第一種衛生管理者の学習で得点を左右するのが、関係法令の数字と有害業務に係る知識、そして労働生理の要点です。似た数字が多く混同しやすいこれらを、試験直前に一気に見返せるよう早見表として整理しました。ケンテイラボに収録している第一種衛生管理者対策336問(8分野)のうち、とくに問われやすいポイントを凝縮しています。総まとめや直前確認に活用してください。
安全衛生管理体制の選任要件(最頻出)
- 衛生管理者:業種を問わず常時50人以上で選任。規模が大きいほど選任人数が増える
- 総括安全衛生管理者:業種により100人・300人・1000人以上で選任。統括管理者を充てる
- 産業医:常時50人以上で選任。常時1000人以上や有害業務500人以上で専属
- 衛生委員会:業種を問わず常時50人以上で設置。毎月1回以上開催
- 安全衛生推進者・衛生推進者:常時10人以上50人未満で選任
- 作業主任者:一定の危険有害作業ごとに免許または技能講習修了者から選任
覚え方のコツは「50人以上=衛生管理者・産業医・衛生委員会」をまず固めることです。第一種はすべての業種で衛生管理者になれる点も押さえておきましょう。
覚えておきたい『数字』の早見表
- 選任期限:事由発生から14日以内に選任
- 衛生管理者の巡視:少なくとも毎週1回
- 産業医の巡視:原則少なくとも毎月1回(条件を満たせば2ヶ月に1回)
- 衛生委員会の開催:毎月1回以上
- 衛生委員会の議事記録の保存:3年間
- 選任の報告先:所轄労働基準監督署長へ遅滞なく報告
「14日以内に選任」「毎週1回巡視(衛生管理者)」「毎月1回(産業医・衛生委員会)」という基本の数字は、混同しないよう役割とセットで覚えるのが鉄則です。
有害業務に係る関係法令(第一種特有)
- 特殊健康診断:特定化学物質・有機溶剤・鉛・電離放射線・じん肺・石綿などの業務が対象
- 記録の保存期間:業務により異なる(発がん性等のある業務は長期保存)
- 製造等禁止物質・製造許可物質:取り扱いが規制される化学物質
- 作業主任者を要する作業:高圧室内・酸素欠乏危険場所・特定化学物質の製造など
- 作業環境測定:有害な業務を行う屋内作業場などで実施
- 健康管理手帳:一定の有害業務に従事した者に交付され、離職後も健康診断を受けられる
有害業務に係る範囲は、第一種と第二種を分ける最重要領域です。「業務・検査項目・保存年数」をセットで整理しておくと、第一種特有の出題で得点しやすくなります。
労働衛生(有害要因と対策)の要点
- 労働衛生の3管理:作業環境管理・作業管理・健康管理
- 有害物質の状態:粉じん・ヒューム・ミスト・蒸気・ガスの区別
- 温熱条件:WBGT(暑さ指数)で熱中症リスクを評価
- 局所排気装置:フード・ダクト・ファンで有害物を捕捉・排出
- 作業環境測定:A測定(平均的な状態)・B測定(最高濃度)と管理区分
- 管理区分:第1(良好)・第2(改善が望ましい)・第3(改善が必要)
労働衛生は「3管理の分類」を軸に、有害要因ごとの健康影響を結びつけて覚えると整理しやすくなります。作業環境測定のA測定・B測定と管理区分は頻出です。
労働生理でひっかかりやすい対比
- 大動脈:動脈血(酸素が多い)/大静脈:静脈血(二酸化炭素が多い)
- 肺動脈:静脈血が流れる/肺静脈:動脈血が流れる(名称と逆になる点に注意)
- 心筋:横紋筋だが不随意筋/骨格筋:横紋筋で随意筋/平滑筋:不随意筋
- 外呼吸:肺でのガス交換/内呼吸:組織でのガス交換。呼吸中枢は延髄
- 同化:物質の合成/異化:分解してエネルギーを得る
- 基礎代謝量:覚醒・横臥・安静時。体表面積にほぼ正比例
労働生理は「名称と内容が逆になる」項目でひっかかりがちです。とくに肺動脈・肺静脈の血液や、心筋の分類は頻出のひっかけなので、対比で正確に押さえましょう。
ホルモンと分泌器官の早見表
- インスリン:膵臓/血糖を低下させる
- グルカゴン:膵臓/血糖を上昇させる
- アドレナリン:副腎髄質/血糖・血圧を上昇させる
- コルチゾール:副腎皮質/血糖を上昇させる
- メラトニン:松果体/睡眠・覚醒のリズムを調節
- 甲状腺ホルモン:甲状腺/酸素消費を促進し体温を上げる
ホルモンは「物質名・分泌器官・働き」の3点セットで覚えるのが得点のコツです。血糖を『下げる』のはインスリンだけ、という点を軸に整理すると混同しにくくなります。
労働基準法で問われやすい数字
- 時間外・休日労働:36協定の締結・届出が必要
- 割増賃金:時間外・深夜・休日でそれぞれ割増率が定められている
- 年次有給休暇:勤続年数に応じて付与日数が増える
- 休憩:労働時間の長さに応じて途中に付与
- 妊産婦・年少者:一定の業務や時間帯で就業が制限される
- 管理監督者:労働時間・休憩・休日の規定が適用除外となる
割増賃金の割増率や有給休暇の付与日数は数値がそのまま問われます。管理監督者の適用除外のような『例外』もあわせて押さえておくと得点を取りこぼしません。
8分野の収録問題数(学習の重点配分)
- ① 安全衛生管理体制:34問
- ② 労働生理1(器官系):48問
- ③ 労働生理2(調節・感覚):39問
- ④ 労働衛生A:44問
- ⑤ 労働衛生B:38問
- ⑥ 関係法令A:45問
- ⑦ 関係法令B:46問
- ⑧ 労働基準法:42問
全336問のうち、関係法令と労働基準法(①⑥⑦⑧)で167問と法令系の比重が大きく、労働生理(②③)も87問と多めです。問題数の多い分野から優先的に固めると、効率よく得点を伸ばせます。
ケンテイラボで早見表を得点力に変える
この早見表で要点を確認したら、ケンテイラボの第一種衛生管理者対策336問で実際に解いてみましょう。8分野に整理された問題を分野別に絞り込んで演習でき、間違えた問題の復習やランダム出題にも対応しています。登録不要・完全無料なので、直前期の総確認にも最適です。
関係法令の数字や有害業務の知識、労働生理の対比は、早見表で覚えるだけでなく、問題を解いてアウトプットすることで確実な得点力に変わります。スキマ時間にスマホから336問を反復し、すべての業種で活きる第一種衛生管理者の合格をつかみましょう。