インテリアコーディネーター一次試験(学科)は範囲が広く、直前期には要点の総整理が欠かせません。この記事では、造形・表現の基礎と、実務でも重要な住宅設備の要点を、早見表としてコンパクトにまとめました。ケンテイラボ収録のインテリアコーディネーター対策325問のうち、造形・色彩や住宅設備の分野を復習する際の総まとめとして活用してください。
造形・比例の基本
- 黄金比:約1:1.618。最も美しいとされる比。パルテノン神殿など
- 白銀比(大和比):約1:1.414(1:√2)。A判・B判の紙や日本建築に用いられる
- ユニティ(統一):全体に一定の秩序・まとまりを感じさせる調和
- グラデーション:段階的な変化で流動感を生むリズム
- シンメトリー:左右対称による安定した秩序
- リピテーション:同じ形や色の反復による律動
比率は数値がそのまま問われます。黄金比「1:1.618」と白銀比「1:1.414」を混同しないよう、代表例(黄金比=パルテノン、白銀比=紙の規格)とセットで覚えましょう。
色彩・表色系の要点
- 可視光線:おおよそ380〜780nmの波長範囲
- 加法混色:光の三原色(赤・緑・青)を重ねる。混ぜるほど明るくなる
- 減法混色:色料の三原色を重ねる。混ぜるほど暗くなる
- 色の三属性:色相・明度・彩度
- マンセル表色系:色相 明度/彩度(例:5R 4/14)の順で表記
- 無彩色:明度のみで表す(N+数値)
色彩は論理で理解すれば確実な得点源です。「加法=光・明るくなる」「減法=色料・暗くなる」の対比と、マンセルの表記順序(色相→明度→彩度)を押さえておきましょう。
製図・表現の基本
- 平面図:真上から見た間取り。家具配置や動線の検討に使う
- 立面図:建物や室内を正面から見た図
- 断面図:垂直に切った断面で、高さ関係を示す
- 展開図:室内の壁面を四方向に展開して描いた図
- アイソメ・パース:立体的に見せる表現。プレゼンで活用
- 縮尺:図面の大きさの比率。用途に応じて使い分ける
図面の種類は「何を表す図か」をセットで覚えるのがコツです。とくに展開図は室内の壁面を示す図として、インテリアの提案でよく使われます。
給水・給湯設備の要点
- 高置水槽方式:屋上タンクに汲み上げ、重力で下方に給水する
- 直結増圧方式:ポンプで加圧して各所へ直接給水する
- クロスコネクション:飲料用と非飲料用の配管が直接つながること(避ける)
- ウォーターハンマー:水栓の急閉鎖で衝撃音・振動が発生する現象
- さや管ヘッダー方式:ヘッダーから各水栓へ独立配管。同時使用でも安定
- エネファーム:水素と酸素の反応で発電し、排熱で給湯する
給水・給湯は「方式の特徴」と「トラブルの名前」をセットで問われます。クロスコネクションやウォーターハンマーは、なぜ問題なのか・どう防ぐかまで押さえておきましょう。
排水・換気設備の要点
- 排水トラップ:封水で臭気や害虫の侵入を防ぐ。封水深はおおむね50〜100mm
- 破封:封水が失われる現象。通気管で防ぐ
- 通気管:排水時の圧力変動を逃がし、封水を守る
- 第一種換気:給気・排気とも機械で行う方式
- 第三種換気:排気のみ機械、給気は自然。住宅で一般的
- 24時間換気:シックハウス対策で新築住宅に義務づけ
排水はトラップの封水を守る仕組みが要点です。封水深の目安と、破封を防ぐ通気管の役割を結びつけて理解しましょう。換気方式は給気・排気のどちらを機械で行うかで区別します。
空調・電気設備の要点
- ヒートポンプ:大気の熱をくみ上げて冷暖房・給湯に利用する
- APF:エアコンの通年エネルギー消費効率。省エネ性能の指標
- エコキュート:ヒートポンプで空気の熱を利用する電気給湯機
- 全館空調:住宅全体をまとめて空調する方式
- 分電盤・漏電遮断器:電気を安全に分配・遮断する
- 太陽光発電:パワーコンディショナーで直流を交流に変換する
空調・電気は省エネ性能の指標(APFなど)と、機器の役割を押さえるのが基本です。太陽光発電では、直流を交流に変えるパワーコンディショナーの役割がよく問われます。
直前チェック:混同しやすいポイント
- 黄金比(1:1.618) vs 白銀比(1:1.414):例とセットで区別
- 加法混色(光・明るく) vs 減法混色(色料・暗く)
- 高置水槽方式 vs 直結増圧方式:重力給水か加圧給水か
- クロスコネクション(配管の誤接続) vs ウォーターハンマー(衝撃音)
- 第一種換気(給排気とも機械) vs 第三種換気(排気のみ機械)
- エネファーム(発電+給湯) vs エコキュート(電気給湯)
ケンテイラボで要点を得点力に変えよう
ここで整理した造形・表現と住宅設備の要点は、ケンテイラボのインテリアコーディネーター対策325問で繰り返し演習することで定着します。造形・色彩や住宅設備の分野に絞り込んで弱点を潰し、混同しやすいポイントを重点的に解けば、直前期の総仕上げに最適です。早見表で全体像をつかんだら、無料の問題演習で確かな得点力に変えていきましょう。