ケンテイラボ

2026/04/19

危険物 乙種1・2・3・5・6類 性質・消火方法 早見チートシート

危険物取扱者 乙種1・2・3・5・6類(乙4以外の類)で頻出の、類別の性質・危険性・消火方法の要点を一気に整理。第1類の酸化性固体から第6類の酸化性液体まで、注水してよい物質と厳禁の物質の見分け方をコンパクトにまとめました。

危険物取扱者 乙種1・2・3・5・6類の性質科目では、類ごとの性質・危険性・消火方法を正確に区別できるかが得点を分けます。第1類(酸化性固体)・第2類(可燃性固体)・第3類(自然発火性・禁水性)・第5類(自己反応性)・第6類(酸化性液体)は性質がまったく異なり、とくに「水をかけてよいか」の判断が混同しやすいポイントです。この記事では、収録302問で頻出の類別ポイントを、消火の可否を意識しながら一覧で整理します。試験直前の総まとめに活用してください。

類番号と性質を一気に対比

  • 第1類:酸化性固体。それ自体は不燃だが、分解して酸素を出し可燃物の燃焼を助ける
  • 第2類:可燃性固体。比較的低温で着火しやすい固体(硫黄・赤リン・金属粉など)
  • 第3類:自然発火性物質および禁水性物質。空気や水と反応して発火・可燃性ガスを生じる
  • 第5類:自己反応性物質。分子内に酸素を含み、外部の酸素なしで自己燃焼する
  • 第6類:酸化性液体。それ自体は不燃だが強い酸化力を持ち、腐食性・有毒性がある

最初に「類番号=性質」を1対1で結びつけておくと、以降の危険性や消火方法の理解が一気に進みます。第1類と第6類はどちらも不燃の酸化剤(固体か液体か)、第5類は自己反応性という点が、混同しやすい要注意ポイントです。

第1類(酸化性固体)の要点

  • 共通:それ自体は不燃物。加熱・摩擦・衝撃で分解し酸素を放出する強い酸化剤
  • 前半(②):塩素酸塩類・過塩素酸塩類・無機過酸化物など
  • 後半(③):硝酸塩類・ヨウ素酸塩類・過マンガン酸塩類など
  • 無機過酸化物:アルカリ金属のものは水と反応して酸素と熱を生じるため注水厳禁
  • 消火:無機過酸化物以外は大量注水で冷却/無機過酸化物は乾燥砂・炭酸水素塩類粉末

第2類(可燃性固体)の要点

  • 共通:低温で着火しやすい可燃性の固体。粉じん爆発にも注意
  • 代表:硫化リン・赤リン・硫黄・鉄粉・金属粉・マグネシウム・引火性固体
  • 引火性固体:引火点40℃未満のものに限られる
  • 金属粉・マグネシウム:注水すると水素を発生する危険があり、乾燥砂などで消火
  • 硫黄など:水と反応しないものは注水・冷却が有効

第3類(自然発火性・禁水性)の要点

  • 共通:多くは空気で自然発火し、水と反応して可燃性ガス(水素等)を発生する
  • 代表:カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・黄リンなど
  • 例外:黄リンは自然発火性のみ(水中保存)、リチウムは禁水性のみ
  • 貯蔵:カリウム・ナトリウムは灯油中に保存するなど、品名ごとの保護液
  • 消火:注水厳禁。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩などを用いる

第5類(自己反応性物質)の要点

  • 共通:分子内に酸素を含み、外部の酸素供給がなくても分解して自己燃焼する
  • 前半(⑥):有機過酸化物・硝酸エステル類・ニトロ化合物など
  • 後半(⑦):ジアゾ化合物・ヒドラジン誘導体・ヒドロキシルアミン・金属のアジ化物など
  • 危険性:加熱・衝撃・摩擦で爆発の恐れ。ヒドロキシルアミンは腐食性・粉じん爆発に注意
  • 消火:窒息消火が効きにくく、大量の水や泡で冷却して分解を抑える

第6類(酸化性液体)の要点

  • 共通:それ自体は不燃だが強い酸化剤。腐食性があり皮膚をおかし、蒸気も有毒
  • 代表:過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物
  • 火災予防:可燃物・有機物との接触を避ける
  • 消火:多くは注水が有効/ただしハロゲン間化合物は水と反応するため注水を避ける

『注水してよい/厳禁』の最重要整理

  • 注水厳禁:第1類の無機過酸化物(酸素と熱を発生)
  • 注水厳禁:第3類の禁水性物質全般(可燃性ガスを発生)
  • 注水に注意:第2類の金属粉・マグネシウム(水素を発生)
  • 注水に注意:第6類のハロゲン間化合物(水と反応)
  • 大量注水で冷却:第1類の無機過酸化物以外、第5類(自己反応性)

危険物試験で最も混同しやすいのが「水をかけてよいか」です。「水と反応して危険なガス・熱を出すもの=注水厳禁」という原則を軸に、上の一覧を繰り返し見返すと判断がぶれなくなります。

直前チェック:混同しやすいポイント

  • 第1類(酸化性固体) vs 第6類(酸化性液体):どちらも不燃の酸化剤、固体か液体か
  • 自然発火性(第3類) vs 自己反応性(第5類):空気で発火か、分子内酸素で自己燃焼か
  • 第1類の無機過酸化物:注水厳禁(他の第1類は注水で消火)
  • 第2類の金属粉・マグネシウム:注水で水素発生に注意
  • 黄リンは自然発火性のみ・リチウムは禁水性のみ(第3類の例外)

ケンテイラボで類別の性質を定着させよう

ここで整理した類別の性質・消火方法の要点は、ケンテイラボの乙種1・2・3・5・6類対策302問で繰り返し演習することで定着します。第1類から第6類まで8分野に絞り込んで弱点を潰し、とくに注水の可否を問う問題を重点的に解けば、性質科目の得点が安定します。チートシートで全体像をつかんだら、無料の問題演習で得点力に変えていきましょう。

実際に問題を解いて知識を定着させよう

ケンテイラボでは危険物乙1・2・3・5・6類の問題を無料で練習できます。

問題を解く →
← 記事一覧へ戻る