ビジネスマネージャー検定で受験者が失点しやすいのが、範囲の広いリスクマネジメント分野(⑧職場リスク・⑨業務リスク・⑩組織/事故災害リスク)です。本記事では、この3分野の頻出ポイントを、覚え方のコツとあわせてチートシート形式で整理します。詳しい学習法は勉強法ガイドに譲り、ここでは試験直前の総点検に使える要点だけをまとめます。
まず押さえるリスクマネジメントの基本
- リスクマネジメントの流れ:リスクの特定 → 分析 → 評価 → 対応
- リスクの考え方:『損失が生じる可能性』を事前に管理すること
- クライシスマネジメントとの違い:リスクは事前対策、クライシスは危機発生後の対応
- 覚え方:『特定→分析→評価→対応』の順番をワンセットで記憶
リスク対応の4分類(最重要)
- 回避:リスクの原因となる活動そのものをやめる(例:危険な事業から撤退する)
- 低減:リスクの発生確率や影響を小さくする(例:安全対策・教育)
- 移転:リスクを第三者に移す(例:保険への加入・業務委託)
- 保有:リスクを受け入れて自社で備える(例:影響が小さく許容できる場合)
- 覚え方:『避ける・減らす・移す・受け入れる』の4つを具体例とセットで
⑧ 職場リスクの頻出ポイント
- 労働災害:作業中の事故・怪我への安全配慮
- ハラスメント:パワハラ・セクハラなどへの防止と対応
- メンタルヘルス:部下の不調への気づきと早期対応
- コンプライアンス:法令遵守と企業倫理の徹底
- 安全配慮義務:使用者が従業員の安全に配慮する責任
⑨ 業務にかかわるリスクの頻出ポイント
- 情報セキュリティ:情報漏えい・個人情報の適切な取り扱い
- 取引上のリスク:契約・債権管理・与信に関わるリスク
- 労務リスク:長時間労働・未払い残業などへの対応
- 知的財産:特許・著作権など知的財産権の侵害リスク
- 覚え方:『情報・取引・労務・知財』の4本柱で整理
⑩ 組織・事故災害のリスクの頻出ポイント
- 事業継続計画(BCP):緊急時にも事業を継続・早期復旧するための計画
- 自然災害・事故への備え:事前の対策と被害の最小化
- クライシスマネジメント:危機発生後の対応・収束・再発防止
- 内部統制:組織的にリスクを管理する仕組み
- 危機管理広報:緊急時の情報発信・説明責任
間違えやすいポイントの最終チェック
- リスク対応の4分類(回避・低減・移転・保有)を具体例で説明できるか
- リスクマネジメント(事前)とクライシスマネジメント(事後)を区別できているか
- BCPが『事業継続のための計画』であると理解しているか
- 職場・業務・組織/災害の3分野でリスクの対象を整理できているか
- 保険への加入は『移転』に分類されると覚えているか
リスク3分野を一言で押さえる
- ⑧ 職場リスク:『働く人』に関わるリスク(労災・ハラスメント・メンタル)
- ⑨ 業務リスク:『仕事のやり方』に関わるリスク(情報・取引・労務・知財)
- ⑩ 組織/事故災害リスク:『組織全体・緊急時』に関わるリスク(BCP・災害・内部統制)
- 覚え方:『人・仕事・組織』の3層でリスクの対象を切り分ける
リスクマネジメントは項目が多く圧倒されがちですが、『誰の・何の・どのレベルのリスクか』という視点で3分野を切り分けると整理しやすくなります。そのうえで、どの対応(回避・低減・移転・保有)を取るかを具体例で結びつけると、応用的な問題にも対応できます。
ケンテイラボでリスク分野を演習
ケンテイラボでは、ビジネスマネージャー検定対策問題を全519問・無料で収録しています。本チートシートで要点を押さえたら、リスクマネジメント分野(⑧⑨⑩)の問題を繰り返し解いて、範囲の広いこの領域の取りこぼしをなくしましょう。間違えた問題を復習モードで重点的に潰すのがおすすめです。