二級ボイラー技士は、ボイラーの構造・取扱い・燃料及び燃焼・関係法令の4科目からなり、各科目40%以上かつ合計60%以上が合格基準です。範囲が広い分、直前期には要点を横断的に見返せる早見表が役立ちます。この記事では、ケンテイラボの二級ボイラー技士対策376問で頻出のテーマを、科目ごとに「これだけは覚えておきたい」形で一覧化しました。試験直前の総まとめや、テキスト学習の合間の確認に活用してください。
構造:本体と伝熱の要点
- 放射伝熱面:火炎からの放射熱を受ける面。接触(対流)伝熱面と区別する
- 丸ボイラー(炉筒煙管など):保有水量が多く、負荷変動に強い
- 水管ボイラー:起動が速く高圧・大容量向き。保有水量は少ない
- 鋳鉄製ボイラー:セクション構造で暖房用途に多い
- 保有水量が多い=急な蒸気消費に強いが、起動に時間がかかる
形式ごとの長所・短所は「保有水量」と「起動の速さ」を軸に対比すると覚えやすくなります。丸ボイラーと水管ボイラーの違いは頻出ポイントです。
構造:附属品・自動制御の要点(最頻出)
- 圧力計:ブルドン管式が一般的。ボイラー本体の圧力を示す
- 水面計:ボイラー水位を目で確認する装置
- 安全弁:設定圧力で蒸気を逃がし、過度の圧力上昇を防ぐ
- 給水装置:給水ポンプや逆止め弁でボイラーへ水を送る
- 吹出し(ブロー)装置:ボイラー水の一部を排出し不純物を除く
- 自動制御:温度・圧力・水位を制御し、インタロックで安全を確保
附属品・自動制御は出題比率が最も高い分野です。「装置名=役割」を1対1で結びつけ、機能から名称を引けるようにしておくと得点が安定します。
取扱い:点火と運転障害の要点
- プレパージ:点火前に炉内を換気し、未燃ガスを排出する
- 点火制限時間:油だきで着火しない場合、燃料供給を止める時間の管理
- キャリオーバ:ボイラー水が蒸気に混入する現象。水質管理で防ぐ
- 逆火(バックファイヤ):炉内から火が吹き返す危険。点火手順で防止
- たき始め:水位・各弁の確認を行ってから徐々に昇圧する
取扱いは「点火前→点火→運転→障害対応」の流れで整理すると混同しません。プレパージがなぜ必要かなど、理由とセットで覚えるのがコツです。
取扱い:水管理・保全の要点
- スケール:不純物が伝熱面に固着し、伝熱を妨げる。効率低下や過熱の原因
- 腐食:溶存酸素などによる金属の劣化。水質管理で抑える
- ブロー:ボイラー水の一部を排出し、不純物濃度を下げる
- 水位検出器:電極式・フロート式。点検整備が重要
- 保存方法:乾燥保存・満水保存の使い分け
燃料及び燃焼:用語と方式の要点
- 高発熱量と低発熱量:水蒸気の潜熱を含むか否かで区別する
- 着火温度(発火点)と引火点:燃えはじめる温度の意味の違い
- 重油バーナ:圧力噴霧式・回転式など噴霧方式の違い
- 燃焼方式:予混合燃焼と拡散燃焼(気体燃料)の違い
- 通風方式:自然通風・押込通風・誘引通風・平衡通風の分類
- 大気汚染:NOx・SOx・ばいじんの発生と防止
「通風=空気の送り方・引き方」「燃焼=燃料と空気の混ぜ方」と切り口を分けると、分類問題で混同しにくくなります。似た用語は定義で区別しましょう。
関係法令:検査・資格の要点
- 各種検査:製造・構造・使用・落成など、検査の流れを順に押さえる
- 伝熱面積:算定の考え方が、取扱いに必要な資格区分に関わる
- 取扱作業主任者:ボイラーの規模に応じて選任が必要
- ボイラー室:設置基準や出入口・距離に関する規定
- 届出手続き:設置・変更などに伴う手続きの流れ
関係法令:附属品管理・数値の要点
- 安全弁の調整:過熱器用は胴(本体)より先に作動させる
- 圧力計・水高計:目盛りの表示に関する規定
- 定期自主検査:実施の頻度と記録の保存
- 水面測定装置・給水装置:備え付けに関する規定
- 管の防護:燃焼ガスに触れる部分の措置
直前チェック:混同しやすいポイント
- 丸ボイラー(保有水量多) vs 水管ボイラー(起動が速い)
- 放射伝熱面(放射熱) vs 接触伝熱面(対流熱)
- 高発熱量(潜熱含む) vs 低発熱量(潜熱を差し引く)
- 着火温度(自然に燃える温度) vs 引火点(火を近づけて燃える温度)
- 予混合燃焼/拡散燃焼(燃焼方式) vs 自然・押込・誘引・平衡(通風方式)
- 安全弁:過熱器用は胴より『先』に作動させる
似た用語を「対」で覚えると、ひっかけ問題にも対応しやすくなります。とくに発熱量・着火温度・通風方式・燃焼方式は毎回のように問われる頻出ポイントです。
ケンテイラボで要点を得点力に変えよう
ここで整理した構造・取扱い・燃料・法令の要点は、ケンテイラボの二級ボイラー技士対策376問で繰り返し演習することで定着します。出題比率の高い附属品・自動制御や、暗記量の多い関係法令の分野に絞り込んで弱点を潰し、各科目が40%を割らないかを確認しましょう。早見表で全体像をつかんだら、無料の問題演習で得点力に変え、二級ボイラー技士の合格を確実なものにしてください。