
覚えるときの王道ステップ
- Step1:科名でグループ化(キク科=カモミール/エキナセア/ダンディライオン)
- Step2:使用部位で分類(花・葉・果実・根・地上部)
- Step3:作用カテゴリで束ねる(鎮静/免疫/消化/美容/婦人科/気分)
- Step4:代表成分とセットで覚える(粘液質・アントシアニン・DNJ・クエン酸・カフェイン)
- Step5:症状から逆引きできるようにする
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