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2026/05/16

高圧ガス製造保安責任者 乙種化学 ガスの性質・法令の要点 早見表チートシート

乙種化学で頻出のガスの性質・法令の数値を一気に整理。高圧ガスの定義、容器の塗色、代表的なガスの分類と比重、貯槽の充てん基準、SI単位など、これだけは覚えたい要点をコンパクトにまとめた直前チェック用チートシートです。

高圧ガス製造保安責任者 乙種化学は、法令・保安管理技術・学識の3科目それぞれに合格基準があり、暗記すべき数値やガスの性質が数多くあります。この記事では、3科目に共通して頻出の「ガスの性質」と「法令の数値」の要点を、直前チェックに使える早見表としてコンパクトに整理します。試験直前の総まとめや、スキマ時間の確認に活用してください。細かな要件や最新の基準は、必ず高圧ガス保安協会(KHK)の公式情報で確認しましょう。

高圧ガスの定義(法令の最重要数値)

  • 圧縮ガス(アセチレンを除く):温度35度で圧力1MPa以上となるもの
  • 圧縮アセチレンガス:温度15度で圧力0.2MPa以上となるもの
  • 液化ガス:圧力0.2MPaとなる場合の温度が35度以下であるもの(現在の圧力にかかわらず)
  • 特定の液化ガス(液化シアン化水素・液化ブロムメチル・液化酸化エチレン):35度で0Paを超えるもの

定義の数値は法令科目の土台であり、選択肢のひっかけにも頻出です。「35度・1MPa」「0.2MPa」といった数字を正確に覚えることが、①法令の得点の出発点になります。

許可・届出と貯蔵の区分

  • 第一種製造者(許可):第一種ガス1日300m3以上、第二種ガス1日100m3以上
  • 第二種製造者(届出):許可の基準に満たない一定規模の製造者
  • 第一種貯蔵所(許可):第一種ガス3,000m3以上、第二種ガス1,000m3以上
  • 第二種貯蔵所(届出):容積300m3以上で第一種貯蔵所の基準未満
  • 販売事業:販売所ごとに事業開始の20日前までに届出
  • 特定高圧ガス消費者:事業所ごとに消費開始の20日前までに届出

「許可か届出か」「何m3が境界か」を区別できるかが問われます。数値と手続き(許可・届出)をセットで表にして覚えると、混同を防げます。

容器の塗色と表示

  • 水素:赤色
  • 酸素:黒色
  • 液化炭酸ガス(二酸化炭素):緑色
  • 液化アンモニア:白色
  • 液化塩素:黄色
  • アセチレン:かっ色(褐色)/その他のガス:ねずみ色
  • 毒性ガス:名称の明示とともに『毒』の文字を表示、可燃性ガスは『燃』の文字

塗色はガスごとに定められており、視覚的に覚えると定着します。毒性・可燃性の文字表示とあわせて、①法令の頻出テーマとして押さえておきましょう。

容器の充てんと再検査の要点

  • 圧縮ガスの充てん:容器に刻印等で示された圧力以下で充てん
  • 液化ガスの充てん質量:G=V/C(Vは内容積、Cは定数)で計算
  • 液化炭酸ガスの定数C:1.34(一般継目なし容器)
  • 一般継目なし容器の再検査:経過年数に関係なく製造検査合格後一律5年
  • 溶接容器(液化アンモニア等)の再検査:製造後20年未満は5年、以後は2年
  • 刻印事項:内容積・耐圧試験圧力(記号TP)・ガスの種類など(最大充てん質量は刻印しない)

貯槽・設備の技術上の基準(②法令)

  • 貯槽への液化ガス充てん:常用温度で内容積の90%を超えない
  • 毒性ガスの液化ガス貯槽:90%超を自動検知して警報する措置
  • 気密試験:常用圧力以上/耐圧試験:液体で常用圧力の1.5倍以上、気体で1.25倍以上
  • 安全装置:許容圧力を超えたとき、直ちに許容圧力以下に戻せるもの
  • 貯槽の支柱:地盤が堅固でも同一の基礎に緊結する
  • 漏えい検知警報設備:可燃性・毒性・特定不活性ガスの施設に設置

代表的なガスの分類(⑧学識)

  • 可燃性ガス:水素・アセチレン・メタン・プロパン・アンモニアなど
  • 支燃性(助燃性)ガス:酸素・塩素・フッ素など(他の物質の燃焼を支える)
  • 毒性ガス:塩素・アンモニア・硫化水素・シアン化水素・ホスゲンなど
  • 不活性ガス:窒素・アルゴン・二酸化炭素・ヘリウムなど
  • 自然発火性ガス:モノシラン(シラン)・ホスフィンなど

一つのガスが複数の性質を持つ点に注意が必要です。たとえばアンモニアは可燃性かつ毒性です。分類ごとに代表的なガスを整理し、性質の組み合わせで覚えると、⑧学識3の各論に強くなります。

空気との比重(重い/軽いガス)

  • 空気より重いガス(分子量29超):塩素(約71)・硫化水素(約34)・二酸化炭素(44)・プロパン(44)など
  • 空気より軽いガス(分子量29未満):水素(2)・アンモニア(17)・メタン(16)・シアン化水素(27)など
  • 漏えい時、重いガスは低所に滞留、軽いガスは上方へ拡散する傾向

分子量29(空気)を基準に、重いか軽いかを判断できるようにしておきましょう。滞留する場所の違いは、漏えい検知や防災(②法令・⑤保安管理)の考え方にもつながります。

SI単位と燃焼・爆発の要点(⑥⑦保安管理・学識)

  • 圧力 Pa=kg/(m・s2)、エネルギー J=kg・m2/s2、仕事率 W=kg・m2/s3、力 N=kg・m/s2
  • 理想気体の状態方程式:PV=nRT
  • 最小発火エネルギー:化学量論組成付近で最も小さくなる(発火しやすい)
  • 爆ごう:火炎伝ぱ速度が音速を超える(1000〜3000m/s程度)現象
  • 化学反応式の係数:未定係数法(連立方程式)で決定
  • 反応熱の計算:ヘスの法則を利用

直前チェック:混同しやすいポイント

  • 水素は赤・酸素は黒・液化炭酸ガスは緑(塗色の取り違えに注意)
  • 許可(第一種)と届出(第二種・販売・消費)の区別
  • 貯槽の充てんは内容積の90%まで(80%ではない)
  • 耐圧試験は液体1.5倍・気体1.25倍、気密試験は常用圧力以上
  • アンモニアは可燃性かつ毒性、塩素は支燃性かつ毒性
  • 空気より重いか軽いかは分子量29が基準

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ここで整理したガスの性質と法令の数値は、ケンテイラボの高圧ガス製造保安責任者 乙種化学対策400問で繰り返し演習することで定着します。法令・保安管理技術・学識の3科目を8分野に分けて収録しているので、苦手な分野に絞って弱点を潰し、頻出の数値やガスの分類を問う問題を重点的に解けば、要点が確かな得点力に変わります。チートシートで全体像をつかんだら、無料の問題演習で3科目すべての合格基準クリアを目指しましょう。

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