秘書検定準1級は、理論領域と実技領域の両方で基準を満たす必要があり、さらに筆記合格後には面接試験(ロールプレイング)が待っています。この早見表は、得点に直結する敬語・接遇・慶弔・記述・面接のポイントを1枚に凝縮したものです。試験直前の最終確認や、演習で迷ったときのチェックリストとして活用してください。細かい制度や最新情報は公益財団法人 実務技能検定協会の公式サイトで確認しましょう。
敬語の言い換え早見表
準1級で最も出題ウェイトが大きいのがマナー・接遇分野です。まずは尊敬語(相手を高める)と謙譲語(自分を低める)の基本の言い換えを、迷わず口に出せるようにしておきましょう。
- 言う:尊敬語=おっしゃる/謙譲語=申す・申し上げる
- する:尊敬語=なさる/謙譲語=いたす
- 見る:尊敬語=ご覧になる/謙譲語=拝見する
- 行く・来る:尊敬語=いらっしゃる・おいでになる/謙譲語=伺う・参る
- 食べる:尊敬語=召し上がる/謙譲語=いただく
- 知る:尊敬語=ご存じ/謙譲語=存じる・存じ上げる
- もらう:尊敬語=お受け取りになる/謙譲語=頂戴する・いただく
注意したいのが二重敬語です。「おっしゃられる」「拝見させていただく」などは過剰な敬語として不適当とされることがあります。「おっしゃる」「拝見する」で十分だと覚えておきましょう。
来客・電話応対の判断ポイント
- アポなし来客:上司の在席・不在をその場で伝えず、待ってもらって上司の意向を確認する
- 転任のあいさつ:儀礼的で短時間なので、アポがなくても可能な限り取り次ぐ
- 着任のあいさつ:これから付き合う相手で明日以降も会えるため、上司多忙・不在なら日を改める
- 紹介状・手紙:両手で受け取り、中を見ずに上司に渡す
- 電話の伝言:込み入った内容でも確実に受け、正確に上司へ伝える(勝手に省略しない)
- 上司不在を外部に伝えるとき:社内の内情(会議中で取り次がない等)はそのまま言わない
慶弔の上書き(表書き)早見表
- 新社屋の落成披露:御落成御祝
- 長寿の祝い:賀寿(還暦・古希など節目に応じて)
- 結婚披露宴のスピーチ:「別れる」「切れる」「重なる」などの忌み言葉を避ける
- 祝賀パーティーに代理出席(秘書):華美になりすぎず、スーツにコサージュ程度
- 竣工と落成の区別:竣工=工事の完了、落成=建物の完成(着工と混同しない)
記述問題の書き方ルール
- 理由を答える:文末を「〜だから」「〜のため」で結ぶ
- 対応内容を答える:実際のセリフではなく「〜ということ」と内容を挙げる
- 手順を答える:時系列・優先順位が伝わるよう順を追って書く
- 自己採点:必須要素(落としてはいけないポイント)を漏らしていないかで確認する
面接(ロールプレイング)の型
準1級は筆記合格後に面接試験があります。あいさつ・報告・状況対応などを、感じよく実演できるかが評価されます。知識ではなく「できる」を示す場なので、声に出して動作をつける練習が欠かせません。
- 明るい表情とはきはきした話し方を意識する
- 丁寧な言葉づかい(尊敬語・謙譲語)を自然に口に出せるようにしておく
- 報告・依頼・あいさつの定型フレーズを体で覚える
- 動作(お辞儀・案内の所作)も落ち着いて丁寧に行う
- 面接の実施要領は変更されることがあるため、最新の要項を公式で確認する
収録範囲と使い方
ケンテイラボの秘書検定準1級対策は、①必要とされる資質・②職務知識・③一般知識・④〜⑥マナー接遇・⑦⑧技能の8分野、合計319問を収録しています。この早見表で全体像を確認したら、実際に問題を解いてアウトプットするのが定着への近道です。間違えた問題は解説で「なぜ適当・不適当か」を確認し、本番前に苦手をつぶしておきましょう。まずはケンテイラボの秘書検定準1級対策で、8分野をひと通り演習してみてください。