ITパスポートの学習でつまずきやすいのが、次々に登場する略語と用語の多さです。CRM・SCM・ERP、RFI・RFP、SLA・SLM……似た形の3文字略語や、混同しやすい対の用語が数多く出題されます。この記事では、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野から「これだけは覚えておきたい」頻出用語を、混同しやすいものを対比しながら早見表として整理します。試験直前の総まとめや、参考書での学習の合間の確認に活用してください。
混同しやすい3文字略語(ストラテジ・マネジメント系)
- CRM:顧客との関係を管理し、顧客満足度を高める仕組み
- SCM:原材料から販売までの供給連鎖(サプライチェーン)を最適化
- ERP:ヒト・モノ・カネなど経営資源を統合管理する基幹システム
- SFA:営業活動を支援・効率化する仕組み
- RFI:システム調達で情報提供を依頼する文書
- RFP:ベンダーに具体的な提案を依頼する文書
似た形の略語は「何を対象に、何のためのものか」をキーワードで結びつけて覚えるのがコツです。CRM=顧客、SCM=供給網、ERP=経営資源、と対象語を1つ紐づけておくと、選択肢で迷いにくくなります。
経営戦略のフレームワーク早見表
- SWOT分析:強み・弱み・機会・脅威で内部環境と外部環境を整理
- PPM:市場成長率と市場占有率で事業を4分類(花形・金のなる木・問題児・負け犬)
- コアコンピタンス:他社が真似できない中核的な能力
- コトラーの競争地位:リーダー・チャレンジャー・フォロワー・ニッチャー
- 3C分析:顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)
- バリューチェーン:事業活動を機能ごとに分解し付加価値を分析
フレームワークは軸や分類の意味を図でイメージすると混同しにくくなります。SWOTは内部・外部の2軸、PPMは成長率・占有率の2軸、というように「何を軸に分けているか」をセットで覚えましょう。
開発・管理の頻出用語(マネジメント系)
- ウォーターフォールモデル:工程を順番に進める開発手法
- アジャイル開発:短い反復(イテレーション)で進める手法。スクラムが代表例
- WBS:作業を階層的に分解して管理する手法
- SLA:サービス提供者と利用者が品質水準を合意する文書
- ITIL:ITサービスマネジメントのベストプラクティス集
- システム監査:客観的な立場でシステムを点検・評価する
情報セキュリティ:攻撃と対策をセットで
- 情報セキュリティの3要素:機密性・完全性・可用性(CIA)
- マルウェア:ウイルス・ワーム・トロイの木馬・ランサムウェアの総称
- ソーシャルエンジニアリング:人の心理や隙を突く攻撃。対策は運用ルールと教育
- フィッシング:偽サイトへ誘導し情報を盗む。対策はURL確認・多要素認証
- 共通鍵暗号 vs 公開鍵暗号:同じ鍵で暗号化・復号か、公開鍵と秘密鍵のペアか
- 多要素認証:知識・所持・生体など複数要素で本人確認を強化
セキュリティは「攻撃=何を狙うか」「対策=それをどう防ぐか」を1対1で対応づけると記憶に残ります。攻撃名だけ、対策名だけを別々に覚えると本番で混ざるので、必ずペアで整理しましょう。配点ウェイトが大きい分野なので、ここを得点源にできると合格に近づきます。
テクノロジ基礎:計算問題のパターン
- 基数変換:2進数・10進数・16進数の相互変換。桁の重みを使って計算
- 稼働率:直列は掛け算、並列は『1−(1−稼働率)×…』で信頼性が上がる
- 論理演算:AND・OR・NOTの真偽の組み合わせ
- データ構造:スタックは後入れ先出し(LIFO)、キューは先入れ先出し(FIFO)
- 記憶容量の単位:ビット・バイトとK・M・G・Tの接頭語
計算問題は出題パターンが限られています。基数変換と稼働率は「手順を覚えれば必ず解ける」典型例なので、感覚で解かず紙に書いて練習し、同じ形式を繰り返して型を身につけましょう。
データベース・ネットワークの必修用語
- 主キー:行を一意に識別する列。外部キーは別表を参照する列
- 正規化:データの重複や矛盾を防ぐための整理
- SQL:データベースを操作する言語(検索・更新など)
- TCP/IP:インターネットの基本となる通信プロトコル群
- IPアドレス:ネットワーク上の機器を識別する番号
- ルータとハブ:ネットワーク同士を中継する/同一ネット内で分岐する機器
直前チェック:混同しやすいペア
- RFI(情報提供依頼)vs RFP(提案依頼)
- 共通鍵暗号(速い・鍵共有が課題)vs 公開鍵暗号(鍵配布が安全)
- スタック LIFO vs キュー FIFO
- 著作権(創作物)vs 産業財産権(特許・実用新案・意匠・商標)
- 機能要件(何をするか)vs 非機能要件(性能・信頼性などの品質)
- ウォーターフォール(順番に)vs アジャイル(反復で)
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ここで整理した頻出用語は、ケンテイラボのITパスポート対策532問で繰り返し演習することで定着します。ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野を分野別に絞り込んで演習でき、間違えた問題だけを復習する機能も利用できます。3分野それぞれに基準点があるため、苦手分野を作らないことが合格の鍵。チートシートで全体像をつかんだら、無料の問題演習で用語を確かな得点力に変えていきましょう。