販売士3級で多くの受験者がつまずくのが計算問題。マーチャンダイジングと販売経営管理の2科目で頻出します。本記事では絶対に押さえるべき7つの公式と例題を整理します。
1. 値入率(マークアップ率)
- 公式:値入率(%)=(売価 − 原価)÷ 売価 × 100
- 別公式:値入率(%)= 値入額 ÷ 売価 × 100
- 意味:売価に対する利益の割合
- 例:原価700円、売価1,000円 → 値入率=(1,000-700)÷1,000×100=30%
2. 粗利益率(売上総利益率)
- 公式:粗利益率(%)= 粗利益 ÷ 売上高 × 100
- 粗利益=売上高 − 売上原価
- 意味:実際に販売した商品から得られた利益率
- 例:売上1,000万円、原価700万円 → 粗利益率=300÷1,000×100=30%
3. 在庫回転率
- 公式:在庫回転率(回)= 売上高 ÷ 平均在庫高
- 意味:1年間で在庫が何回転したか
- 数値が高いほど効率的な販売
- 例:年間売上6,000万円、平均在庫1,000万円 → 6回転
4. 商品回転日数
- 公式:商品回転日数(日)= 365 ÷ 在庫回転率
- 意味:在庫が一巡するまでの日数
- 数値が小さいほど効率的
- 例:在庫回転率6回 → 365÷6=約61日
5. 損益分岐点売上高
- 公式:損益分岐点売上高 = 固定費 ÷(1 − 変動費率)
- 意味:利益がゼロになる売上高
- これを超えると利益が発生
- 例:固定費300万円、変動費率0.7 → 300÷(1-0.7)=1,000万円
6. 客単価と客数
- 公式:売上高 = 客数 × 客単価
- 客単価 = 売上高 ÷ 客数
- 意味:1人あたりの平均購入金額
- 例:売上100万円、客数500人 → 客単価2,000円
7. 営業利益率
- 公式:営業利益率(%)= 営業利益 ÷ 売上高 × 100
- 営業利益=粗利益 − 販売管理費
- 意味:本業の収益力を表す指標
- 例:売上1,000万円、営業利益100万円 → 営業利益率10%
計算問題の解き方のコツ
- 公式は必ず「分母・分子」をセットで覚える
- 電卓の使用が認められないため、暗算と概算を練習
- 値入率と粗利益率を混同しないよう注意
- 問題文の数字を表に書き出して整理してから計算
- %(パーセント)と倍率の換算(30%=0.3)に慣れる
試験で問われやすいパターン
- 「原価と売価から値入率を求める」基本問題
- 「在庫回転率を計算し効率性を評価する」
- 「損益分岐点を求めて経営判断する」応用問題
- 「複数の数値から営業利益率を逆算する」
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